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上級者を追うのはやめようと思う

上級者の技術をマネしようとすると痛い目をみてしまう。

このnoteに関しても、わかりやすい文章で、キャッチーな表現で、独特の切り口で、ことばを自由自在に操っている人たちがゴロゴロいる。ぼくみたいに文章を仕事でもプライベートでもほとんど書いてこなかった人にとっては憧れてしまう存在だ。

どうしたら皆様みたいに書けるようになるのだろうか。いったい頭の中はどうなっているのだろうか。そんなことを考える日々である。


毎日、上手な人からなにかを盗もうと思って読みこんでいるのだが、読めばよむほどあまりにもかんたんに書かれている。かんたんすぎて「なんだよ、こんくらいの文章なら俺でも書けんじゃん」と思ってパソコンの前に立つ。だけど、指をキーボードのホームポジションにおいてから中指がけいれんしたかのようにひくひくするだけである。


上手な人とというのは難しいことを簡単にこなしてしまう人のことをいうのだろう。


昔、スノーボードに精を出していた。なんか技を身につけたいと思い、YouTubeをひたすらみていた。どの動画も、あまりにもかんたんにクルクル回っている。「なんだ、俺でもできんじゃん」と思って、さっそく実践してみるのだが、上手くいかないどころか怖くて技に踏みきれない始末であった。


勇気をふりしぼって空中を縦に回る技をやってみたら、肩から落ちてみごとに鎖骨を骨折してしまった。自分の人並み以下の運動神経をなぜ信じてしまったのか、思い出すたびに鎖骨のキズがうずく。


このように上級者のマネをしようとすると痛い目をみてしまう。

だからこのnoteに関しても上級者のマネしようとすると、自分のちっぽさに気づいて自己肯定感がダダ下がってしまうのでやめたほうがいいと思った。ケガしないだけマシだが。


上級者のマネをしてよかったためしがない。

もし上級者のマネをして上手くいったとするなら、それはもともと才能に恵まれていただけである。スノーボードのときでも、運動神経最強の友人はYouTubeで動画をみて3回くらい試してやってクルっと回っていた。嫉妬でことばを失った。


スノーボードに関しても、文章に関しても、欲張って上をみようとすると,
からだにもこころにもダメージを負ってしまう。


じゃあどうすればいいのか。上をみるのではなく下をみてあげる。つまり、過去の自分をみてあげるのだ。過去から学んで今の自分につなげたほうがいいのではないかと思う。


そして少しでも上手になった部分があれば、全力で褒めてたたえてあげればいい。そして気づいたときには、空中でクルっと回っているかもしれないし、文章で賞をとっているかもしれない。そんな日々がくるといいな~くらいで今日も書きつづける。


さてさて、過去の自分の記事をみてみるか。
……ん~、成長しているようでしていないような。若干メンタルが沈む。このやり方はよくないのかな~。難しい。以上。終わり。


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