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妻との馴れ初め ガチ語り

こんにちは。しばまるです。

人の恋愛話って面白いですよね。
身内や知り合いに読まれてしまう可能性を考えると恥ずかしいけれど、
今回は、しばまる夫婦の、素朴で? ロマンチックな? ラブストーリーを楽しんで貰えたらと思います。😁

何を書くか

新卒入社の同期として出会って、友達期間を経て、付き合い出す頃までの、8ヵ月ほどを書きたいと思います。
とても濃い時間を、6000文字に。最後までお付き合い頂けますと幸いです。🙇‍♂️

ここから、言葉遣いラフになります💦

前置き

ちょっと補足として。。

私は、妻と出会う前に、恋愛で酷い目に遭っていて、性別問わず、ちょっと懐疑的で、孤独感を感じていたんだよね。

一方の妻も、恋愛はそんなに上手くいって無かったと思う。
詳しくはお互いに良く知らないところ。

そんな経緯があったことを踏まえて、出会いから。

出会い

4月 出会い

妻とは新卒入社した会社の同期として出会った。
同期は20人ほどで、男女比率も半々くらい。大学院卒やそれ以上の人も多くて、大卒の僕らは若い方。まあ、同期になっちゃうと年齢とか気にならなくなるけどね。

入社前に、同期での集まりは何度かあった。
私は、人見知りだったから早く仲良くなりたかったし、気の良い同期たちで楽しかったから、同期の集まりはなるべく参加してたんだけど、
妻は、大学時代の友達が多かったり、充実した日々を送っていたから全然参加して無かった。

だから、妻と話をしたのは、入社後の研修期間だったと思う。
全員揃っての新卒研修は2ヶ月だった。

研修中、20人の同期を4人1組にしてグループワークをする。
これが不思議な話で、2ヶ月間で10回以上グループ分けしても、私と妻は、同じグループにならなかった。
新卒研修担当の人事が、毎回何らかの意図を持ってグループ分けするんだけど、1回も同じにならないっていうのは何故だったんだろう。この理由は僕らも分かっていない。
とにかく、そんなこんなで、2ヶ月間の研修期間、私と妻は、最も会話をしていない相手として終わってしまった。。笑

……と思いきや、運命の女神が微笑む。

研修の打ち上げで同じグループになり、喋る機会が生まれたのだ。
お酒も少し入っていたし、地元とか共通点が多いことを知り、盛り上がって色々話をしていると、
なんと、出身高校が同じだと判明!
えーー、そんなことある!!??

高校時代はお互いに知らなかったのだが、共通の知り合いがかなりいて、びっくりびっくり。
その打ち上げの場では、今度ゆっくり話そうと、飲みに行く約束をした。
この機会が無かったら、どうなっていたか。。

今では、僕らはきっと運命で、高校時代にスルーしたから、神様がもう1回チャンスをくれたんだね、とか話している。笑

実はもう1回だけ接点があった。研修の中頃で、同期でバーベキューに行った時、テーブルの向かい同士になったのだ。
あんまり話したこと無かったし、私はドキドキ緊張したのを覚えているが、妻は覚えて無いらしい。🥲
ラフな場では縁があったんだね。

初めてのデート?

6月 初めて2人会う

約束の飲みの日は、6月のどこか。
私は大学まで陸上に夢中で、走って食って寝てを繰り返していたので?、2人で飲みに行くような女友達はいなかった。
だから、これは、ちょっとデートなんじゃないか?、とドキドキ。

一方の妻は、普通に友達と会う感覚だったと思う。🥲

駅から結構離れた、そこまで騒がしくない焼き鳥屋で飲んだ。
お酒をたくさん飲む2人ではないから、美味しい焼き鳥を食べながら、いろんな話をした。
何を話したかは覚えていないが、かなり楽しかったと思う。だからこそ、帰るのが遅くなったし、自然とLINEでやりとりし、定期的に遊びに行くように。

ここまで来て理解しづらいかもしれないが、この段階では仲の良い友人という感覚だった。というのも、”前置き”で少し触れたが、私は人に対して懐疑的で簡単に恋愛感情を抱くような状態では無かったんだよね。
そして妻の方も、元から簡単に恋に落ちるようなタイプでは無かったから。

これはデート

8月 江ノ島デート

飲みに行った後、2~3週間に1度のペースで遊んでいたと思う。
その中の1回が特に思い出深い。2人で飲みに行ったのが6月で、その日は、8月頃のとにかく暑い日だった。

どこに行こうかとLINEで話していた時に、妻は”海”が見たいと言った。ロマンチックに聞こえるかもしれない。多分、当時の私も、え、海か、とドキドキしたと思う。
ただ今思うと、海や山が好きで、気分屋な妻のことだから、普通にそういう感情が湧いただけだったんだろう。

繰り返すが走って食って寝て生きてきた私だ。遊びに出掛ける経験はあまり無かった。海と言われ、一生懸命にネットで調べて、江ノ島と豊洲の2案を出した。豊洲は行ったことがなかったし、江ノ島は砂浜の走り込みでしか利用したことがなかった。笑

妻は、「うーん、江ノ島!」という感じ。

当日は10:00とかの集合だったと思う。
体育会で朝型になっていた私にとっては、余裕すぎる集合時間だったが、妻にとってはそうでは無かったらしい。

体育会での癖が抜けないので、私は30分くらい前には待機していたが、妻は、集合時間になった頃に、今から出るとかいう連絡が入った。笑
でも、その時間からは、LINEがひっきりなしに返ってくるから、会えるまで楽しく過ごせた。

ちなみに、妻は外国人の友人が多く、時間は目安という文化で過ごしてきていて、
私が所属していた体育会では、遅刻をすると150人の前で、涙を混じえての謝罪が必要だったから大違いだ。笑

この日はここからが長い。

待ち合わせの駅で早めの昼食をした後、電車で江ノ島まで。江ノ島では、島の裏の洞窟まで行った。
ずっと喋ってて楽しかったけれど、歩き続けるうちに汗だくになり、汗臭くないかどんどん気になるように。。
あとは、冷凍パイナップルとかき氷を食べた。私は幼い頃から冷凍パイナップルが大好きなのだ。

江ノ島は喋りながら歩いていたらすぐ終わってしまった。
これからどうする?と聞くと、妻はなんと、豊洲に行こう!、と。笑
江ノ島から豊洲は90分くらいかかるから驚いたが、したい事があるならそれが良いと思って豊洲に行くことにした。何より、喋っていることが楽しくて、移動時間は全く気にならなかった。

この移動時間中での会話を良く覚えている。随分仲良くなったと思っていたところに、妻はこう言ってきた。
「半年くらい時間が無いと、その人のことを理解も信用もできない。本当の友人になるのはそれくらい経ってからだよ。」
仲良くなったと思っていたので、普通なら、え、となるかもしれない。
でも私は、そんな簡単に人と信頼関係を築けるとは思えていなかったから、いいこと言うな〜と思い、友達認定されることが目標になった。😂

豊洲デート

豊洲では、ららぽーとに行った。ららぽーとでは何をしただろう。これから幾度となく来ることになる豊洲ららぽーと。お気に入りになるクレープを食べたかもしれないし、ゴンチャを飲んだかもしれない。普段あまり希望の無い私だったが、この時は一つだけ希望があった。
そう、それは、着替えたい。汗臭くないか気になって仕方なかったのだ。
速攻でZARAのTシャツを選んでもらって着替えた。
そして、遊び相手が汗を気にして着替えるという、珍しい経験を妻に植え付けることになったが、私は随分と気が楽になった。

ちなみに、そのTシャツは、一緒に暮らしてから寝巻きになってボロボロになるまで重宝した。

豊洲で最もよく覚えているのはやっぱり海だ。海に行きたいという想いを体現するように、夕日が綺麗な海沿いを歩いたり、ベンチに座ったりしながら、人生観とか、なんか深い話をしていた。

辺りが暗くなってからも、外でずっと話していた。そしてその内、妻は黙って海に黄昏はじめた。
夏の昼間は半袖でも暑いけれど、夜はそれなりに涼しい。半袖で何時間も外にいれば寒くなる。
今では、暑がりで寒がりな所をオープンにできているので、寒ければ室内に行きたいって言えるが、当時は海に行きたいと言い、海に黄昏ている妻の時間を奪っては悪いと思い、寒いと言い出せ無かった。
だから震えながら待った。

しかし、友達と2人でいる時に、黙って海に黄昏れるという経験はなかった。男友達と遊ぶ時にこんな時間はないな、これはどういう時間なんだろうか、とか思いながら、ひたすら待った。

どれくらい待っただろう。
私は言った。寒いから中に入ろう。

誰かと真剣に深い話ができたのは初めてだった。そして、それは凄く楽しかったし、きっと嬉しかった。

でも多分、お互い、好きなのか、好かれているのか、よく分かっていなかったし、あんまり考えて無かったと思う。
ただ、とにかく楽しかった。

終業前後のLINE

LINEのやりとり

いつしか、就業前後の電車の中でLINEをするのが日課になっていた。
そのLINEが、毎日の楽しみだった。

一緒に住み始めて分かったが、妻はLINEを全然返さない。いつも100件以上溜まっている。
あの時、友人関係だったけれど、あれだけ返信が早かった事を思うと、ちょっと嬉しくなったりする😏

ちなみに、私にはあんまりLINEが来ないから溜まらない。🥲

ついでに言うと、私は週末暇だったが、妻は遊びの予定が多かった。
なのに、2~3週間に1度のペースで遊べていたことも、ちょっと自慢だ😏
妻も、楽しく思ってくれていたのだろう。

いつ頃だったが忘れてしまったが、恋愛感情を自覚したのは、LINEがきっかけだった。LINEがあまりにも楽しくて幸せで、あ、これは、と。

LINEって、相手の表情も、本心も分かりにくい。
なんだけど、妻のLINEからは、本当にLINE越しに妻の顔が目に浮かんだ。
妻は本当に愉快だ。毎日ずっと笑わされている。
そして表現が上手い。表情も豊かだが、文章やスタンプで伝えることも上手くて愉快だ。
満員電車の中で、にやけっぱなしな私は、完全にキモかったと思う。

妻は裏表がない。というか出来ないという感じだ。
もしかしたら、それで苦労することもあるのかもしれない。
だが、心から信頼、信用できる関係は、私に安らぎと幸せを与えてくれた。

告白

10月 告白

10月後半。
6月から2~3週間に1回くらい遊び、毎日のようにLINEをしてきた。
本当の信頼関係を築くには、半年が必要と言われた。あんまり喋って無かったけど、4~5月の研修期間を入れればギリ足りてる。
もう告白の時だ。
選んだ場所は、繰り返し遊びに行っていた豊洲。

ちなみに、妻は、半年発言を覚えていない。
一人で時が経つのを待っていた私は健気なものだ。笑

緊張する私は中々言い出せなかった。
だが、問題はなかった。妻は、海を前にすると永遠に黄昏ているから、時間はたっぷりあった。
実際に1時間くらい、言うぞ、ちょい待て、という葛藤を一人で行い、そして、なんとか告白を実行した。言葉は内緒だ。というかほぼ覚えていない、だって緊張していたから。。

告白の返事は、ちょっと考える、だった。
でも、人生で一番驚いたと言い、感触は良いように感じた。伝えることができて安堵し、焦りも無かったので、ゆっくり待てば良いと思った。

しかし、ちょっと考えると言った妻だったが、どういうわけか、帰り道は手を繋ぎ、電車の中では肩のうえに頭を乗せて寝ていた。
混乱したが、良い予想外だったので、まあいいかと受け止めた。

翌日からの平日はいつも通り過ぎていった。
私は日常に没頭していたが、妻は色々と考えてくれていたのだろう。
金曜日の夜に会社の同期か誰かと飲んで家に着く23時頃、LINEが来た。
今から話したい、と。
体育会時代からの素晴らしい生活リズムだった私は、23時はもう寝る時間だった。徹夜は1回くらいしか経験が無かったから、頭が働く気もしなかった。だが、これは人生の分岐点かもしれないと思い、帰り道を折り返して駅に向かった。

終電のない時間、妻と会いカラオケボックスに入った。
歌うことも無く、妻は話し始めた。
「社内恋愛だから、結婚するくらいの気持ちがないと始められない。」
妻は私に、結婚する気はあるのか、どういう働き方をしていきたいかなど、夜が明ける頃まで質問し続けた。そして私も真剣に答え続けた。
徹夜なんて慣れてないから、いつもなら頭が働くはずはないが、私は自分でも信じられないほどの集中力を発揮して答えた。その甲斐あって、私の回答は気に入って貰え、無事合格が出た。笑

妻はいざという時、凄くしっかりしている。
仕事の時はキレキレで、仕事以外の時はユルユルという感じだ。
あの時に話し合えたからか、価値観などで問題が起きることは無いし、喧嘩すらもほとんどなく、穏やかで賑やかに過ごせている。
有難いことだ。

付き合う

付き合いだしてからは、2人とも解き放たれたように惹かれあった。

私は、人と話す時、目を見る。
人見知りなのだが、慣れてしまうと、ずっと目を見て話す。そのことに照れは感じない。
それが多くの人にとっては、慣れないらしく、照れられたり、人によっては怒ってくることもある。
妻も、いつもは照れるって言われる側なのに、照れる悔しいと言っていた。これも自慢だ。してやったり。まあ、すぐに慣れられたけど。

付き合ってからは、ほぼ毎日会っていた。
そしてずっと喋っていた。何をそんなに話すことがあったのだろう。
まあ、それは今も変わらないか。

あとは旅行に行くようになった。
一緒に暮らしてからも1ヶ月に1回くらいは、旅行に行く。
最初は特に多かった。恋のパワーか、体力が無尽蔵になっていた。
年末に2泊3日の旅行に行った翌日から、急遽2回目の2泊3日の旅行に行ったりした。



ところで、この話の終わり方に困っている。
別に落ちのある話ではないのだ。なぜなら、僕らは仲良く続いているから。

映画とか、スポーツとか世の中には面白いことが沢山ある。
だけど、1番面白いのは人と、人生だと思う。


しばまる夫婦が、出会って、付き合うまでを書いてきましたが、
この素朴でロマンチックなラブストーリーを少しでも楽しんでもらえたでしょうか。
もし好評なようなら、この先の結婚とかも書きたいと思っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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