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いわきFC2023年後半・わたしの記録と記憶

はじめに

 この記事は、筆者・ぽんぽ子のいわきFCに関する活動記録をまとめたものです。
 選手や試合に関する記録・分析などについては、いわきFC公式noteや有志のサポーターのnoteでご覧いただけます。

ウェルカムボードの活動について

 筆者は『いわきFCウェルカムボード部』として、ハワイアンズスタジアムいわき(旧・いわきグリーンフィールド)に足を運んでくださったアウェイサポーターをお迎えするための掲示物を製作しています。

 今年度前半(2/18H藤枝戦~6/18H千葉戦)の活動記録については以下の記事をご覧ください。

昨年(2022年シーズン)の活動記録については以下の記事をご覧ください。

いわきウェルカムコレクション2023後半

  2023年シーズンも終了いたしました。皆様にとって、どんな1年でしたでしょうか。私にとっては、もう終わってしまったことが信じられないくらい、今はさびしいです。

 この記事には筆者の作品のみまとめています。ぜひTwitterにて #いわきFCウェルカムボード部 で検索いただき、私以外の部員の作品もご覧になってくださいね。
 そしてもう一点お気に留めていただきたいことがございます。私の圧倒的なスタジアムの不在率です。その度に、現地にいるほかの部員のお世話になっています。ですので、ここにある作品は私だけの作品ではありません。
 また、各ウェルカムボードの下の説明書きは、すべて筆者の覚え書きですので、真面目に読む必要はございません。それでは以下本題をご覧ください。

(7/5・栃木・不在)
平日開催だった。
4月のアウェイ試合に際して描いたイラストを描き直した。たくさんのギョウザになったマスコットたち。筆者はギョウザは醤油よりポン酢派。
そして、この活動をしていて初めてラミネート後の誤字に気づく。時既に遅し。green feelってなんだよ…。
(7/9・水戸・不在)
イラストは、2月に公開したものを少しだけ手直ししたもの。
文面は、かつて筆者が住んでいた茨城といわきに思いを馳せて書いた。地元の方なら、わかっていただけるのではないだろうか?
(7/29・磐田)
思い入れがありすぎてかなり長文になってしまったため、本記事の最後『聞こえてくるメロディ』に詳細
(8/13・甲府・不在)
当初は、全裸だと判断されて怒られたり撤去されたりしないか真面目に心配したイラスト。安心してください。たぶん履いてますよ。
今期初の間違い探し。そこまで難しくはないだろうと思っていたら、「難しい」という声もあり、客観的に見るってなかなかできないことだと思った。
(8/19・東京V・不在)
描き進めるほどに、昔ばなし『鉢かづき姫』を思い出した。リヴェルンから借りた帽子を外した時、果たしてドリーはどんな姿なのだろうか?
そしてなんと、文面について当日いわきに来てくれたリヴェルン本人から返事が。見てくれてありがとうね。



(9/3・岡山・不在)
プロレスをするというファジ丸を描こうと思った。当初はハーマー&ドリーにキン肉バスターをかけられているファジ丸を描こうとしたが、「『ようこそ』と言われながら技かけられてるって失礼じゃね?」と思い直し、いわきFCの非公式キャラクターのひとり、マスクドいわきさんに許可をいただき、ファジ丸に持ち上げられてもらった。ハーマー&ドリーは頼りにならなそうなレフェリーに扮してもらった。
ムキムキな肉体を描く機会がないので面白い経験だった。筋肉を描くなら、引き算より足し算だと思った。
(9/23・金沢)
兼六園を思わせる風景で、大きなハーマーに乗ってはしゃぐゲンゾーたち。今までで一番背景に凝ったウェルカムボードだと思う。
この絵の参考にするために、ナンシーの後ろ姿の写真を募った。(ご協力ありがとうございました)
毎年一回はマスコットの後ろ姿の写真を募集してる気がする。



(10/8・仙台・不在)
「カレーは飲み物」と普段から断言するベガッ太。彼にカレーをつくるルターナたち。ハーマー&ドリーは玉ねぎが目に染みて泣いている。「この際ごはんがあったら飲みにくいかな?」と勝手に思い、カレーだけを提供。おいしく飲めたかな?
なお、この試合がスタジアム名を『いわきグリーンフィールド』から『ハワイアンズスタジアムいわき』に改めた最初のホームゲームだった。文字のまわりにハイビスカスの花を添えてみた。
10/14・横浜FC(復興支援マッチ)
行き慣れたJヴィレッジでの試合なのだけれど、こちらはアウェイ側。言葉に迷ったが、やっぱり主催してくださった横浜FCさんに「ありがとう」を伝えたかった。
宇宙人であるフリ丸に連れ去られるハーマー。
ボードを見た人々はみんな、ドリーのモザイクが気になっていたようだ。
このモニュメントを使うのも久しぶりのことだった。
Jヴィレッジには、ハワイアンズスタジアムとはまた別の風が吹いていた。
(10/21・清水・不在)
パルちゃんたち→黄色→
と連想して描き出した様々なオブジェクト。黄色は筆者にとって元気をもらえる色。いわゆるビタミンカラーだ。
そしてハーマー&ドリーは、何色っていうか…たこ焼きそのものだ。
ただたくさん描き込んでもごちゃつくだけなので、人物を引き立たせるのが意外と大変だった。
(11/4・山形・不在)
2023年シーズン最後のホームゲーム。
山のようなモンテスの上でピクニック(?)を楽しむディーオたち。
その座り心地は悪そうに見えて、本当はとても良いのかもしれない。


アウェイ試合に際して公開したイラスト

 こちらは、ウェルカムボードの活動に直接の関係はありませんが、少しでもいわきFCの試合に関心を持ってくれる人が増えてくれれば、という思いで、毎回アウェイ試合の数日前に自作のイラストを公開しています。また、筆者自身が試合日程を忘れないようにするために地味に役に立っています。
 些細なことですが、Twitter上での見やすさを考え、画像サイズを1:1の正方形にし、絵のアウトラインを太めにすることを心がけました。あるイラストレーターさんの絵を見て、私も方法を真似させていただきましたが……、少しは見やすくなったでしょうか?

(6/24・大宮)
ドリーの視線も気にせず、熱く愛し合うアルディとミーヤ。キスの構図などどうしたらいいかわからず、『キスシーン 描き方』とかで検索しちゃったわよ。
この日、いわきは1-5で快勝。しおれかけていた花が急に元気になって、さらにたくさん咲いたような日だった。かなり暑い日だったが、観に行って良かった。
(7/2・秋田・不在)
ウロボロスと化したブラウゴンとドリー。背景は素材の銀河。(さすがに自分で描いてない。)
(7/15・山口・不在)
横に並んだレノ丸とハーマー&ドリー。頭には夏を象徴する花・ひまわりが咲いている。
ちょうど暑中見舞いの時期ということで、こんなデザインにした。背景は涼しげな水色に。
(7/22・大分・不在)
イラストは玉手箱と文字以外は、4月のホーム戦で描いたものを使用。夏なので、涼やかな海の中の絵を活かせると思ったからだ。
一から描いてないとはいえ、レイアウトを正方形に直したり、文字を入れ直したり、そういう細かい修正がかえって神経を使う気がした。
ところでこのお中元の箱、開けていいの?老化しないよね?
(8/6・長崎・不在)
4月に製作したホームのウェルカムボードから、人物(?)だけ切り取ってペタペタ。背景は8月らしく花火を咲かせた。一瞬の光の表現って難しい。花火の絵を描くといつも、山下清さんの作品を思い出す。
(8/27・熊本・不在)
ロアッソくんの後ろ姿と、落ちた馬蹄を見つめるハーマー。珍しくハーマー単体。馬蹄は誰が落としたのだろうか。拾った者は幸せになれるというが…。
(9/10・徳島・不在)
今シーズン3回目となった徳島戦。これもハーマー単体。
非常に暑い時節、ためらいもせずビニールプールに飛び込むヴォルタくんの動画を見て衝撃を受け、そのままこの絵を描いた。が、プールは夏休み限定のイベントだったようで、この時にはもう見られないと知り、ちょっと残念だった。
(9/17・群馬)
どこかの温泉で、湯友の背中を洗ってあげるドリー。
一目で浴場とわかるような背景づくりが意外と難しかった。いらすとやから富士山を拝借し、タイル加工をしたらいい感じになった。
楽しそうなふたり(3人)を表現できたのではないだろうか。
(10/1・町田)
この日開催された『ティラノサウルスレース』への期待を込めて。
製作中のBGMは『魂のルフラン』
エントリーされた皆様におかれましては、大変お疲れ様でした。楽しい思い出をありがとうございました。
サッカー観戦する色とりどりのティラノサウルスたち。この風景がシュールでおもしろかった。
(10/29・千葉)
ジェフさんのホームタウン・千葉県市原市にある地層『チバニアン』。地球の歴史を紐解く手がかりとして、かなり重要なものだそう。(詳しくは調べてね!)
ハーマーとドリーは自分たちが生まれた太古(白亜紀)を懐かしんでいるようだけど、数千万年単位で時代が違うよ!
博士のように白衣を着たハーマー&ドリーと、探検服を着たジェフィをイメージした。
(11/12・藤枝・不在)
ホーム開幕戦のウェルカムボードを切り取り、そのまま使用した。同期昇格の藤枝さんとは、共にスタートを切り、それぞれの戦いを経て共にゴール地点に戻ってきたイメージだ。これからも良きライバルであり続けてほしい。

その他

ウェルカムボードの位置を示した地図。筆者、絵を描くのは好きだが、製図はどうも苦手。これで見た人に伝わっているかどうかもわからないが、まずはこれを作って公開した点で自分を評価したい。

悩み

 当然のようにウェルカムボードに毎回ハーマー&ドリーを描くのですが、私はあまりホームゲームに行けないので、現実の彼らが私の中での勝手なイメージと乖離していく感じがあります。機会が限られているからこそ、たまに会えるとその度に感動するのですが。そして、画面越しでは伝わって来ない情報が多いことに驚かされます。
 年に何回かはこの目で見て、実物とイメージをすり合わせていかないといけないなー、と思います。

これからの目標

 来年2024年1月21日 (日)、山梨県甲府市のやまなしプラザにて、各Jリーグサポーターによる有志の展示会が開催されます。いわきFCウェルカムボード部も参加させていただくことになりました。現在、多くの方々の協力を得て、私たちの活動を紹介するための展示物を作成中です。無事に展示会が終了した際には、あらためて内容をnoteに投稿いたします。
 この活動をしていなければ生まれなかった繋がり。犬も歩けば感謝することばかりです。
なお、「展示会に行きたい!」という方は別途お問い合わせください。

聞こえてくるメロディ

 ジュビロ磐田のみなさま、まずはJ1昇格まことにおめでとうございます。大変な苦労をされた一年間だったと存じます。また来年、今度は札幌サポーターとして、ヤマハスタジアムに足を運べることを楽しみにしています。
 以下、いわきホームの磐田戦にて製作したウェルカムボードの思い出の記録です。

 ジュビロ磐田戦のウェルカムボードには、ちょっとしたエピソードがあるので書き残しておきます。決して他のクラブに思い入れが無いというわけではありません。
 磐田戦はヤマハさんに関連させて、何かしらの楽器を演奏しているイラストを描くと決めていました。ジュビロくん、ジュビィちゃん、ハーマーとドリーで4人。さて、どんな編成にしたものか…。そしてハーマーは何ができるんだ?マラカスかタンバリンくらいしかできないんじゃないか。
 筆者は学生時代に管楽器をやっていたので、ブラスバンド編成にしたいと当初は思っていました。が、4人じゃしっくりこないような…
トランペット、トロンボーン、チューバ、スネア?
正解がわかりません。楽器の編成が自分で決められませんでした。しかもハーマーは管楽器ができそうにありません。
一般的な四重奏なら
バイオリン、バイオリン、ビオラ、チェロ
だけれど、やっぱりハーマーはできないでしょう。(というより、私の画力が及ばない。)
 ふと思いついたのは、ロックバンド編成なら
ギター、ベース、ドラム
で3ピースが組めるということ。
でも、ヤマハでエレキギター・ベース出してたっけ?
Google先生に訊いてみたら、普通にありました。無知ですみません!


 そうとわかれば、編成は決まりです。ロックバンドにはタンバリンもぴったり合うでしょう。ハーマーの役割も決まりました。 それからすぐ直面した問題は、楽器の作画が難しすぎるということ。仕方なくトレースさせていただきましたが、それでもエレキギターもドラムも未経験の私は、細かいところがよくわかりません。ケーブル?はどこにつなぐの?このマルは一体なんなの? ちょうど自律神経が超絶乱れていた時期で、楽器に向き合えば向き合うほど、キレそうになったり、腹を抱えて笑いたくなったり、普通でいられませんでした…。 同時に、無生物を描ける人ってすごいんだな、ということを実感しました。私の中での最たる例が、『頭文字D』です。 生きものならば、伸び縮みしたり曲がったりするのは自然なことです。でも、機械などの無生物は、常に同じ形、同じパーツでいなければ、おかしなことになります。私は一枚絵でこんなに苦戦しているのに、漫画となれば、どんな角度、どんな場面でも矛盾なく同じように描かなければなりません。本当に、クルマなんかどうやって描いてるの?そんなわけで『頭文字D』は私にとって、不思議と尊敬に溢れた漫画です。 そうして、怒ったり笑ったりしながらなんとか無生物の楽器を完成させた後は、マスコットたちです。ジュビィちゃんはすぐに描けました。筆者は女の子を描くのが好きだからです。ジュビィちゃんは元気いっぱい、自信満々に弾いてくれそうです。ジュビロくんはきっと、運指に気をつけながら、実直に慎重に弾くんだろうな、と勝手に想像してこの顔の角度になりました。 ドリーは、ドラム叩けるのかな?ダンスがとっても上手だから、きっと練習すればすぐできるようになるだろう、と期待を込めて。ハーマーは予定通り、なんとかタンバリンを持ってもらいました。 ステージの彼らにスポットライトを浴びせれば完成です!素晴らしい。そして細かい修正をしていたら、全て完成したのが個人的にデッドラインだった当日の朝。アウェイ試合に行く日でした。その試合に持参して、部員に預かっていただくことになっていたのです。間に合ってよかった〜。何事も計画的にやらないのが筆者のダメなところです。 さて、途方もないトレース作業のモチベーションを上げるため、この絵描いている間は、ずっとロックな某アニメソングを流していました。この絵を見ると、不思議とその音楽が聞こえてくるようです。ピアノもギターも打楽器も、まるでセンスがなく何もできなかった私ですが、絵を見るたびに、自分で演奏したような達成感を覚えます。みなさまには、どんな音楽が聞こえてくるでしょうか?

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