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ところ変われば…イギリスこども向けスナックの話。

イギリスにおいて「スナック」という言葉は、日本人が思うより幅広いというか、奥深いというか。

おやつ?というには多すぎて、
軽食?というには食事っぽくなかったり。

で、イギリスのナーサリーやプレイグループ(日本の児童館的役割を果たす場)では「スナックタイム」というのがあって、お昼ご飯の前、10:00ごろにまず一発これが入るんですけど、そこでよく食べられていた"スナック"。また、うちの娘が家でのおやつの時間や、ハイドパークやプリムローズヒルで遊びつかれて一息つく時なんかに食べてたものをメモしておきます。

ちなみに前回はこちら↓

先述の通り、スナックは軽食の意味合いが多分にあるわけですが、ウチでは日本でいう「オヤツ」として食べることが多かったので、イラスト中では「オヤツ」と書いています。

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最初に、一番ギャップを感じたもの。ライスケーキ。
みなさん、中学か高校の時、rice cake は「餅(モチ)」って覚えませんでした?私はそう記憶してたんですけど、英国における私の周りでは、 rice cake っていうとこのポン菓子様のお菓子のことを指していました。これ、ポン菓子以上でも以下でもない、紛れもなくポン菓子。フルーツ味のポン菓子です。いちご味のコメとかなので、ちょっと我々は面食らいます。
ちなみに英国で「餅」の方はなんていうのか?私も英語に詳しくないのでよくわからないですが、英国のスーパーにたま〜に雪見だいふくみたいな、お餅アイスが売ってて、その製品名に「Mochi」と書いてあったので、餅はmochi…で通じるのか??どうなんでしょう?

レーズンは本当にポピュラー。英国での子供のスナックは、実のところ、今回紹介しているような既製品じゃなくて、基本野菜スティックとかフルーツ切ったのが多い印象。健康志向。レーズンも健康志向で果物カウントされているのかもしれない。でも紙の空箱に直で入っているのには驚きました。まぁ日本でもチョコボールとかは紙箱に直に入ってるか…でもなんか…やっぱ違和感ありますね。お出かけに持って行ったら、鞄の中で箱が潰れてレーズンが散乱するなんてことも多々ありました。…箱の利点がわからないんだよな。

cf. 英国プレイグループでのおやつ…以前の記事でもレーズン出てきます


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BEARのPAWグミ。パッケージがおしゃれ。
グミ、というにはペラペラで固くて、小さな柔らかい煎餅ぽい?固めのガムの噛みはじめっぽい感じ?
味展開も色々あって、中でも面白いのは "Apple & Pumpkin" 味。色が緑なんですよ。全く食欲そそらない笑。娘は好きでよく食べてましたが…。
そしてこれが、本当に甘くない。全ての味で甘くない。いや甘いですけど、マジで加糖してないので、マジに素材の味だけしかしない。ちょっとびっくりする。

対して、ペッパピッグのヨーグルト。
これはものすごく甘いです。当時、娘とスーパーでヨーグルトコーナーを物色していたら、隣にいた女性が「ねぇ!貴方このペッパのヨーグルト買ったことある?ものすごく甘いわよね!?砂糖入れすぎなのよ!こんな甘いもの子供向けに作っちゃダメなのよ!もっと甘くない子供向けヨーグルトってある?貴方知らない?」と声をかけてきたことがある。ペッパがアカンというので、隣に並んでいたLittle Yeosというヨーグルト(これも非常にポピュラー)を勧めてみたのだけど「これも甘い!なんで砂糖入れるのかしら!?」とお怒りであった。結局プレーンのヨーグルトを買ってらした…健康志向とは相入れない、ペッパヨーグルトである。


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イノセントのジュースは、英国で育児したことある人ならきっと、この形の紙パックに懐かしさを覚えるはず。動物園のフードコートや、公園のカフェ、あらゆる場所の子供向けスナックコーナーの一角に必ずありました。

でも、それより。
このイノセントのボトルのジュース。子供向けじゃないやつ。6ヶ月児を抱えて国際線に乗り、はじめて英国にヘトヘトでたどり着いた私に、夫が家で「まず一杯…」といって入れてくれたのです。それのなんとまぁ、美味しかったこと!!!
ものすご〜〜〜〜く濃い。果物そのまま飲んでるみたい。こんなジュースあるんだ!?と驚いて、これから始まる途方もない英国生活への不安に、ちょっぴりワクワクを注入してくれたのでした。

日本でも展開していたのですが、近々に撤退するとのこと。とても残念。

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さて、ここまで書いて私、おそらく英国人がもっとも愛している「Snack」に触れておりません…そう、crisps(ポテトチップス)です!!これはまた、別に機会を割いてメモし直せたらと思います。

おしまい。

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