見出し画像

勉強し続ける大人で在る。


最近の我が家は何だか学習モードである。

「人生楽しい!日々に感謝!」とちゃかちゃか動き回っている夫は、少し車への熱が落ち着いたのか、電気工事士の資格の勉強をしている。その傍ら、「いつか海外移住するし!」と英語とフランス語も勉強しているようだ。少し英語で話しかけてみると、そのレベルには驚きだが、娘たちに鼻で笑われてもめげない彼のメンタルは尊敬に値するので、わたしはやさしく見守ることにしている。

子たちは、というと、中学生になった娘は突如思春期に突入した模様。LINEも始め、両思いだの片思いだの、キャッキャキャッキャ楽しそうに、そして時には友人とのトラブルに大泣きしながら、忙しそうにしている。学校で聞きつけて、英検というものがあると知り、「受けてみようかな、ま、3級くらいは余裕だな!」なんて、発音も良くてリスニングもできるけど、文法を習ったわけではないのに随分とポジティブ発言をしている。

それに影響され、次女が「英検って小学生も受けられるの?」と興味津々。勉強が好きな彼女は、漢字の宿題もただ書くだけでなく、部首名や画数、書き順等、隅々まで音読する。「ママ、ひよみのとりってわかる?」と聞かれ、「え?なにそれ、知らない…」と、自分は漢字が得意だからなんでも聞いて!なんて今後言えないな、と内心赤面したわたしである。

一切文字に興味がなかった息子は、小学生になりそれなりに苦労しているようだ。鉛筆をもつこと自体、拒否していたので、線をひく、とか、円をかくとか、2−3歳くらいからやっている子が多い中、ニョロニョロの線になりながらもなんとか頑張っている。やっと名前が書けるようになったものの、集中のあまり息を止めてしまって、書き終わるともう疲れ切ってヒーヒー言っている。そんな姿が可愛いすぎて、泣きそうになる母である。疲れるだろうに、よく毎日学校行くなあ、と感心してしまう。


そんな中、わたしも同タイミングで勉強したい気分になってきていた。神経系や心理学、フランス語、植物のこと、、、。学びたいと思いつつ、つい優先順位がつけられずにどれもが中途半端になりがちになってはいるのだが、一日少しでも、学習時間を設けると何だか前に進んでいる感じがして嬉しいものだ。


それぞれが、それぞれの人生を歩んでいる。だけれどもどうしても影響し合っていて、気持ちも、やることも、伝染していく。家族とはそんなものだから、自分が落ち込みすぎるときでも、同居するひとがいるということを気に留めていないとな、と思う。ついつい人生に悲観的になる言葉を発生してしまうことがあるから。まあ、うちの人たちはあまり気に留めてない感じだけど、「言霊」は根深く潜在意識に入り込むから。


思春期、と言えば、長女の友人たちはあまりもう親と話さないらしい。「わ、そうなんだ、なんで?」って聞くと、「親はうざい」とのこと。
「へえ、なんでうざいの?」
「勉強しろ、あれしろこれしろ、ってうるさいんだよ、自分はしてないくせに。」らしい。

ああ、そうだよねー、小さいころからあれやこれや習い事をさせられ(自分でしたいものなのかどうかも考えずにお金を払っているから続けさせられているってこと結構あるよね)、小学校高学年、中学からは内申とか受験に有利になるからと、塾に通わされ、漢字検定など受けさせられ、という家庭もあるらしい。

そういう受け身の勉強をさせるって双方にとってストレスフルだろうなあ、と思うのだが、案外と世の常なのか?部活の公開練習でも、声を張り上げて我が子を叱っているお母さんとか、いるそうで、娘が「あのお母さん怖かった〜!」と帰ってきた。
すごいエネルギーだなあ、とある意味感心してしまう。そんなに自分の子どもに真剣になれるって素晴らしいけれど、子どもたちはわたしにはできないことをしている(例えば毎日学校へいく、とかそのレベルでもすごいと今は思ってしまう)から、〜をしなさい、とかわたしには言えないなと思ってしまう。
しかも運動部なんてもう参加するだけありえないし興味なさすぎて、蚊帳の外から「楽しんでー!ケガしないように気をつけてねー!無理せず頑張ってー!」しか言えない…。

まあ、どの家庭でも、家族との関わり方、距離感、支配や依存等々、問題はあるんだろうなあ。

わたしもいつか、「うるせえクソババア!」とか言われるのかなあ。
なんていうとみんな笑って「ないない!」と言ってくれる今現在だけれど、どんなカタチになっても個々を尊重できる母でいたいなあ、と思う。

寝る前に次女が一緒に寝て、というので、腕まくらをしてもらって甘えていたら(←ここがすでに普通じゃないのか笑)、次女がわたしをなでなでしながら言う。
「ママの話聞いてると眠くなる」
「えっ、ちょっとショック…。。ママってつまんないこと言ってるのかな。」

食事中、「生きる意味ってなんだと思う?」なんてみんなの意見聞いたり話したりしてしまったが、みんな途中から目がすわってきておかわりもしなかったから、若干気にしていたのだ。
やや、やっぱりつまらなかったか。。。反省。

「ううん、話してる内容じゃなくて、声がね、マヨネーズみたいなの。あの、マヨネーズの、最後の出てこないところをニュルーってしぼるみたいな、ニュルーッ、フワーッて感じで、眠くなっちゃうんだよ」

いただきました、マヨネーズ・ボイス!!!(なにそれ)

気持ちわるい、わけではないようだから、いいのかな。癒し系、ということで喜んで良いのか?いや、ネチョッとしてるなら、ちょっと不快かな。。

確かにわたしが話すとあくびされたり眠くなられたりする。大人相手でも。。
何かそれを活かせる方法はあるものか…などと考えていたら次女のベッドでそのまま寝てしまい、自分のいびきで目が覚めた、夜であった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?