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適応障害で休職している保育士の話。

保育士をしています。
適応障害になり休職することになりました。

私はこの、適応障害という言葉を病院で聞いた時は、正直ほっとしたという感じ。
あ、病気なんだー。って、
自分のこのわけわからない状態が説明できる何かだとわかって良かった。と思いました。

辛かったら病院行くんだよ、と同僚が言ってくれなかったら、病院行こうとか思わなかったかもしれないし、メンタル弱いせいだからしょうがないと頑張り続けていたかもしれない。

薬もあるし、環境変えれば良くなるし、治るものなんだー。私のせいじゃないんだー、よかった。
みたいな感じで、仕事休まなくても大丈夫っしょ。と思った。

それで一時回復しかけたぐらい。

自分の考え方がちょっと窮屈すぎたんだろうな、とか、ストレス発散の時間増やそうか、とか、仕事続けながら治すために色々と前向きに考えていて、図書館で
「人に頼む技術」
「なぜ私は怒れないのだろう」
という本を借りて

薬もあるしまだ働ける!自分の気持ちをうまく相手に伝える為に勉強してアップデートしよう!
とまで思えていた。

今年度はなんとかやりきって、来年度は異動できるか相談しなきゃ、とか、時短で働いて生活リズム整えよう、とか、未来のこと色々考えていた。

かと思えば、
心の病気ってなんなんですかね。
自分でもよくわからないタイミングで気持ちが崩れて、また涙が止まらなくて過呼吸になる日が来て、職場でも涙を堪えなきゃいけなくて、

これは波があるから、今が酷いだけなのかもしれないと思いつつも、1人になると余計に制御が効かず不安になり、
出勤中に今日やることを考えてると動悸がして、

本当は休みたいけど、職場に行けばどんどん仕事の話が進んでいって、まだ話もできるし笑える自分もいて、
本当に自分でも頑張るべきか休むべきかわからない状況だったんだけど、

休職したいと思ったきっかけは2つあって、

一つは、2回目の通院でもう少し強い薬にするかと言われた時、
強い薬にすると脳のなんちゃらみたいな(覚えてない)説明もされたんだけど、
途端に涙が溢れてしまって、トイレにかけこまないとダメなくらいになってしまった。
頭の中で
それって働く為に薬強くするってことだよね?休めば良くなるのに休まないから薬強くするんだよね?
って思ったら、なんか自分の体に申し訳なくなってしまって。

もちろん治す為に薬が必要だからっていう意味だと思うんだけど、そこまでして頑張る必要あるのか?って思った。

2つ目は自分の部屋に帰って

「人に頼む技術」
「なぜ私は怒れないのだろう」
という本がまだ読み始めることもできず置かれているのに気付いて、

あぁ、私病気になってもなお一生懸命勉強して自分を変えようとしてたんだな。と、
借りた時の自分の気持ちを思い出して、
なんか、、、
今まで周りの人のことを考えて、相手が嫌な気持ちにならないように気を遣って頑張ってきた代償でこんな状態になっているのに、また私が努力するのか。

さすがに、もう頑張らなくても良いんじゃない?
って客観的に思ってしまったんだよね。

こんなにしんどい状況で、まだ勉強しようとしてて、自分が変われば良い!って前向きに考えてて、それでも毎日薬飲んでて、仕事に行けばそれなりに表情作って、へらへら笑って。

うん、もう、十分だ。
私のキャパでは頑張りすぎたんだ。

もう、これは自分で自分を休ませてあげないとダメだ。って。

いくら周りからは怠けているように見えても、無理なものは無理だ。

きっと上司は、休むほどじゃないって思ってただろうし、会話の節々にその気持ちが出ちゃってたけど、
私は私で、その態度から、休まれたら面倒なんだろうな、休んだ後どうするかとか早く決めたいんだろうな。
私が相談してから何ヶ月も経ってるのに何もしてくれなかったな。とか負の感情ばかり。

自分が上の立場だったらきっと色々な手続きとか考えることたくさんあって正直休まれたら迷惑なんだろうけど、
それでも、しんどい思いして限界きてる人がいたら、すぐ病院行こうって言って、仕事なんて休みなって言ってあげられる人になりたいと思った。

最後まで休むか悩んでた時に、彼が
仕事は所詮仕事。自分の健康の方が大事だよ」って言ってくれて、
上司にあまり理解されてないと思い悩んでたら、「休みが必要な時は必要!理由はいらないと思う」
という外国人ならではのスパッとした意見をもらい、
休むことが決まってモヤモヤしてた時も、
「よかった!ponnuはずっと一生懸命してた」という言葉に救われた。

休職してもなお罪悪感と不安な気持ちと、職場でどんな悪口言われているんだろうという被害妄想でおかしくなりそうだったけど、
友だちに話を聞いてもらって、
「休んでる身だから、体が元気でも病んでなきゃいけない気になる」って言ったら
「そんなことないよ!今まで頑張ってきてそうなっちゃったんだから、やりたいことして良いよ」って言ってくれて、なんだか肩の荷が降りた。

自分に自信がなくて、たぶんこれからもメンタルの問題とは向き合い続けなきゃいけないんだろうけど、
自分のキャパを理解して、自分の心に正直になって、自分の体と心の健康を第一に生きていきたいと改めておもった。


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