ぽんかん(仮)

物書き。オムニバス短編ファンタジー小説「ナナシノ魔物退治屋」、毎週ショートショートno…

ぽんかん(仮)

物書き。オムニバス短編ファンタジー小説「ナナシノ魔物退治屋」、毎週ショートショートnoteへの参加など。 誤字脱字衍字の報告助かります、いつもありがとう。※フォロバは気まぐれ

マガジン

  • 雑記

    エッセイ等、小説ではない文章はこちらにまとめてあります。

  • 創作短編集

    私が書いた創作短編をまとめたマガジンです。 今後記事が増えたとき、こちゃこちゃするかもしれないと思ってまとめてみました。

  • ナナシノ魔物退治屋

    魔力を持つ人間と持たない人間が争い、魔物が闊歩する世界で生きる元騎士の青年・ノアと、彼を気に入った盗賊の青年・ラスターが結成した「魔物退治屋」に関わる人々の日常を描いた短編オムニバスです。

  • ショートショート

    ぽんかんが制作したショートショートまとめです。

  • シロクマ文芸部

    シロクマ文芸部参加作品です

最近の記事

更新お休みします、と言ったな? あれは嘘ではなかったんです本当なんです信じてください。 なんかできたので上げちゃいました。明日はナナシノの続き、明後日はシロクマ文芸部が上がります。よろしくお願いします。てへ。

    • noteポイントをドブに捨てるところだった

       noteポイントをドブに捨てるところだった。  本日5月31日。23時。  noteからもらった300ポイントを使い切ることができた。  なんだか「読みたくもねぇnoteに無理矢理ポイント使って読んだ」みたいな印象を受けるかもしれないが全くそんなことはなく、  全くそんなことはなく!!!!(超超超ウルトラ究極アルティメット重要蛍光ペンアンダーライン大絶賛ハイパースーパー最強インポータントワードのため二回言いました)  今回買ったnoteはどれもニトリであった(お値段以上

      • 本日更新お休みします。シロクマ文芸部上げようと思って書いていたのですが感想書く(※参加者の作品にコメントするのが参加条件)のを忘れていました。今急いでコメントするのも変な話ですので、明後日上げます。よろしくお願いします(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠

        • 【短編小説】斬釘截鉄 #1

           真っ赤なオレンジのゼリーが、日の光に当たってキラキラと輝いている。ラスターは感嘆の息を吐いて、ノアはそれを見てにっこりと笑った。 「ラスターのそういうところ、ほんとに好きだなぁ」 「ゼリーで嬉しくなっちゃうところが?」 「身近なものを楽しむ感性を持ってるところ」  そう語るノアの手元でも、ブドウのゼリーが同じようにして輝いている。二人は商業都市アルシュのカフェで、まったりと至福の時間を過ごしていたというわけだ。 「これが終わったらまた例の事件の調査をする必要があるんだし、こ

        更新お休みします、と言ったな? あれは嘘ではなかったんです本当なんです信じてください。 なんかできたので上げちゃいました。明日はナナシノの続き、明後日はシロクマ文芸部が上がります。よろしくお願いします。てへ。

        • noteポイントをドブに捨てるところだった

        • 本日更新お休みします。シロクマ文芸部上げようと思って書いていたのですが感想書く(※参加者の作品にコメントするのが参加条件)のを忘れていました。今急いでコメントするのも変な話ですので、明後日上げます。よろしくお願いします(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠

        • 【短編小説】斬釘截鉄 #1

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        • それでも私は同人が楽しい
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        記事

          本日更新お休みします。明日はナナシノのちょっと長めの話を上げていきます。隔日更新です。よろしくお願いします〜。ということでアカツキのラクガキおいていきます。ああ〜絵の練習もしたい〜(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)

          本日更新お休みします。明日はナナシノのちょっと長めの話を上げていきます。隔日更新です。よろしくお願いします〜。ということでアカツキのラクガキおいていきます。ああ〜絵の練習もしたい〜(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)

          【ショートショート】オーダーメイド【奇岩シューズ】

             オーダーメイド 「どうした」  迷子がいる。ここは一応観光名所。カップルが写真をインスタにあげるためにやってくる程度には人の往来はある。 「パパがね、おくつかたっぽなくしちゃったの」  そこで思わず吹き出しそうになった。この坊やじゃなくてパパが靴をなくしたらしい。 「それじゃあ、一緒に探してあげるよ」  俺は靴の特徴を尋ねようとした。が、子供は顔を輝かせ「あった!」という。奇岩シューズ……まるで靴のように見える岩の方を見ながら。 「ぱぱー! あったよ!」  子供が叫ぶ

          【ショートショート】オーダーメイド【奇岩シューズ】

          【ショートショート】正しい祈りの捧げ方【祈願上手】

             正しい祈りの捧げ方  隣の村の連中が農具を持ってこっちに攻めてきた。慌てた村の衆たちは、祈願上手の男のところに飛び込んでこう言った。 「いつものように祈ってくれ。我々の村が勝つように」  祈願上手の男はそれはできないと答えた。なぜなら彼にできるのは祈願だけ。願いを叶える力はない。  拒否されるとは思っていなかった村人たちは、祈願上手の男が「できます」と言うまで彼をぶった。顔を赤と紫に腫らした男を憐れに思った村娘が手当てを買って出るも、男たちがそれを許さなかった。  男

          【ショートショート】正しい祈りの捧げ方【祈願上手】

          頭の頭痛が痛いので、もし9時周辺になってもショートショートが上がらなかったら「間に合わなかったんだなぁ」と思ってください(⁠*⁠﹏⁠*⁠;⁠)

          頭の頭痛が痛いので、もし9時周辺になってもショートショートが上がらなかったら「間に合わなかったんだなぁ」と思ってください(⁠*⁠﹏⁠*⁠;⁠)

          【短編小説】踏み台のいのち

             踏み台のいのち  金魚鉢にネコが居た。友人の家でのことだった。開けっぱなしの窓から入ってきた野良猫が、金魚鉢の中で泳いでいた金魚を食うために飛び込んだのだ。先日のお祭りで、友人は金魚を五匹も掬った。友人のお母さんは「こんなにいっぱいもらってきて……」と困り顔だったが、友人は自分のお小遣いで道具一式をそろえて、五匹の金魚を飼い始めた。そのうちの二匹は一週間後に死んでしまったので、今は三匹の金魚を飼っているはずだった。  私も唖然としたが、友人は悲鳴を上げた。それもそうだ

          【短編小説】踏み台のいのち

          【短編小説】決意のとき

           術者の意識がなくても効果を発揮するタイプの魔術は、アカツキにとっての生命線でもある。万が一夜を迎えたときにでも最低限の安全は確保できる。今回もそのパターンだった。  目を覚ますと、みんな眠っている。燃え尽きた焚き火の跡からうっすらと煙が立っている。  少し離れたところでラスターが眠っている(ように見える)。そして――。 「おはよう」  ノアの口元が、そう動いた。    決意のとき  大変な依頼だったね、と言ってノアは焚き火の準備を始めた。携帯食料はそのままでも食えるが、

          【短編小説】決意のとき

          【短編小説】私たちは一人で足りる

          「私が感想を送るとドージン作家はみんな筆折るんだよねー」  アイスコーヒーをストローでくるくるかき混ぜながら愚痴を吐くリカコに私は「そうなんだ」と返した。彼女は小学校からの同級生なのだが、感性はかなり変わっている。「ごんぎつね」の感想に「自業自得」と綴り、「走れメロス」の感想には「自己陶酔」と綴ったような友人だ。  ただ、私は彼女の感性を嫌いになれなかった。実際、兵十は一度イワシ屋にぶん殴られてるし、メロスも道中鼻歌を歌いながら歩くシーンがある。彼女の言い分にも確かに一理ある

          【短編小説】私たちは一人で足りる

          本日更新お休みします! ヘッダーできてませんでした。そろそろ平日に出せる短編が底をつきつつあるのでつぶやきでのごまかしが増えるかもしれない。

          本日更新お休みします! ヘッダーできてませんでした。そろそろ平日に出せる短編が底をつきつつあるのでつぶやきでのごまかしが増えるかもしれない。

          初めての有償記事をやってみた、ってことで出した「ナナシノプロトタイプ」が先日「つくってみた•やってみた」の公式マガジンに登録されました。※通知スクショ撮り忘れた😣 楽しい創作裏話です。 https://note.com/ponkotsu_3kan/n/n4762048e47e3

          初めての有償記事をやってみた、ってことで出した「ナナシノプロトタイプ」が先日「つくってみた•やってみた」の公式マガジンに登録されました。※通知スクショ撮り忘れた😣 楽しい創作裏話です。 https://note.com/ponkotsu_3kan/n/n4762048e47e3

          【ショートショート】おざなりの信仰【山岳カルマ】

             おざなりの信仰  俺は遭難している。  久々の登山で浮かれていた。俺は今どこを歩いているかも分からない。やけっぱちになって歩を進めて、いよいよ体力が尽きて立ちすくんでしまったところ、足元に一匹の鳥が落ちていた。上を見上げると、鳥の巣が見える。どうやらあそこから落っこちてしまった雛らしい。  俺は雛をそっと抱えて、巣に戻してやった。そして、もう一度下山の為に歩き始めた。道中様々な生き物が困っていたので、俺はその一匹一匹を助けてやった。死を前にして善行を積みたくなったのか

          【ショートショート】おざなりの信仰【山岳カルマ】

          【ショートショート】僧は敲く、お前を【文学トリマー】

             僧は敲く、お前を  なぁなぁ、その小説、文学トリマーに任せてくれよ。ああ、文学トリマーってのは、つまるところ「推敲のプロ」のかっちょいい言い方ってだけ。お前の小説をチョチョイと整えていい作品にしてやるよ。  それじゃあ早速。うん? 何だこの「頭痛が痛い」って。頭痛って時点で頭が痛いって意味になるだろうよ。はは、まぁよくやる。わかるよ、うん。この調子でいらないところを削ったり必要なところを書き足したりして整えていくぞ。  おっと? 主人公のこのセリフ、いるか? 地の文で

          【ショートショート】僧は敲く、お前を【文学トリマー】

          【短編小説】散らす

             散らす  白い靴を履いて、港で人を待っている。  いろいろなものが集まってくる。人の往来が多いから。いいものも悪いものもいっぱいある。ガラスの靴もそう。昔読んだ本でお姫様が履いていたやつ。でもいやなものもある。例えば暴力。海の音と匂いに混じって人を殴る音と血の匂いがする。錆びた鉄の箱が捨てられていて、そこに人が寄りかかっている。彼は白い粉がほしいと云う。白い粉は海の向こうからやってくる。吸った人はみんなオカシクなる。私が見てそうなのだから間違いなくオカシクなる。白い

          【短編小説】散らす