見出し画像

母子留学マンスリーレポート #4:英語は身についているのか?事情

Selamat Hari Raya(ハリラヤ、おめでとう)! 今月は4月9日夜からついにハリラヤに突入しましたので、ハリラヤの挨拶にしてみました。なに?まさかハリラヤを知らないって?!そんな人は、前回の記事をみてね❤️(謎の宣伝)
前回の記事に「ラマダンは4月12日(金)頃に終わるらしい」と書きましたが、月の具合により結果的に4月9日(火)で終わったようです。新月があける(=ほそーく月が出る)のを実際に確認すると、マレーシアの国営テレビで夜7~8時頃「今晩で終わります」と放送され、みんなが「おー今終わった~」ってなるらしい。9日に終わるのか、10日に終わるのか、夜の放送を見ないとわからないらしい。そんなの、現代の天文学をもってすれば予測できそうじゃない?!と思うのですが、そういういつ終わるかわからないドキドキスリル感を味わうのがラマダンだそうです。(と、マレーシアの人が言っていたと思う、、、いまいち間違ってたらすみません🤣)

それはさておき、マレーシアにきてほぼ4か月経ちました。今回は「子供たち、インターナショナルスクールで英語できるようになっているのか」という話と、言語習得に関して考えていることについて、綴ってまいります。


4か月目の子供たちの英語具合

おさらいですが、わがこたちは、英語ほぼゼロの状態でインターナショナルスクールに放り込まれました(マンスリー#1参照)。自己紹介が英語でできるかどうか怪しいレベル。
そんな中、マレーシアにきてから、
●学校:基本は普通の20人クラスで学びつつ、1日6コマ授業のうちの1~2コマを英語未熟者のための「Phonix」と「EAL(English as an Additional Language、第二外国語としての英語)」クラスで少人数(3~5人)で勉強
●家①:週2で30分マンツーマンオンライン英会話
●家②:毎日15分くらいDuolingoで英語
を続けております。

その結果ですね。正直「親びっくりするほど英語激ノビ」です😮😮😮
(えーっと、それなりの親バカと、英語ベースゼロで伸びしろしかない状態だったので、評価甘めであることは先にお伝えします😅)
最近私が感じた様子はこんなかんじ。

  • Phonixのおかげで、初めて見る単語がかなり読める(もちろんPhonix例外とか、読め間違いとか、多々ありますが)

  • 同じくPhonixのおかげで、新しい単語を覚えるのもすごく早くなった

  • 不規則な過去形(Go-Wentとか)も覚えつつある(でも完了形はまだ)

  • 家で自ら英語でママに話しかけようとし、かつ指示を英語でしても、だいたいわかる(Where are youがWhere is youになっちゃうとか、そういうレベルですが、口に出るのがエライ。)

  • オンライン英会話で先生(フィリピン人)と自信をもって会話できている。先日はハリポタの話題で盛り上がっていた!

  • 当初Google翻訳を授業で駆使していたようですが「最近、だいたい文脈でわかるから、Google翻訳使わなくなってきた」とのこと(双子のうちの片方だけですが。片方だけ、いやに勘がイイのです😅)

  • 一般クラスの算数・理科などの単語もなんとなくかじって覚えている(たとえば、今の単元で”光”をやっていて、透明・半透明・不透明はTransparent, Translucent, Opaque等、、英単語としては結構難しいですよね)

  • 新しいことが分かり始めてきたから、なんだか楽しそう✨✨✨

親として一番うれしいのは、「新しいことが理解できて、嬉しそうにキラキラした目をしている」っていう瞬間です。知らないことわかると嬉しいよね、その境地まで来てよかったね・・・って思う。やっぱり毎日7時間英語を聞いている環境って(たとえ家庭内が日本語でも)意味あるんだね。このままだと、1年終わるころには、母の英語に追いつくのでは?!(母は35年かけて習得したのに🤣)というドキワクの勢い。いや、高望みせずに見守りらないとな。(母が)調子乗ってると、壁がきそうなのがコワイ。

「言葉が話せる」ってどんな状態?

さて、英語は私も長年苦労している第二外国語なわけで、英語の「わかり度」についても、改善しない自分の英語を前にモヤモヤ考える日々です。
私自身の英語力は、いわゆる「ビジネス英語」相当と思いますが、先日ネイティブの先生に「Intermediate」(=中くらい)と判定されて納得しました。英語で仕事を(なんとか)した経験があるので、だいたいの用事を足せるから「英語全然できなくて~」て謙遜するほどではないけど、たどたどしさは否めない。「ニュースやドラマ、他人同士の会話など、自分に向けて話された言葉でないものは、よくわからない」状態が長年のコンプレックスです。仕事出来ればいいじゃん、という向きもあるかもしれませんが、雑談とかで一緒に笑えなくて、もっと流暢だったらもっと仲良くなれるかもしれないのに~と、もどかしい思いを何度経験したことか😭このコンプレックスは、幼少期に英語を身に着けると、なくすことができるのかなということを、ただいま息子たちで実証実験中でございます。

ちなみに、ちょっと話はそれますが、マレー人の人たちは、マレー語も英語も中国語もインド語も話せるのですごい!という話をよく聞きます。でも「話せる」とは、それぞれどんな状態なのかしらというのも気になっております。各言語で仕事ができる、雑談で盛り上がれる、本やテレビで笑える、専門的勉強や激論を交わせる、、、どこまでできるのか。
興味深かったのは、先日乗ったタクシー(Grab)のドライバーさん。彼と私は英語で会話しましたが、走行中に電話かかってきた友達とはタミル語(インド語)で会話し(走行中に普通に私用電話あるある🤣)、マレー語も普通にしゃべれるそう。ただ「基本会話はタミル語。でも、タミル語はほとんど書けないし読めない。友達もタミル語読めないから、友達とのSNSはボイスレコーディングでやりとり。親世代はタミル語の読み書きも堪能なんだけどね。」とのこと。ちなみに書き言葉で使えるのは、学校で学んだマレー語と英語。
私自身は文字(ネット・本・友達のチャット、、、なんでも)のおかげで複雑な話を効率よく理解できる気がするので、書き言葉を伴わない話し言葉のみの世界はどんな感覚なんだろう?生活に不便は感じないのかしら?4言語も喋れると、細かいことはだんだん気にならない気分になるのかしら??などなど、興味は尽きません。
まだ4言語しゃべるマレーの人とお友達になれていないので、帰るまでには、そういう事情を聞ける友達がほしいなー!

中国語とわたし

話変わって。コンプレックスである英語を改善したい気持ちもありつつ、逆にこどもたちが新しい言語習得してる過程の気持ちもわかりたいと思い(自分自身の英語習得は昔すぎて忘れちゃったので)、現在わたくし中国語に取り組み中でございます。優雅な主婦の趣味です、オホホ。2月から中国語の先生に週1で1時間マンツ―に通い中。加えて、こどもたちの付き合いで、Duolingoを(ほぼ)毎日やっております。

約2か月経過し、今のところ、試験とかプレッシャーないし、新しいことが分かるって単純に楽しー!って状態です。今までちょっとだけ耳で知ってた中国語の単語を、初めて漢字で見ることができて、ぴかーんと閃く瞬間が楽しい!例えば、「これはなあに?」て中国語で「チューシューシェマ?」と言うことは薄々知ってましたが、「チューという音」=「”これ”という意味」=「这という漢字」がつながった時のびっくり具合といったら😲😲😲(伝わらなかったらすみません🤣)そーだったんだ~~~~~もう忘れないよ、チュー。

なお、先日中国語の先生に言われてすごく納得した話。リスニング問題をいきなりやらされ「え?習ってない知らない単語ばっかりの会話だし、急に分かるわけなくない??」て思ったのですが、先生曰く「第三外国語で、全部の単語分かるようになるわけないじゃない。漢字何文字あると思ってるの。全部わからないと分かった気にならないのは、日本人学生の本当に良くないところ。キーワード見つけることに集中しなさい。キーワードの漢字はもう教えました。」と言われました・・・!な、なるほど、、、!そもそも前提として、全部分かるわけないって気持ちで取り組むことが大事なのね。多言語の世界を生きている人たちは、きっとこの「キーワードを聞き取る力」が鍛えられているんだろうなあ~と妙に納得したのでした。ただ、先生曰く、韓国人はキーワード拾いが得意なんだけど、日本人は総じてみんな苦手らしい。韓国人は多言語文化ではないと思うので、どういうことなんでしょうね😵‍💫国民的性格かしら?

4月の多言語

最後に、今月は韓国語😊
実は私、ようやく日本人じゃないママ友が一人できました!子供たちが同じクラスの韓国人ママ!お料理上手で、お昼ご飯を家で作ってくれたのですが、それがなんとお稲荷さん😮私が日本人だから合わせてくれたのかな?と思いきや、むしろ日本のお稲荷さんのほうを知らなかったみたいで、韓国で普通に食べるのだそう!お稲荷さんの韓国名は「Yubuchobap(유부초밥、ユブチョバ)」でYubuが油揚げを指すみたいです。韓国のお稲荷さんは、具材にニンジンのコマ切れとかふりかけとか入れるみたいですが、味は日本のお稲荷さんと全く変わらず。海苔巻き=キンパは知ってたけど、お稲荷さんもあるとは初めて知った!
実はこちら、日本の名前のまま売られている意外なものが時々あって(例えばキュウリは、KYUURIって書いて売られている)地味に海外進出を果たしている日本製品(名前?)を見つけて「ほほう」と思う日々です。

韓国のお稲荷さんセット。左のおにぎりは、余った酢飯で私が作りました。

さて今月も長くなってしまいました。来月5月も元気に過ごしたいと思います。お読みいただき、Terima Kasih✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?