鳥山明先生の思い出【ドラクエ3】
ドラクエ3のパッケージイラストが大好きだ。
子供の頃、パパとママにお願いして、エニックスの公式ショップでこれの下敷きを買ってもらった。
勉強するときは、いつもこいつが一緒だった。
何故好きなのか、理由は説明できない。
ただ、狂おしいほどに好きなのだ。
モナリザとこのイラスト、どちらかを選べと言われたら、私は迷わずこっちを選ぶ。
好きとは、そういうことだ。
理由など、必要ない。
残念ながら、下敷きはボロボロになるまで使い続け、塵となって消えてしまった。
が、
今は亡き実家から、ひそかに救出され、生き残っていたのが、これだ↓
オーケストラに加え、ファミコン音源で勇者の旅立ちからエンディングまでを29分40秒で体験できる、すぐれものである。
すぎやまこういち先生は、もうこの世にはいらっしゃらない。
とりやまあきら先生も、あの世にいかれてしまった。
ドラクエは、2まではセーブ機能がなく、「ふっかつのじゅもん」でしか続きをプレイできなかった。
そして、2のふっかつのじゅもんには、裏技があった。
ゆうて いみや おうきむ
こうほ りいゆ うじとり
やまあ きらぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ
この、ふっかつのじゅもんのなかの、
とり
やまあ きら
先生が、消えてしまった。
もう、ふっかつは、できない。
過去にも戻れないし、やりなおしもできない。
だが、寂しくはない。
いずれ自分も、同じ世界にいくのだから。
ただ、残されたものが、残されたものを、語り継いでいこう。
鳥山明先生のご冥福を、心からお祈りいたします。
私の文章を読んでいただいて、ありがとうございます。