思考の断捨離
子どもの成長を見てると、人は産まれた時は全員悟っているという言葉を肌で実感する。
産まれたての赤ん坊は、お腹が空けば泣き、オムツが気持ち悪ければ泣き、不快な感覚があれば泣きと、身体が感じる違和感を素直に受け取ることができる。
そして、泣くだけで何もできないのに、周りにお世話をしてもらい、すくすく成長していく。
何も生産性を生み出さないけど、ただそこに居るだけで愛される。
それは大人になっても同じ。
本来、私達は生きているだけで価値がある。
だけど成長と共に社会の常識や周囲の人間と比較して不足感を感じてしまう。
〇〇ができない自分に価値はない。
〇〇できると価値がある。
こうやって足りないモノばかり気になって
もっと立派な人間にならないと。
世間から必要とされる人間にならないと。
みんなから尊敬されないと愛されない。
そんな考えを原動力に必死に成長しようとする。
そう、
真面目に生きてる人程、この袋小路に迷い込む。
全ては思考という自我が見せる虚。
だから、大人になった私達に必要なことは、思考を手放すこと。
少しずつでいい。
断捨離感覚で凝り固まった価値観や執着を捨てていく。
そうやって自我が薄まると、自然と身軽に生きられる。
私自身、まだまだ凝り固まった価値観や執着がいっぱいある。
だけど、よくよく考えてみたら必要なモノって何もない。
それに気付けた時が人生の本当のスタート。
のんびりゆっくり断捨離ゲーを楽しもうと思う。
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