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ジムニー泥沼物語 その7 ブレーキシュー交換編

 前回、駆動系で引きずっているのは、右後ろのブレーキシューから外れたライニングだということが判明した。コレは修理できなくはないが、コストが合わない。ブレーキシューのライニングは貼り替えが可能で、専門業者でやってもらえる。しかし、 部品が手に入るのならば、往復の送料や材料費と工賃で割高になってしまう。
 部品がまだ購入できるので、前後セットになっているものを購入した。どうやらJA11辺りまでは共通部品らしい。しばらくは部品購入できそうである。

ライニングが剥がれてしまったシュー

 思ったほど汚れていないのは、前回の車検からあまり乗らずに放置されたようだ。

このピンに苦労する😥

 シューを外すには、バックプレートから通ったこのピンを外す。写真のようにウォータープライヤーでクリップを掴み、縮め、ピンの頭を90°捻るとピンが抜ける。まぁ、抜くのは抜ける、、、。逆に組み付ける時は、うまくクリップを縮めながらピンを捻るのが難しい。

リヤは3本のスプリングでリターンされる。

 シューの向きやスプリングの向き、引っ掛けの位置などを確認しながら外す。

新品のシューを組みつけたもの

 ブレーキを踏むと、ピストンが両側に押し出され、両側のシュードラムに押しつけられます。ブレーキを離すとわずかにピストンが戻り、シューとドラムの間に隙間ができます。ただ、シューはピストン側だけ減ってしまう。そこでスズキはアジャスタを付け、シューの減りに合わせてアジャスタを伸ばすことで、シューの減りを均等にすることができる。新品のシューを取り付けたら、アジャスタは縮めておかなければ、ドラムに収まらないので注意。

左下の黒い穴がアジャスタ調整用の穴

 ドラムもそれなりだが、キレイな方である。ドラムにはアジャスタ調整用の穴があり、ホイールを外せばアジャスタの調整ができる。しかし、ホイールまで外したのであれば、ドラムも外した方が楽である。
 1番苦労したのは、ピンとクリップの組み付けである。サビもほどほど、想定内。シューを前後セットで購入したが、同時には交換しない。シューの当たりが出るまではブレーキの効きが甘くなるので、同時交換は危険である。これで車検に向けて、一番の懸案事項がクリアされた。

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