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ジムニー泥沼物語 その11 リヤバンパー編

 前オーナーはノーマルバンパーを廃止し、ウインカーとテールランプを丸型の物にしていた。バンパーも無しでは車検に通らないので、メーカー不明の小型バンパーを付属してくれた。、、、しかし、この丸型ランプは定番だが、似合ってるとは思えない。将来的な展望を含めたイメージのバンパーにしたい。

アピオ ブロンコ風 リアバンパー

 このバンパーが欲しかったのだが、どこのサイトでも完売しており、製造元へ再販はあるのか問い合わせたが返事も無かった。さて、仕方ない。ノーマルバンパーでも良いのだが、オークションで見かける品は皆潰れや変形があり、板金だけで手間が掛かりそうである。パイプバンパーはあまりにも多くて個性も無くつまらない。そんな中で、レシーバーヒッチの付いたタイプを見つけた。意外に高くも無い。

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 30で牽引する事は無いが、ちょっと個性的だしクーラーBOXとかヒッチキャリアで運べるかも、なんて思った。見た目の加工も悪くなさそうである。

納まりも悪くなさそうに見えるが、、、

 チッピング塗装で仕上げは悪く無い、が、ウインカーが入らない。ウインカーは純正ではなく、社外品汎用のウインカーが指定になっている。右側はギリギリ入るが、左側は3mm以上幅が足りない。メーカーに問い合わせても「ユーザー様にウインカーを加工していただく商品」との事。「ちうごく🇨🇳では1枚の図面で10個作れば、10個の別物が出来るからねぇ。」なんて世界有数の産業機械メーカーの設計担当と話をしたのが20年前。なんも変わってねぇ。もう切り替えていくしかない。それが「安物買いの銭失い道」なのである、多分。

驚きの抜き勾配

 鋳物やプラスチック成形品には抜き勾配が付いている。プッチンプリンが綺麗に抜けるのは、容器がドラム缶型ではなく、抜き勾配の付いた富士山型だからである。このような50mm程度の厚みのプラスチックレンズなら1〜2mm程度が普通だが、10mm近くも勾配がある?

青線が内側レンズ、黄色が外側レンズ、途中で合流している。

 しかも何故かレンズが2重になっている謎仕様。この外側のレンズをカットすれば入りそう。しかもパッキンは内側なので防水にも影響無し!カットして入れる事にした。

ネジ受け部がデカい

 入った。今度はネジ受け部が合わない。ネジ受けのステーがデカくてテールランプ本体に干渉する。コレはステーを削るしかない。削るのは大変なので、干渉する部分をノコでカットした。

左右の穴、両側から内側にバリが出ている。

 ふとヒッチの穴を覗いてみる。左右の貫通穴のはずだが、左右とも内側にバリが出ている。という事は、長いドリルで片側から開けたのではなく、左右それぞれに穴を開けたという事。ちうごく人が治具を作って左右の穴位置がズレないような加工をするだろうか? それは西から太陽が昇るくらいにあり得ない。

実際は写真以上に曲がってます。

 やっぱり酷く位置がズレている。普通の2インチチューブでは、ピンが通らないと思う。なんとも、、、トータル25,000円近くしたバンパー、、高く付いたがネタにはなった。

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