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ジムニー泥沼物語 その6 引きずり解明編

 ジムニーを引き取りに行き、積載車へ積む段階で気付いていたのだが、どこかで引き摺りがある。ブレーキが怪しいが、長期不動車であったため、センターブレーキが第一候補である。SJ30は前ブレーキがディスクかドラム、後ろブレーキがドラムである。最近の車両では後ろのドラムブレーキがサイドブレーキを兼務しているのだが、SJ30はトランスファー直後のドライブシャフトにサイドブレーキ専用のドラムブレーキ(センターブレーキ)がある。
 まずは前輪をジャッキアップして手で回してみる。右も左も少々重いが回る。後輪はジャッキアップして左右両方を浮かしておく。サイドブレーキを解除してギアはニュートラルにする。左を回すと、通常は右が逆回転するはずであるが、右は回らずにミッションを回しているくらいの手ごたえで回る。右はビクともしない。となると、怪しいのは右後輪に絞られた。
 右後輪を外し、ドラムを外そうとするが、ドラムを外すためにねじ込むボルト穴が無い。Web検索してみると、SJ30のドラムにはボルト穴が無いので、タイヤをドラムに付けて揺すって外すらしい。やはり固着しているのだろうか?なかなか外れない。色々な角度から揺すって、やっと外れた。

    ぽろっ  !!???

えっ  !??

 なんとブレーキライニングがブレーキシューから外れてドラムの中で挟まっていたようである。使用限界を超えて減ったライニングがシューから外れたのは見たことがあるが、こんなに残っているライニングが外れるとは!
 まぁ、とりあえず原因がわかってよかった。

まだ数万kmは使えそうなライニング

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