勝々山ぽん太

こんにちは 新しいコトを始めてみたい! そんな人がボクと同じ失敗と苦難を体験しなくても…

勝々山ぽん太

こんにちは 新しいコトを始めてみたい! そんな人がボクと同じ失敗と苦難を体験しなくてもいいように記事を書きます。「はじめての〜」とか「初心者向け〜」よりも、もっとわかりやすい記事を書いていきます。

最近の記事

ジムニー泥沼物語 その18 塗装準備編

 ノーマルでの最強の悪路走破性と言われるジムニーのSJ 30である。その1番の理由は「軽さ」である。意外に思われる方も多いだろうが、強大なパワーも、巨大なタイヤも、高い車高も、軽量という走破性の1番重要な要素には敵わないのである。  なぜSJ 30は軽いのか? 最もシンプルな2サイクルエンジン、元々軽量で非力なために余計な補強など要らず、全てにおいて軽量、コンパクトに設計できる。そして最も大きな面積を占めるボディは極薄の板金で構成されている。古いジムニーはことごとくサビてボデ

    • ジムニー泥沼物語 その17 ファンネル編

       ジムニーは悪路走破を最大のセールスポイントとしている。悪路の中には極端にホコリっぽかったり、エンジンルームに水をかぶることもある。エンジンはガソリンを燃やすために、常に新鮮な空気を吸い込んでいる。この空気と一緒にホコリや水を吸い込んでしまえばトラブルになる。そのためにあるフィルターがエアクリーナーであり、エアクリーナーが収納されているのがエアクリーナーボックスである。  エアクリーナーボックスから左手前に伸びているのが吸気用のホースだが経年劣化でボロボロになっている。本来

      • ジムニー泥沼物語 その16 2サイクルオイル編

         SJ30は2サイクルエンジンである。現在一般的なエンジンは4サイクルエンジン。ガソリンを燃やすことに違いはないが、エンジンの潤滑方法が違う。構造がまるきり違うのである。2サイクルエンジンは小型・軽量・高出力という優れた特性がある。しかし2サイクルエンジンは構造上、潤滑のためのオイルをガソリンに混ぜてエンジン内に供給する必要がある。オイルはエンジンを潤滑する。その上で綺麗に燃焼しなければならない。2サイクルエンジンの排気ガスは、もちろんオイルの燃焼ガスを含むので、排気ガスの基

        • ジムニー泥沼物語 その15 ルーフコンソール編

           SJ30の純正オーディオはインパネ中央部に1DINスペースがあり、そこに取り付けられる。スピーカーは足元にある。  このまま入れ替えれば何の問題も手間も無い。が、、、 ①追加メーターを付けたいが、インパネ上には置きたくない。 ②足元のスピーカーは音源として最悪である。 ③手元にサングラスなどの小物を置きたい。 と、いうことで、1DINスペースに追加メーターを設置し、オーディオ関係はルーフコンソールを取り付けて、そこに設置することにした。  板は桐の合板を選んだ。軽量で加

        ジムニー泥沼物語 その18 塗装準備編

          ジムニー泥沼物語 その14 ルームランプ編

           SJ30バンには2グレードある。本機はスタンダード(VA)という廉価版。助手席のドアには外側のカギ穴も無いし、ルームランプを点灯するためのスイッチも無い。夜に助手席を開けても真っ暗なのである。ただ、グレード違いの装備は簡単に付けられる物も多い。  スイッチの構造は簡単で、銀色の金属部分が車体に触れてバッテリーの➖に繋がっている。銀色の金属に触れている金色の金属、これが接点でケーブル→ギボシ端子と繋がっている。ギボシ端子からはルームランプに繋がり、ルームランプにはバッテリー

          ジムニー泥沼物語 その14 ルームランプ編

          ジムニー泥沼物語 その13 アーシング編

           クルマにはバッテリーがある。まず、セルモーターを回してエンジンを掛ける。オーディオから音楽🎵が流れる。窓を開けて空気の入れ替えをする。雨が降り出せばワイパーを動かし、暗くなればライトを点ける。これらはエンジンの発電機で発電され、バッテリーに貯められた電気で賄われる。  小学校の理科の授業を思い出してほしい。乾電池があって、豆電球の配線を➕と➖に接続すると点灯した。クルマもやっている事は同じである。ただ、クルマは金属でできている部分が多い。最近のクルマは樹脂部品も増えたが、ボ

          ジムニー泥沼物語 その13 アーシング編

          ジムニー泥沼物語 その12 キーレス編

           昭和のクルマにキーレスエントリーなどというものはない。しかもジムニーには助手席側のキー穴すら無いのである。今どきのクルマはキーレスなので、防犯のために助手席側にはキー穴がない(防犯は言い訳で、つまりコストカット)。キーレスなら不自由しないが、助手席の荷物を取りたくても運転席へ回らなければいけない。リアゲートも同様でキーがなければ開かない。まぁフルオープンでも誰も何も盗らないとは思うが、30を盗られたら悲しすぎる。セキュリティを付けることにしたが、このセキュリティにはキーレス

          ジムニー泥沼物語 その12 キーレス編

          ジムニー泥沼物語 その11 リヤバンパー編

           前オーナーはノーマルバンパーを廃止し、ウインカーとテールランプを丸型の物にしていた。バンパーも無しでは車検に通らないので、メーカー不明の小型バンパーを付属してくれた。、、、しかし、この丸型ランプは定番だが、似合ってるとは思えない。将来的な展望を含めたイメージのバンパーにしたい。  このバンパーが欲しかったのだが、どこのサイトでも完売しており、製造元へ再販はあるのか問い合わせたが返事も無かった。さて、仕方ない。ノーマルバンパーでも良いのだが、オークションで見かける品は皆潰れ

          ジムニー泥沼物語 その11 リヤバンパー編

          ジムニー泥沼物語 その10 ドキドキ車検編

           いよいよ車検である。よくあるディーラーなどに車検をお願いするのではなく、ユーザー車検にチャレンジする。そもそも車検とは車両運行上問題無いことを検査することなので、個人で検査場へ持ち込むことが出来る。ディーラーは認定工場となっている場合が多く、自分たちの工場で車検を通すことができる。不正車検などが時折ニュースになるが、故意に不正な車検をしたり、ミス検査が目に余るようであれば認定を取り消されてしまうのである。つまり、ディーラーへ車検を出すことは、確実にクルマが正常である、100

          ジムニー泥沼物語 その10 ドキドキ車検編

          ジムニー泥沼物語 その9 車検直前で焦る編

           このジムニーは車検切れの状態で手に入れた。車検が無ければ公道で走れない。走らなければ調子はわからない。車検が取れる状態なのかもわからない。後述するが、仮ナンバーでは自宅と軽自動車検査協会の間、しかも検査に必要な場合のみ走ることができる。仕方ないので、ダメ元イチかバチかで車検にチャレンジする。  本当であれば、古いガソリンを消費して、新しいガソリン、新しいオイルで車検に臨みたい。ガソリンは新しければガソリンスタンドの匂い。古くなるとマジックインキのような匂いがしてくる。ガソリ

          ジムニー泥沼物語 その9 車検直前で焦る編

          ジムニー泥沼物語 その8 ワイパー交換編

           当時物の純正ワイパーが付いていたのだが、細く弱々しい。amazonで見てみると、SJ30〜JA22まで対応の新品ワイパーassyが手に入る。雪中⛄️キャンプ🏕️という野望のため、降雪に備えてしっかり仕事をしてくれるワイパーが欲しい。  来た商品がタイトル画像である。派手なパッケージに、イヤな予感。シールの「GYPSY−N/M」で確信。スズキはイチ早くインド🇮🇳市場に進出しており、ジムニーも現地生産していた。2代目ジムニーも1300エンジンを搭載したロングバージョンが「ジプシ

          ジムニー泥沼物語 その8 ワイパー交換編

          ジムニー泥沼物語 その7 ブレーキシュー交換編

           前回、駆動系で引きずっているのは、右後ろのブレーキシューから外れたライニングだということが判明した。コレは修理できなくはないが、コストが合わない。ブレーキシューのライニングは貼り替えが可能で、専門業者でやってもらえる。しかし、 部品が手に入るのならば、往復の送料や材料費と工賃で割高になってしまう。  部品がまだ購入できるので、前後セットになっているものを購入した。どうやらJA11辺りまでは共通部品らしい。しばらくは部品購入できそうである。  思ったほど汚れていないのは、前

          ジムニー泥沼物語 その7 ブレーキシュー交換編

          ジムニー泥沼物語 その6 引きずり解明編

           ジムニーを引き取りに行き、積載車へ積む段階で気付いていたのだが、どこかで引き摺りがある。ブレーキが怪しいが、長期不動車であったため、センターブレーキが第一候補である。SJ30は前ブレーキがディスクかドラム、後ろブレーキがドラムである。最近の車両では後ろのドラムブレーキがサイドブレーキを兼務しているのだが、SJ30はトランスファー直後のドライブシャフトにサイドブレーキ専用のドラムブレーキ(センターブレーキ)がある。  まずは前輪をジャッキアップして手で回してみる。右も左も少々

          ジムニー泥沼物語 その6 引きずり解明編

          ジムニー泥沼物語 その5 シート交換編

           このジムニーはシートが交換されていた。運転席はRECARO、助手席は不明だが純正シートの流用である。平成29年の法改正で保安基準への適合が厳格化された。簡単に言えば「純正シート」であるか「適合証のあるシート+適合証のあるシートレール」でなければ車検が通らないということである。しかし、37年も昔のシートが正常である訳はない。時々オークションで見かけるが、スレや穴開きはもちろん、スポンジもヘタっているであろう。  では、シートをどうするか? ボクは4駆のRECAROには否定的で

          ジムニー泥沼物語 その5 シート交換編

          ジムニー泥沼物語 その4 オイルタンクキャップ編

           このジムニーは2サイクルエンジンである。ごく普通の乗用車は4サイクルエンジン。ここでの解説は省くが、草刈りの刈り払い機のエンジンと同じである。エンジンの構造上、オイルをガソリンに混合して燃焼している。そのためのオイルタンクがエンジンルームにあるのだ。そのタンクキャップが割れてしまっている。  ん? 確か純正のキャップは黒い樹脂だったはず。どう見ても灯油のポリタンクのキャップである。モノタロウで探してみるが純正部品はすでに製造されておらず、オークションではキャップ1個に数千

          ジムニー泥沼物語 その4 オイルタンクキャップ編

          ジムニー泥沼物語 その3 車両引き取り編

           さて、いよいよ車両の引き取りである。静岡市から千曲市まで約240Km。友達のレッカー屋さんに聞いてみた。「240Km×500円+基本料金20,000円=140,000円くらいかな。」おっと、アラブの石油王でなければ破産してしまうような金額である。「陸送屋さんなら、もっと安いかもよ。」まぁしかし、それならば自分でレンタカーの積載車で運んでやろう。レンタカーならば12時間で13,000円ほど。ガソリン、高速代を合計して25,000円程度で収まる計算である。  久々のトラックで

          ジムニー泥沼物語 その3 車両引き取り編