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今のお教室に入って7年になろうとしている。

最初はアウアナとカヒコの違いもわからず、ただ覚えて踊ることが楽しかった。
なぜか私は、歌を覚えないと踊りが入らない質のようで、気づいたら歌いながら踊ることが多く、時には先生(と呼ぶことは禁じられていたのでKさん)から「歌いながら踊るのはフラじゃないかもなぁ」なんて言われながらも、楽しくて楽しくて仕方なかった。

その頃のKさんは、どちらかと言えばコンペあがりのフラダンサーっぽくて、カヒコも教えてくれるけど、その教えは美しく踊ることの方にあった気がする。

それが。
気づいたらきょうこさんの師匠が、あのケクヒ・ケアリーカナカオレに変わっていて、そこからの変化は私のフラにも大きな影響を与え、そして言うまでもなくこの上ない幸せなことだった。

あの頃、「歌いながら踊るのはフラじゃないかなぁ」と言っていた教えが、今では「歌詞を覚えなさい、お腹から声を出して歌いなさい、そして踊りなさい」と180度変わった。

最高。

知っている単語を手がかりに覚えるのが精一杯だったのが、ハワイ語のクラスが始まって、カメの歩みながら文法を学ぶにつれ、ますます覚えやすくなってフリも入りやすい。

最高。

昨年末、Kさんがケクヒからウニキを受けて、見事クムとなった。
教室にクアフが置かれたタイミングで、これまで禁止されていたオリの録音が解禁された。
ハワイのクムたちも、文化継承のために今の時代にあるものを最大限活用して保存していく方針とのこと、それにはルールがしっかり定められているものの、これまで手書き文字とそのときの耳だけで覚えてきたので、これはラッキー…なはずだった。

結果、録音あんま意味なかった(笑)

やはり私は書いたものを軸に記憶を頼りに覚える方が性に合っているようだ。

E ulu e

完璧に入りました!



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