アルシオンの夢見

夢シーン1:ビル内の豪邸に潜入

私は大組織のトップの妾の1人として、組織の豪邸に潜入した。豪邸はビルの上階の数階分。
私は珍しいビニルテープ(マスキングテープ?)を手に入れていたので、組織のメンバーたちが喜んだ。私のテープはほかのテープと一緒に、ガラスケースの中に飾られた。私は長く気に入られるためにトイレ掃除などを率先してやろうと思っている。
2階にはスパがあり、このビルのほかの住人達も利用する。

シーン1解釈:13蛇の道

この夢の前にみた夢でも、どこかに潜入したり、内側から変わったり、脱出したりという内容で、大まかに似ている。主にアルシオンとアルクトゥルスの13蛇の道についての夢だと思う。アルシオンが世界を作り、時が来るとアルクトゥルスが解体する。
大組織の豪邸はアルシオンの豪邸で、私はアルクトゥルス視点。トイレ掃除を担当しようと思っているのは、何でも水に流すアルクトゥルスを象徴している。

ビニルテープは時間の流れとか川などを表していて、ある太陽系の歴史の巻物みたいに考えても良いと思う。私は珍しい太陽系のデータを持っていたので、アルシオンのメンバーは喜んだ。アルシオンが世界を作り、アルクトゥルスが巻き取る。

2階のスパは、生命の樹のイエソドにあたる、スワジスターナチャクラと考えても良いと思う。アルシオンがケテルから入ってきて、イエソドまで降りる。また、スパは汚れを落とすところでもあるので、ここでアルシオンとアルクトゥルスの転換が起こり、向きが反対になる。

夢シーン2:黒人男性とウーバー配達員

ビル内のスパから出ると、なぜか外で、豪邸に戻るのに外の歩道を歩くことになった。スパの出口付近に自転車やバイクが駐輪されている。前から歩いてきた黒人男性が私とすれ違った。彼は内面に安定感のある雰囲気だったが、ぱっと見は労働者階級の見た目。彼は停められているバイクのシートの物入れの中から、何かを取り出そうとしていた。それを見ていたウーバー配達員は、黒人男性の外見だけで判断し、自分の仲間だと勘違いして「バイクを使うといいよ」とアドバイスしている。黒人男性は参ったなという感じで笑っている。

シーン2解釈:ヘルメスだった

アルシオンはクライン瓶のようだという話もあり、ビルの中を歩いているうちにいつの間にか外に出てしまう。スパはアルシオンとアルクトゥルスの転換点だとすると、ここで向きが反対方向になるのだ。その切り替え点のそばに黒人男性がいて、これは境界を歩くヘルメスだ。
ヘルメスは柔軟性のある人物に見えたが、外見は労働者のようで、これはどの世界に行っても注目を集めないようにするカモフラージュの定番ではないかと思う。大多数の一員であるとか、薄汚いとか、取るに足らないような見た目をすることで注目を避ける。

ウーバー配達員は、ヘルメスが自分の仲間だと思って「バイクを使うといいよ」とアドバイスをしたが、ヘルメスは素人にアドバイスされてしまったなぁという感じで笑っていた。
松村潔先生は、バイクの二輪は同じ方向にしか動かず、ほとんどの人は、ヘルメスの次元移動のやり方(ヴェシカパイシスの歩き方)を理解していないと、この夢を取り上げてもらったYouTubeで話していた。

夢シーン3:酔っ払い浮浪者

ヘルメスはスパの出口で私とすれ違って、ウーバー配達員に声を掛けられたあと、私の後ろをついてきていた。大きな丸石が敷き詰められている歩道を歩いてゆくと、アルシオンの豪邸が入っているビルの入口付近に、酔っぱらって大声で叫んでいる浮浪者がいた。頭にはヤギの巻角がついているが、彼はそれを外して、歩道から車道を渡ろうとしていた。
私の後ろからヘルメスが彼になにか声をかけると、浮浪者は動きをとめてヘルメスのほうを見た。

シーン3解釈:世界を作るアルシオンの化身

頭にヤギの巻角が付いている浮浪者は、牧神パンのように見えた。Wikipediaでギリシャ神話のパン(パーン)について調べると、ヘルメスが父親だと書いてあり、さらに以下の記述がある。

パーンがテューポーンに襲われた際に上半身が山羊、下半身が魚の姿になって逃げたエピソードは有名であるが、この姿は低きは海底から高きは山の頂上まで(山羊は高山動物であるため)世界のあらゆるところに到達できるとされ、「全て」を意味する接頭語 Pan(汎)の語源となったともいわれている。
ウイキペディアより

「世界のあらゆるところに到達できるとされ」とのことで、ヘルメスが父親なのも頷ける。世界とはフラワーオブライフの円ひとつひとつのことだとすると、1つだけの世界ではなく、あちこちに行けるという意味になる。さらに「生まれたパーンを見てすべての神々が喜び、最も喜んだのはディオニュソスだった」ということなので、パーンとディオニュソスは親和性が高く、夢の中の浮浪者が酔っ払っていたというのも、それらしい感じだ。

パーンは丸石が敷き詰められていない車道に出ようとしていたが、丸石はもちろんフラワーオブライフのこと。円ひとつひとつが世界だが、パーンは世界のないところに踏み出そうとしているように見える。
アルシオンは世界を作るということでは、フラワーオブライフの円を新たに作るような感じでもあり、世界とはさまざまなサイズの山羊座の箱だと考えると、パーンが山羊の巻角をもっているのは、アルシオンの化身のようにも見えてくる。

ヘルメスは、私の後ろからパーンに声をかけて、パーンが車道を渡ろうとするのを一時的に止めた。それはきっと私がパーンのことを見ていたからだ。まだ知る準備ができていない者が見てしまうと、パーンが作った(道を付けた?)新たな世界に引きずられて、記憶を失い、戻ってこれなくなるのではないか。

この夢を見た時、はじめはヘルメスが偶然私と同じ方向に歩いていると思っていたが、おそらく初心者の私がアルシオン方面(パーンのいるほう)にヴェシカパイシスを歩いているのを見て、制定されていない円(私の理解を越えた円)に踏み出すことのないように注意していたのだと思う。

まとめ

アルシオンはアルクトゥルスと協力関係にある。この力関係の入れ替えとか、クライン瓶の内と外が入れ替わるところには、境界を渡り歩くヘルメスがいる。
また、アルシオンが世界を作るやり方は、アルクトゥルスと組むと、例えばアンドロメダ銀河に接続するとか、違う銀河への橋渡しにもなるのではないかという予感を感じた。


この夢の一部について取り上げてもらったYouTubeはこちら↓
ヘルメスと道ですれ違う。ヘルメスはいつもここを歩いている。

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