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🐍月食サロス128番の旅🐍

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月食のサロス128番を、71回分ぜーんぶ調べてみようの計画。 とりあえず、37回目から過去へ遡ります。 満月で次の回に移動します。 そうすると、うまくやっても6年ぐらいかかるら… もっと読む
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🐍月食サロス128番の旅 34/71(6)(Sabian Story)

*** 「年寄りになると関節の動きが悪くなる」 そう言いながら、フクロウはカクカクと首を回しましたが、もう真後ろのあたりは見えませんでした。なので、前向きに並んでいた二つの目のうちの一つを、後頭部へとずらしました。「これで全体は見える」でも、距離感が掴めないので、もう獲物は獲れないでしょう。「この体も終わりに近いということだ」 フクロウは夜の間中、木の上から世界全体を見渡していました。遠くも近くも。そして朝になると、目玉のそれぞれに羽をつけて、子供たちへと役割を告げに行き

🐍月食サロス128番の旅 34/71(5)

ジオ-ルナ連携から惑星フィールドへ飛べ 水星くん、なにやってんの? とは誰も聞いてこないような、よく見ると水星にはアスペクト線がありません。他の皆さんはわりとあちこちに線を引いていますが、こっそりひっそり水星くん。  水星 ♎13:Children blowing soap bubbles. [しゃぼん玉をふくらませている子供たち] ・横やりが入ると大きなシャボン玉が作れないから、静かなところで作ってるんだよ。 あるいは、 ・シャボン玉作りが楽しすぎて、シャボン玉に

🐍月食サロス128番の旅 34/71(4)

地球軌道のあたりへと。 ジオルナドラコの図 金星と火星と天王星  ヘリオセントリックではヨッドを作っていたこちらの方々、地球あたりから見るとTスクエアになるらしい。  火星 ♐5:An old owl up in a tree. [木の高いところにいる老いたフクロウ]  天王星 ♓6:Officers on dress parade. [衣装行進している将校たち]  金星 ♍10:Two heads looking out and beyond the shadows

🐍月食サロス128番の旅 34/71(3)

金星へアプローチする惑星たち  どの惑星たちも交流が忙しそうですが、ヨッドの頂点にある金星さんが気になります。  金星 ♉7: The woman of Samaria. [サマリアの女]  天王星 ♐7: Cupid knocking at the door. [ドアをノックするキューピッド]  火星 ♎8:A blazing fireplace in a deserted home. [荒廃した家の中で燃え盛る暖炉]  火星だけ8度ですが、もし♎7だと [ヒヨコに

🐍月食サロス128番の旅 34/71(2)

私的なリアルがわりと忙しく、ぐったり疲れて早く寝たいよーと言いますので、それは御苦労だったねえ、ねんねんころりよおころりよ、とすっかり一緒に寝ちゃうので、さっぱり旅が進みません。 このヘリオ図で見ていきますよ。 海王星、水星、火星の七角形 七角形を作るには、あと4つ必要なんですが、どのへんなんだろう? ・・・と思いましたが、計算するの面倒だなー、でもこんなことは自分でやらなきゃ他の誰もやってくれないしなー、と思うので計算しました。海王星を基準にした正七角形。  7点の

🐍月食サロス128番の旅 34/71(1)

前回の35は相当ボケてたらしく、月食サロス128は全部で71回あるというのに、どのタイトルも35/70となっておりました。34に入る段になってやっと気がつき、そそくさと訂正してきました。 では、月食サロス128、34/71に入りましょう。 月食サロス128番 34/71:皆既月食の概要 まずエスペナックさんへの謝辞 "Eclipse Predictions by Fred Espenak, www.EclipseWise.com" 1899年は125年前、明治32年

🐍月食サロス128番の旅 35/71(7)

ドラコニックを見ているつづき 木星は金星・土星と60度 けっこうピッタリで、  木星 ♌21:Chickens intoxicated. [中毒した鶏]  金星・土星 ♎21:A crowd upon the beach. [海岸の群集] ピッタリと言えば、海王星と冥王星もピッタリ30度でした。  海王星 ♎24:A third wing on the left side of a butterfly. [蝶の左側にある3番目の羽]  冥王星 ♍24:Mary and

🐍月食サロス128番の旅 35/71(6)

ドラコニックを見ていきます。 太陽と月の交点  太陽は月の昇交点(ドラゴンヘッド☊)から1°33'のところ。ドラコニックですから、月の昇交点が♈0、降交点が♎0となります。36回目のときには太陽のサビアンシンボルでは♎1でしたが、37回目では♎2になりました。  ☊から太陽 ♎2:The light of the sixth race transmuted to the seventh. [六番目の部族の光が七番目のものに変質する]  マイブーム中の相対角度では、その

🐍月食サロス128番の旅 35/71(5)

地球のほうに行ってみよう ドラコニックチャート、ジオセントリック、ホールサインで図を作ってから、GIMPでアセンダントとMCと月を消す。真ん中に地球と月を置く。 第一印象、線があっさりしてるなぁ。やっぱりこれも閉じた形がなかった。でもコンジャンクションがありますね。金星と土星と海王星の合と、水星と冥王星の合。火星と天王星はノーアスペクト。 太陽の側に寄っている惑星たちだから、夜の月が高く上がる頃には地平線より下で見えません。唯一逆行している天王星が月の東側にありますが、で

🐍月食サロス128番の旅 35/71(4)

ヘリオセントリックのつづき 地球と金星、 それから90度アスペクト 赤色なアスペクト  地球 ♑13:A fire worshiper. [火の崇拝者]  金星 ♌28:Many little birds on a limb of a large tree. [大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥] 火を拝む人たちは大きな炎のうねりのよう。枝にとまる小鳥たちは大きな木に守られているよう。鳥たちはそれぞれの声で鳴きました。火の子がパチパチとはねました。賑やか。やがては飛び

🐍月食サロス128番の旅 35/71(3)

ヘリオセントリックのつづき 冥王星を見てみよう 赤色アスペクトが多い図ですが、冥王星は赤に関係しません。緑色は30度だから、12分割、2・3系統です。  冥王星 ♋4:A cat arguing with a mouse. [ネズミと議論する猫] このサビアンを聞くとトムとジェリーを思い出しちゃうのですが、トムとジェリーは1940年が初作で、エルシーさんは1938年にお亡くなりになられているから、トムとジェリーのほうが後でした。 猫なんだから一方的にネズミなんてやっつ

🐍月食サロス128番の旅 35/71(2)

ヘリオセントリックのホロスコープ パッと見の第一印象としましては、  ・開いている(閉じてない)  ・赤が目立つ。 ほんとアスペクト線の見たまんまですみません。 線で囲まれて閉じた形になっているところがないんですよね。わりとこれまで見てきたチャートは、囲まれたところがあったような気がするんだけど。 でもオーブを広めにして、金星と天王星のオポジションを採用すれば、Tスクエアの直角三角形ができそうです。じゃあちょっとオーブの60%限定を外してみましょうか・・・ わ、さ

🐍月食サロス128番の旅 35/71(1)

さあ今日は満月だ。旅の続きを始めよう。 ・・・でも、すっかり旅の仕方を忘れちゃってるようなー😅 前の真似をしながら歩いてみよう。(そしていきなり日付を間違えていたことに気づき、後で直しました。あー) 月食サロス128番 35/71:1917/07/04皆既月食の概要 まずエスペナックさんへの謝辞 "Eclipse Predictions by Fred Espenak, www.EclipseWise.com" を書きまして、 いろいろ忘れてるので、思い出しておきまし

🐍月食サロス128番の旅 36/71(11)(Sabian Story)

*** この家は定期的に向きを変える。そうしないと家が床ずれを起こすらしい。それで今、私の部屋は北東を向いいて、ほとんど日が入らない。 ずっと暗がりにいると空間認識もおかしくなってくるのか、部屋がずいぶん広くなったような気がする。 壁には電灯のスイッチがあったはずで、それをオンにしたいのだけど、その壁までがなかなかたどり着かない。 今日も壁には着かなかった。 ここで宿営するか。 私が暗闇の一隅で火を起こすと、他の仲間たちも集まってきた。同部屋の年老いた三兄弟だ。 「