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【子ども勉強会】ダウン症について

2020.6.13 東京スキンタッチ会。実際に鍼灸院にいらしたダウン症児の症例から、60人を越える鍼灸師が真剣に「自分だったら」を考えつつ質問や意見を交わすという症例検討形式の勉強会。まずは知る事、考える事。

講師は初回(5月3日)に続き、小児療育のPT:中原則予さん。

参照→公益社団法人 日本ダウン症協会 http://www.jdss.or.jp/family/

・「ダウン症」と一言に言っても、特定の症状があるわけではなく、生まれつきの特性(体質や性格のようなもの)のひとつと考えるとわかりやすい。合併症のない場合には療育に繋がらない事も多く、予後良(長い)。

・特徴:筋肉の緊張度の低さ/風邪をひきやすい/発達がゆっくり/知的発達に遅れ/合併症として心疾患、などがあるが、その人それぞれ。

・ヒトの染色体は通常23対2つずつ46本 ①標準型(全細胞21番目が3つ:トリソミー)95% ②転座型(21番目が他にくっつく。14との間で多い) ③モザイク型(全てではなく限られた細胞の21トリソミー)と、3つの型がある。

・偶発的に起こることがほとんどで、誰にでも起こり得る。600~800人に1人の割合で生まれるらしい(引用元:小児慢性特定疾病情報センター)。

・ダウン症のある子は胎内環境がよくないと流産しやすく、生まれてきた赤ちゃんは淘汰という高いハードル乗り越える強い生命力をもった子であると言える。

ICFチャート、評価という考え方、定期的な成果確認と計画の見直し。リハビリテーション(医療チーム)⇔鍼灸マッサージ師としてできる事は?

「丈夫に育てる」小児はり治療、医学的知識を持ったうえで保護者の話を聴ける鍼灸師。

いやぁ、実り多い勉強会。臨床したい!私に今すぐできるのは・小児カルテの作り直し、と・スキンタッチ教室営業かな。



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