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ありがとう、イケメン。

「ねんきん定期便」てのが来た。

白と青、ペリペリする葉書。差出人は日本年金機構。うん、「消えた年金問題」とか、聞いたことあるし。今の私「第3号被保険者」(専業主婦)って、見直されるんでしょ?されたんだっけ??←このレベル。

これ、前にも見た事あるな~へぇ~年に1回来るんだ~ペリペリ・・老齢年金(いわゆる年金)の見込み額棒グラフ(65才/70才)・・年取ってからもらい始めた方が金額多い、と一目でわかる。(最大42%増だって)

長生きするなら(そして蓄えがあるなら)70才まで受け取らない方がお得だよ、人生100年だしね。70才からでも30年。うん、これも聞いたことある。

あれ?結婚前正社員だった時期あるんだけど・・・。

「でもねー、いつ死ぬかわかんないしね~。」

これは、今年子ども3人のうち2人が社会人となり、高3受験生(たぶん)のいる我が家で、同い年の夫とよく話している「老後」の暮らしとお金の話。

10年前:子育て真っ最中の頃、

20年前:初々しいパパママ時代、

いや、なんなら30年前:付き合ってる頃とは話す内容が全く違う。当たり前(・・今改めて付き合いの長さにちょっと感動してる・・)。

・・とか言ってる場合じゃなく、気になったのは「厚生年金保険(b)0月」という欄。ん?私、短大卒業後2年ちょっと東証一部上場の企業勤めだったような??

電話で予約して年金事務所に行ってきた。

そのまま捨てようかと思ったけど、電話1本で済むなら・・・とハガキにある問い合わせ先に電話して、聞かれた通り新卒就職先の名前を言ったり、すっごい久々に旧姓聞かれたり。

結局「最寄りの年金事務所に予約入れますので窓口行って下さい」とのことで、最速が2週間後の予約(けっこう先なのね)。ようやくその日。

すごいぞ!お客様相談室 イケメンT氏

コロナ対策もあるのでしょう、待合イスからっぽの事務所に行き、定年後の暇つぶしと思われる(失礼)受付ブースのオジサマの案内を待つまでもなく分厚い衝立と曲線カウンターでお隣が全く気にならない「相談窓口」へ。

担当してくれたのはキリっとした眉のイケメン推定30代前半T氏。

相談に行く人の中ではかなり若手の私は、言うて美人相談者。(もちろん双方マスク)

PCで検索する間とか、何か印刷する間とか、差し向かい(透明フィルム越し)でけっこう時間あるので、なんとなく「年金て義務なんですよね~いつからあるんですか?」と聞くと「昭和16年です」即答。

「もともと軍人のなんちゃら~」と、作業しつつサラッとお答え頂くその姿に、(ほほぅ、お若いのによく勉強していらっしゃる。お主、窓口業務のプロだな!)←と心の中で。私、何の仕事でも「プロ」が好き。

子育てサークル運営の頃、何度か公民館の3回連続講座の企画にお声掛け頂いたんだけど、最初につけた講座タイトル「専業主婦のプロになろう!」だったもんね笑。なので、非常に気分よく。

めでたしめでたし(と思われる)

結局、1991年(平成3年)7月1日まで勤めていた会社の厚生年金記録が今の私と結びついていない、という事がわかり、もちろん免許証出したり書類書いたりしたんだけど、最終確認の決め手は口頭で「会社名を」「所在地は」と。

今は何事もなく答えられた私だけど、この先、いつ何が起きて思い出せない事もあるのかも・・と思ったら、気になった時に先延ばししないで行ってきて良かったな、と。

面白かったのは「もうひとつありますね。1992(平成4年)に半年間お勤めの会社名を」と言われて「へっ!?」となった事。

新宿18時定時の正社員をやめたのは、月~金で渋谷18時からの専門学校に行くためで、「そっから先は派遣でしか働いてない」と言ったら、「派遣の会社の名前覚えていますか」と聞かれ、「え・・・何カ所か登録してたような・・」と記憶をたどっていると、T氏「場所は新宿です。」

「え・・派遣先に新宿はなかったな・・う~ん」と考えていると「動物みたいな名前です。」「!!!?」⇒「当たりです!」ニッコリ(イメージ)。

クイズか笑。

そこから、当時の派遣社員の待遇の良さから今の非正規公務員問題までをチラッと話したりして、なんだか、とっても共同作業をやり終えた満足感で帰路についたのでした。

ありがとう、T氏。ありがとう、イケメン笑。


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