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《目覚めの挨拶》平石はるな

京都市立芸術大学の作品展、平石はるなさんの作品が圧巻だった。

《目覚めの挨拶》, ©️平石はるな

大きな画面にピンクの花と鳥、手前にいるのはオカメインコとセキセイインコだろうか。インコと花が同化し密度のある画面下部から視線を上げていくと空に抜ける。青と緑のセキセイインコが相まって飛び、青いインコの背景の雲によって視線の誘導がなされていく。

何かの名画を参照しているだろうと思ったが、何だろうか。かなり昔に見たジョルジュ・ロシュグロスの《花の騎士》を連想したが、果たしてそうだろうか。アトリビュートで読み解こうと思うと、薔薇は愛を表しているが、インコはどうだろう。そうした読み解きとは別に好きを表しているようにも思える。好きな絵を描く。そうした画面が鑑賞者を惹きつけているのだろう。

昨年も平石はるなさんの作品を見ていた。

《愛の調》, ©︎平石はるな

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