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愛嬌たっぷりの料理好きーーRozkoszny

いま、ポーランドを席巻している料理研究家のひとり、ミハウ・コルコシュ(Michał Korkosz)。彼は「Rozkoszny(ロスコシュヌィ)」というタイトルで、ブログを中心にSNSで自らのレシピを発信している。

彼はレストランで働くシェフではなく、動画で映っているのは家のようなキッチン。これがレンタルスタジオなのか、実際に彼の家なのかは定かではないが、コンセプトとして「家で作る美味しいもの」であることがひしひしと伝わってくる。

ミハウ・コルコシュとはどんな人?

最初のインスピレーションはナイジェラ・ローソン

彼のブログの自己紹介によると、幼い頃から味わいと喜びに強い関心を抱いており、食べることが大好きだったという。その後、イギリスの料理研究家ナイジェラ・ローソンのレシピを見てインスピレーションを受け、やってみたいという気持ちが湧いてきてキッチンに立ち始める。その頃は、母親が持っていた料理本を見ながらレシピを再現していたそう。
料理が自分だけでなく、周りの人にも喜びをもたらすことに気づき、ハマる。
参考:ナイジェラ・ローソンのブログ 

"Rozkoszny"

ミハウ氏のブログ「Rozkoszny」では、まさしく彼の憧れのローソン氏のように、たくさんのレシピが並んでいる。このブログのタイトルはポーランド語で「この上ない喜びをもたらす」「恍惚とした」という意味。料理を口にした瞬間の喜びを表したものだろう。

https://www.instagram.com/rozkoszny/

彼のリールを見ると、まさしくRozkosznyな表情をしているのがよく分かる。こんな人が送り出すレシピ、一緒に作って食べてみたい!

私が考える彼の発信の魅力

ミハウ氏にはとにかく愛嬌がある。彼が私の友人だったらどんなに楽しいだろう。
ひまわりが咲いたような、またはオレンジが実っているような明るい笑顔と、話し方の甘たるさ。これは揺るぎない彼の魅力だと思っている。
そして、レシピが難しくなく、「私にもできそう!しかも美味しそう!」と思わせてくれること。あまり多くの材料を使わず、シンプルに作ることが彼は多い。

ポーランドと日本のお店に並ぶものの違いや、物はあっても日本では高いのよ・・・(特にバター、生クリームなど!)というものをふんだんに使うこともあるので、全てのレシピが日本で暮らす誰にでも再現可能とは言わないが、それでも真似してみたくなる彩りや調理方法、味付けをミハウ氏は惜しみなく紹介している。
なお、私が日本人だからたまたま目に留まるのか、彼は味噌や醤油、豆腐をよく使う。レシピが日本食でなくても、隠し味としてよく使っている。

ポーランドの雑誌やテレビでの取材も多く、レシピを詰め込んだ書籍も発売している彼のブログには英語版もあり、ポーランド語が分からなくとも彼の創作に触れることができる。
とはいえ、私が推したいのは彼の表情と話し方(そして声)!ぜひインスタグラムのリールやYouTubeを見てみてほしい。こんな友達(できれば弟)がいたらなあ!

Rozkoszny

ブログ

YouTube

Instagram: @rozkoszny


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