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    LabBase プラットフォーム開発本部から開発情報をお届けします。 現在Zennに移行しています。 https://zenn.dev/p/labbase

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2024年に向けて

この記事は LabBaseテックカレンダー Advent Calendar 2023 の 25日目の投稿です。こんにちはエンジニアのミズノです。 LabBaseでは年間を通してエンジニアを採用しています。たくさんのエンジニアの皆さんと出会うこともでき、社内のエンジニアも増加しています。少しづつ組織も大きくなってきました。もちろん採用はまだ継続するので、これから私たちがチャレンジする取り組みを紹介したいと思います。 プロダクトのアップデートまず私たちが開発を続けているプロダ

    • 非同期処理の話❷

      こんにちは、株式会社LabBaseでエンジニアをしているミズノです。ちょと時間が空いてしまいましたが、少し前に非同期処理を調べてました。今回はRustでの簡易実装と合わせて説明します。 Rustは非同期処理ランタイムをコミュニティに任せています。エンジニアは最適なランタイムを選ぶことができますし、自身でランタイムを構築することもできます。今回は現状スタンダード感のあるtokioを利用したいと思います。 非同期処理ふりかえり非同期処理は内部的にはポーリングを行い、Futur

      • Rustでファジングテスト

        こんにちは、株式会社LabBase(旧POL)でエンジニアをしているミズノです。 Cargoには便利なツールチェインがありますが、今回はファジングをサポートするcargo-fuzzを紹介します。 ファジングとは ファジングはセキュリティの調査などでも利用される方法ですが、ランダムなインプットを作成し、予期せぬバグを見つけることに役立ちます。 cargo-fuzzcargo-fuzzはLLVMのlibFuzzerをベースにしたファジングサポートを提供します。インストールは

        • Saplingから感じた、エンジニア力

          こんにちは、株式会社LabBase(旧POL)でエンジニアをしているミズノです。 この記事は2022年アドベントカレンダー25日目の記事です。 昨日は「KafkaとDeveziumによるMySQLとElasticsearch間のデータ連携」でした。 アドベントカレンダーを毎年続けてますが、25日間埋めるのは簡単ではなく、今年も色々なネタを投稿してくれた皆さんに感謝します。 今年最後の投稿は開発フローと個人的な反省の話です。 開発ではGitを利用するのが一般的かと思いますが

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        記事

          Worker → WASM / WASM → Worker

          こんにちは、株式会社LabBase(旧POL)でエンジニアをしているミズノです。今年も12月に入り、アドベントカレンダーの季節になりました。もちろん今年も参加します。多数のエンジニアが投稿するので、LabBaseの開発組織の雰囲気が見えてくると思います。25日間毎日投稿されるので、ご期待ください。(おそらく!) 初回は私が担当です。 株式会社LabBaseのアドベントカレンダーはこちら 最近試している事直近でWeb WorkerとWASMに触れる機会があり、その辺りで試し

          Worker → WASM / WASM → Worker

          非同期処理の話❶

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。GWでまとまった時間が取れたので非同期処理を調べてみました。最近では当たり前のように使用していたasync/await、そもそもなぜこれで動くの?と気になってもいました。 調べてみると、「俺は雰囲気で書いていたんだな〜」と自分自身が理解できてなかったと気づけ良い勉強にもなりました。 まだまだわからないこともたくさんありますが。自分の勉強のためにもnoteにまとめていきたいと思います。間違った情報あればご指摘いただける

          非同期処理の話❶

          フロントエンドでDDDした話

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。今年はコードを書く方向で頑張っています。最近はフロントエンド側のビルド環境をWebpackからRollup.jsに移行、合わせてesbuildを試してみたりとキャッチアップに時間を割いています。 ちょうどDDDも試してみたいと考えていたので、簡単に導入してみました。 DDDとレイヤードアーキテクチャPOLのフロントエンドはレイヤードアーキテクチャを採用しているので、ドメインオブジェクトの定義もdomain層でまとめ

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          いかにしてコードを書くか(ハード編)

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。2021年度のアドベントカレンダーも今日が最終日25日目です。今年も無事完走できそうです。 今年を振り返ってみたときに思いつくことは、あまりコード書けなかったなということです。そこでいかにしてコードを書くか考えてみたのですが、劇薬のようなものができたので紹介します。あくまでも個人の見解なのご注意ください。 💀SNSでコード書いてる人をリスト化僕は周りに頑張っている人がいると、良い影響を受けるタイプなので、SNSで

          いかにしてコードを書くか(ハード編)

          開発組織とエンジニアカルチャー

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。2021年も間もなく終わりますが、今年もあの季節になりました。みんな大好きなアドベントカレンダーです。こちらで弊社メンバーが参加しているので、ぜひ購読してみてください。 初日は私ミズノが担当します。最近はサービスや組織周りの動きが多かったので、まだ表に出していない開発チームの話とカルチャーについて紹介したいと思います。 開発以前の記事で3チームに分かれているお話をしたのですが、今回はキャリア事業以外の動きを紹介し

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          POLのエンジニア組織 2021年度版

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。1年前にPOLのエンジニア組織の記事を書きましたが、メンバーも増え、組織も変化があったので現在の状況を紹介いたします。 エンジニアの人数現在は約20名が働き、3チームに分かれています。各チーム内でさらにユニットのように分かれることもあります。必要があればメンバーの移動なども柔軟に行なっていますし、横断的に働くメンバーもいます。1年前と比べると人数も増えたのですが、今季はさらに増員を計画しています。 働き方 こちら

          POLのエンジニア組織 2021年度版

          Micro Atomic Design

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。前回はフロントエンド の取り組みについてお伝えしました。今回はその続きで、レイヤードアーキテクチャと合わせて取り組んでいるのがAtomic Designの考え方です。その部分を紹介したいと思います。 課題我々のフロントエンド開発において、2つの大きな課題がありました。 1.影響範囲の調査コストが高い 当時コンポーネントを利用し各機能を表現していましたが、コンポーネントの利用範囲はアプリケーション全体であるため、

          Micro Atomic Design

          フロントエンド におけるレイヤードアーキテクチャの導入

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。以前弊社の雑談イベントでフロントエンド の取り組みについて話したのですが、そこでお話しした内容を今回は紹介したいと思います。 元々POLのフロントエンド は、よく見るReactのアーキテクチャでした。 React + Redux プロダクトも徐々に大きくなり、開発者も増えるなかで色々な問題が見えてきました。特に以下のような問題が多く見受けられました。 1.複数人で開発する場合ルールがないと迷いが発生する2.コ

          フロントエンド におけるレイヤードアーキテクチャの導入

          不具合対応とモブプロと成長

          こんにちは、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。今日はチーム内での取り組みを紹介させていただきます。みなさんの会社でも負債解消、不具合対応のチケットが溜まってないでしょうか? プロダクト開発を進める中では、負債やバグの発生が付きものです。私たちも都度チケットを切り「どこかで対応する!」と気持ちは前向きなのですが、優先度が低いと後回しになりがちでした。 チームで解消する解決方法は色々あると思いますが、私たちはチームで解消する取り組みを始めました。それがモブプロで

          不具合対応とモブプロと成長

          React: Compound Componentsパターンを用いたリファクタリング

          こんにちは、株式会社POLのエンジニア・ミズノです。テックブログ推進と言いながら前回の投稿から随分時間が経ってしまいました。気合い入れ直して頑張ります。 今回は社内イベントで行われた、Reactコードのリファクタリングを紹介します。POLでは毎週のエンジニア勉強会(30分のLT会)を行なっていますが、それとは別にエンジニアラジオと称してトークイベントを始めました。しばらくはクローズドなイベントですが、近いうちに公開する可能性もあります。 お題はリファクタリングPOLのフロ

          React: Compound Componentsパターンを用いたリファクタリング

          POLのエンジニア組織

          初めまして、株式会社POLでエンジニアをしているミズノです。会社ではテックブログ推進担当をしています。 これまでエンジニア組織の情報を積極的に発信してなかったため、「エンジニアいるのか?」「どんなことしてるの?」など面接時に候補者さんから聞かれることもよくありました。そこで今回はエンジニア組織のお話をしたいと思います。 まずは、エンジニア組織を数字で見てみましょう。 エンジニアの人数 POLに現在在籍しているエンジニアは13名で、3つのチームに分かれています。チームは定

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