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読書記録24 なんで僕に聞くんだろう。

『なんで僕に聞くんだろう。』著者:幡野広志さん

「家庭のある人の子どもを産みたい」「親の期待とは違う道を歩きたい」「いじめを苦に死にたがる娘の力になりたい」「ガンになった父になんて声をかけたらいかわからない」「自殺したい」「虐待してしまう」「末期がんになった」「お金を使うことに罪悪感がある」「どうして勉強しないといけないの」「風俗嬢に恋をした」「息子が不登校になった」「毒親に育てられた」「人から妬まれる」「売春がやめられない」「精神疾患がバレるのが怖い」「兄を殺した犯人を、今でも許せない」……
なぜ彼らは、誰にも相談できない悩みを、余命数年の写真家に打ち明けるのか?
人生相談を通して「幡野さん」から届く言葉は、今を生きるすべての人に刺さる"いのちのメッセージ"だ。

紹介文はAmazonより。

生きるヒントが欲しくて何気なく手にとった本でした。相談者は本当にいろいろな事情を抱えていますが、それらに対する幡野さんのこたえが、正直な感じで読んでいて気持ちが良かったです。

相談というのは身近な人にするとどうしても自分が欲しいこたえを求めがちになるので、どんな人にも同じようにこたえているこの人からのこたえはどんなものだろう?と、身近な人に求めるのとは違ったものを求めて相談するのだろうなと思います。

この本のもとになったweb上での相談サービスは最近終了しているようです。本当に多種多様な質問が寄せられていて、世の中、悩みのない人なんていないのだなぁというのを感じました。

感情を比較するのは良くないと自分の経験から学びました。でも、プラスの意味で辛いのは自分だけではないと知ることができました。何年かしたら今の状態も良い経験だったと言える日が来ると嬉しいです。

1年前の今日、ちょうど一気に体調を崩したことを思い出しました。初めて風邪やインフルエンザ以外で身体がおかしいぞ!?と感じた日、本気で恐怖を感じた日でした。

なんだかんだ1年経っても生きられました。よかったです。

この1年、自分にとってかなり濃密な時間でしたし、まだまだ自分の道は続いていくと思うのですが、去年の夏のかなりしんどい時と比べると今はだいぶ良いのかな、と思えています。

色々、諦めなくてよかったです。この先もそう思える時がたくさんあることを願って…。


それにしてもいきなり夏が来てビックリしています。なんとか散歩に適した時間帯を探しながら外出したりですが、今日はついに昼の時点で35度越え…かなり辛いですね。身体を夏に慣らす前に溶けそう…。

無理せず、外出にこだわらずに、熱中症に気をつけます。

ありがとうございました。ぽくこ

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