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クソ親の取り扱い説明書(小説)

今回は私の高校生までのエピソードを交えた
クソ親の取り扱い方をつづっていきます。

小学校6年生の夏のこと

私が修学旅行から帰ってきた頃のことです。
私はみんなが行くと言ってる中学校に進学する予定だった私は、
まったく勉強をしていませんでした。
しかもまったく頭もよくなかった私は、中学受験なんて、
縁のない話だと思っていました。
しかし私の父親は、「俺は中学受験をしないで、今後悔しているからお前には後悔しないでほしい…」とかなんとか言い、
「今日から一日2時間勉強して、中学受験をうけろ!」
小学6年の、一番楽しい、真面目しか勉強をガチってない時期です。
共感してくれる友達もいないわけなので、モチベーションもわかず、
オープンスクールの日に、熱が出たふりをして休み、受験を断念しました。

中学2年のクリスマスのこと

中学3年になったら、勉強をガチらなければいけません。
皆そうゆう感覚を持ちながら、日々を過ごしていると思っています。
思い出を作るのは中2の今しかできません。
そんな中2の出来事です。
私のすんでいるところは、少し田舎で、カラオケや、イオンなどはあるものの、遊ぶところがとても少なかったので、
私は彼女とのデートに少し遠出を決意しました。
5時には帰って来なさい。両親からだった。
当然、毒親なので、スマホは持たせてもらえるわけもなく、
突然、「帰るの遅れます。」なんてことは言えません。
破ったら破ったで、親に何かしらを禁止されます。
予想は「遊ぶの1か月禁止」とかです。
私は約束通り5時に帰宅しました。
毒親の空気を小さい頃から読んでいた私は彼女の空気も読めるようになっており、5時に帰ることを言い渡す日を選ぶことが出来ました。
彼女はご機嫌なのでOKをもらえ、なんとかデートは成功しました。
ですが、帰宅してからが問題でした。
なぜか、家がもぬけの殻です。出かけるといわれてませんでした。
私は6時まで待っていました。カギは渡されていなかったので、
家には入れません。そこであいつが帰ってきました。
帰ってきた一発目、父がこんなことを言いました。
「なんで6時に帰ってきているんだ?」
私は唖然とした。そして反論した。
「鍵渡してないから、俺家の中入れないよ?」
父は言った
「じゃあ俺たちより先に家を出ればいいだろ?」
父の負けず嫌いを思い出した。
怒りやその時に唖然としていた感情で忘れていた。
「それよりも、お前は買ってきたもの食え、
俺らは食ってきたから。なんか買ってきただろ?遠出したんだから」
クソだ。こいつ、糞すぎる。
口から拳が出てきそうだ。馬鹿野郎!言ってやりたかった。
だがそんなことを言ったら育児放棄や、家を出禁になることも予想できた。
私はしぶしぶ父親に従った。
帰宅が遅れた勘違いが罰に発展しなくて良かったと胸をなでおろした。

高校3年生の卒業お祝い会のこと

私は大学に進学した。
バイト代が親の通帳に入っていたので、おそらく私の大学の費用は、
3年分ぐらいは、高校時代に自分が稼いだ金だろう。
だが私はバイトを2つ、かけもっていた。
親に渡すようと、自分で使うようだ。費用はとても多かった。
バイトだけ続けて、出かけることがなかった高3時代は、どんどん
貯金が多くなっていた。
そんな私の貯金は高校3年生時代は、50くらいだった。
お祝い会は長引くと思った。やはり毒が間を指す。
「大学に向けた勉強をしろ」
文系にすればよかった。
理系なので、勉強が引き続き可能なのだ。クソが。
帰るのは7時までと言われ、従った。
まあまあ楽しかったが、1次会しか行けず、ずっと両親の顔が頭に浮かんだ。楽しみ切れなかった。
2次会、3次会まで続いたらしく、同窓会ではとても気まずいと思う。

〆のこと

さいごまで読んでいただいて、ありがとうござございました。
毒親は最高にきもいです。

もしよかったら、

笑い話にできるような死に方をしてほしいです                                                                  

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