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ギラティナがロスバレに負ける理由、ロスバレがギラティナに勝てない理由。

どうもこんにちは。デビルハンター高橋です。
CLが近づいてきて、いろんな人がポケモンカードで強くなる方法だとか、CLでどういう心構えで行くとか、毒にも薬にもならないことばっかり書いたnoteを量産している時期になりました。

そんなことより対面解説だ!

もうすぐCL横浜なので、現環境で最も難しい対面の一つとも噂されているギラティナ対ロスバレのプレイングについて、ここしばらくロスバレしか使っていない自分の所感も交えて解説していこうと思います。

ちなみに個人的な難しい対面ランキングは
1位 ロスバレ対ギラティナ
2位 サーナイト対ミュウ
3位 ギラティナ対パオジアン

です。
ミラーは基本的にゴミだと思います👎👎👎
じゃんけんポンで勝ったほうの勝ち!

ギラティナが負ける理由

プレイングを解説する前に、個人的な所感を述べさせていただきます。

真面目にやったらギラティナはロスバレに有利です。

しかし世間ではロスバレが有利だという声や、5分5分くらいだという意見が散乱しています。
なぜそのような認識の差異が生まれるのかと考えたときに、世間一般における"ロストミラー"の固定概念が深くかかわっていると考えました。

ロストミラーにおいて最も勝敗を分ける要素はロストマインをどれだけ早く、多く言えるかだというのは結構知られていると思います。

Fレギュの生み出した化け物

理由としては、マナフィによって防がれやすいげっこうしゅりけんのほかに、1ターンにサイドを1枚より多く取れるカードがこのカードしかないからです。
しかも打てば打つほど相手のリソース(いれかえカート、つりざお等)を枯らせたり、盤面に蓄積するダメカンも増えていくので、基本的に先打ちしたほうが有利と考えられています。

そのため封印石やスイーパーを採用したロスバレのほうがロストがすぐ溜まるから有利だという意見や、アビスシークによって安定してロストを溜められるギラティナのほうが有利だという意見があります。

しかし、これらの意見は的外れであると僕は考えます。
なぜなら、ギラティナ対ロスバレは従来のロストミラーの常識が当てはまらない対面だからです。

具体的な話をするために、ギラティナとロスバレの構築を用意しました。

ロスバレ
ギラティナ

ロスバレやギラティナの構築面の違いを挙げてみましょう。

・純粋な入れ替え札の枚数
ジェットエネルギーは単純な入れ替え札ではないので置いておいて、もっと純粋な、グッズの入れ替え札の枚数が異なります。
ロスバレは7~8枚、ギラティナは4~6枚ほど採用されていると思います。

入れ替え札の枚数が違うと、花選びで1ターンに何枚ロストを溜められるかの違いが生じます。
ジェットエネルギーは花選び2回分の入れ替え札になり得ますが、手張り権を消費するのでそのターンにロストマインを打つにはミラージュゲートを使わないといけないこと、アビスシークをする際にはギラティナに貼らないといけないことから、純粋な入れ替え札からは除外しました。

そうなると、ロストマインを言いやすいのはロスバレなような気がします。しかも入れ替えカートの枚数もギラティナ側は人によっては3枚の人もあるのに対して、ロスバレ側は基本4枚です。ロストマイン耐性についてもロスバレのほうが高いといえるでしょう。

・ロストを溜める手段
はなえらび、アクロマ以外のロストを溜める手段として、ロスバレはスイーパー、ギラティナはアビスシークを持っています。

スイーパーの利点としては
・バトル場のポケモンに関わらずいつでも使える
・ターンを使わない
・相手の道具やスタジアムを割るなどの妨害札としても機能する
などがあります。

逆にアビスシークには 
・ギラティナにエネをつけるだけで使える
・ロストを溜めつつ手札補充もできる
・相手の打点によっては1撃耐えられる
などがあります。

ただ、ギラティナ側は最速マインを打とうとするとギラティナを出す必要があり、その場合の盤面はこのようになると予想されます。

ゲッコウガを置くか置かないかの差異はあると思いますが、ヤミラミを置く場所が一面しかないので、手札干渉されつつヤミラミをとられると次のロストマインにつながらない可能性が高いです。
しかもやまびこホーンでヤミラミを置く場所もなくなる可能性があります。

そのため、ロストマインを多く使いやすいのはロスバレだと個人的には思っています。

・ボール、ポケモン回収札の枚数

ロスバレのほうがボールもポケモン回収札も多いので、ロストマインを多く使いやすいです。


これらの点から、従来のギラティナの構築でロスバレに対してロストマインの速度や回数で争うのは無謀だと考えています。

ロスバレに本当に勝ちたいのなら、ギラティナの構築面、性能面での強みを活かせる戦い方をするべきです。
それこそが従来のロストミラーに当てはまらない戦い方、ということです。

ここからは有料部分になります。
これらの考えを踏まえて、ギラティナ側がロスバレに対してどう動くか、それに対してロスバレ側がどう動くか、どちらの視点でも役に立つ情報が盛りだくさんなので、よければ購入していただけると幸いです。

ギラティナ側がすべきこと

まず、おとぼけスピットやロストマインのみで勝ちに行くのは相当手札がよくない限りやめましょう。

プランを決める基準点として、手札にもっているアクロマと入れ替え札の枚数で判断すべきだと思います。
スピットを打つプランの場合、隠し札と花選びでしかアクロマを引きに行くことができないため、あまり期待できません。
1ターン目に2枚アクロマがある場合のみ最速でサイド10枚に到達するチャンスがあるので、その場合は積極的に狙うべきだと思います。

これらを判断する前に不用意にVIPパスを使って盤面を展開してしまうと、適したプランを選べなくなってしまうので、VIPパスを使うタイミングはなるべく後のほうがいいです。

最速マインが狙えない場合に盤面展開してしまうと、ギラティナの高耐久や複数枚採用されたツツジを活かすことができないまま、相手のロストマイン連打でそのまま負けてしまいます。

このデッキの強みはギラティナの高耐久と、ナンジャモツツジの手札干渉にあります。そのため、ギラティナを押し付けつつ手札干渉を手札に抱え、なるべく強いタイミングにそれらを使うプランでいくべきです。

1ターン目の理想盤面はこんな感じ。

キュワワー1体とギラティナ2体でロストを溜めていきます。

この盤面だとロストマインとしゅりけんによる早期のサイド2枚取りが回避でき、カイリューなどのギラティナVをワンパンしてくるアタッカーに対してロストインパクトでカウンターすることができます。

この盤面だとロストマイン、おとぼけスピットだけで戦うには盤面のHPが高すぎて火力が足りません。

ギラティナ2体を進化するとHPは合計560。進化する前にいれかえカートで回復できるので実際はもっと耐久があります。それに加えてキュワワーの70で630です。残りサイド1枚分の余裕があるのでギラティナやヤミラミを追加したりもできます。

相手がロストマインをするにしても多くて6回までしか言えないので、ダメージの合計は720。理想的な動きをしてやっと勝てるか、くらいの打点です。入れ替えカートの回復を加味すると5回+おとぼけスピットの710だとちょっと足りないと思います。

こう考えるとロストマインだけでは倒せないので、相手はカイリューのドラゴンゲイル、ザマゼンタのかたきうちなどでギラティナを一度は突破する必要があります。そうなるとツツジ圏内のサイド3になったり、ナンジャモが一番強く使えるサイド4になります。

これらの手札干渉と雪道を合わせることで、相手が殴れないターンを作って逆転していくプランが最もギラティナに適していると考えます。

終盤の理想盤面はこんな感じ。ギラティナを2体完成させて殴り続けましょう。エネルギーはロストインパクトのコスト用に過剰につけてもいいと思います。

はなえらびやアクロマで持ってくるカードについて

この盤面を作るためのカードを抱えておく感じです。
具体的には
ミラージュゲート ギラティナV、Vstar 各種エネルギーです。
回復用の入れ替えカートも大事にしたいです。特にこのプランだとはなえらび連打のために入れ替えカートを使う、という動きが必要ないので、回復用にしっかり抱えておくことができます。

それに加えてロストマインでの勝ちも狙うためにネストボール、ヤミラミも抱えるべきです。相手がロストマインを打ちにくそうなタイミングに合わせてヤミラミを出すのがベストです。 

そして、最近のロスバレには必ずと言っていいほど採用されているやまびこホーンも警戒すべきです。エネルギーを戻す札でもあるので使いどころには気を付けないといけませんが、すごいつりざおはなるべく持っておきたいです。

あとは前述のとおり手札干渉が重要なのでナンジャモ、ツツジも持っておきたいです。特にナンジャモはドローとしても使えるのですが、サイド4枚以上のタイミングで使える手札干渉はこのカードしかないので、アクロマが手札にないからと言ってむやみに使わず、なるべくとっておきたいです。

雪道は刺さりが微妙なので何とも言えないのですが、かくしふだを止められるのは結構強いので常に張っておきたいスタジアムではあります。余裕があれば持っておきましょう。

逆にロスバレ側がすべきこと

このような動きをされた時に逆にロスバレ側がすべきことは、無駄にサイドをとりすぎないことだと思います。
特にサイド3枚以下になるとツツジが飛んでくるので、なるべくサイド4のまま立ち回りつつ、ナンジャモに耐えられる盤面を作っていきましょう。

一つのおすすめのプランとしては
大火力でアビスシークをしているギラティナVを倒す

相手のキュワワーを倒す

ツツジをどうにか回避して、やまびこホーンでキュワワーを出してロストマイン3回360点で勝つ
みたいなのがあります。

他にはキュワワーを最初に倒してやまびこホーンで出したキュワワーも倒してサイド4で止める。みたいなのもあります。しゅりけんでキュワワーを倒しつつギラティナにダメカンを乗せるプランも上振れればできます。

しかし、正直どれも厳しいです。純粋なロスバレでは割とどうにもならない感じはします。

カイオーガ採用型なら、ロスバレ側からツツジを打って相手の動きを制限した後に、アクアストームでギラティナ2体を巻き込んでサイド4枚取りして逆転!という動きができたり、それができなくともキュワワーとギラティナで3枚取りして勝つプランもあります。
そういう点ではカイオーガ採用型のほうが取れるプランが多いので、5分5分くらいまでは持っていけるでしょう。

カイオーガ採用型に対しては、ギラティナ側はギリギリのタイミングでマナフィを置くことで一応対策できます。

最後に

最後までご購読いただきありがとうございました。最近流行りのマナフィ不採用構築は、このようなプレイングを前提にして成り立っているため、これを知らない人には受け入れられなかったかもしれません。

しかしこのnoteに書かれた考え方やプレイングを知ることで、ギラティナの構築の不要物を減らし、さらに洗練したリストにすることができるでしょう。

リザードンが減ってロスバレもさらに台頭してきているので、皆さんがCL横浜でロスバレと対面したとき、ロストマイン打ってるだけでギラティナ有利!とかほざいている脳みそのない能無しに勝ってくれることを祈っています^^

それでは、また次のnoteで会いましょう。

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