ブラック企業はネタの宝庫。

今まで私が勤めてきた会社の中に、強烈なインパクトを持つ某企業がある。
控え目に言っても、限りなくブラックに近い濃いグレーだった。

今思えば、ネタの宝庫だったと気づいた。

・ヤバい人が多い。怒鳴り散らす・鳴く喚く、情緒が安定しない人、入社早々前職の名刺を出して過去の栄光自慢する人、etc.
性格がキツい人・偏屈な人もちらほらいる。

・始業前に勉強会なる時間がある(30分～1時間)
会社は強制ではないと言うが、出欠を取っている。タイムカードは勉強会が終わって始業時間に押させている。

・年間休日96日。体力が持たない、しっかり休めない。2連休すらなかなか難しい。3連休など夢のまた夢。プライベートがない。

・大雨警報で電車が止まる事が分かっているにも関わらず、帰宅指示が出ない。車通勤の社員の車に乗せてもらえと言われる。

・3回遅刻したら、有休1日減らすとか言うルールがあった。意味が分からん。それって多分違法だよね？

・採用基準があるのか？と言う位ヤバい人物が入社して来る。

・社訓唱和がある。まあまあな長文だ。それを入社時に覚えさせられる。朝礼がある時にランダムに当てられて、唱和させられる。他の社員はそれに続けて唱和。音で覚えるので、肝心の中身(理念)は浸透しない。もっと他の事覚えたらいいのに。

・健康診断は休日を使って検診センターに行かなければならない。ただでさえ休みが少ないのに。

・役員が出して来る領収書に「本当に会社で使う経費？役員宅の物品購入じゃない？」みたいなのが混じっている。(家族経営)

・事務所が整理整頓されていない。人手不足・雑務が多すぎて手がつけられない。物がごちゃごちゃしている。入社初日に初めて事務所に行ったけど「大丈夫ここ？」と不安になった。面接は別の場所だった。

・大きな展示会で売上予算達成したら社員旅行に行っている。それをご褒美だと思っている所。
従業員からしたら苦痛なだけ。社員旅行行く金あったらボーナス増やしてよ。

・月次決算が締められない。

・働かせてやってるんだ、みたいな感じが経営者(役員)から滲み出ている。

・一致団結、社員みんな仲良くみたいな雰囲気を強要されているかの様な空気を感じる。
「こんな良い会社は無いぞ」とか経営陣は思っていそう。

・やりがい搾取。長時間労働を低賃金でさせる。中小零細企業なので仕方ないのか？

・人が足りていないから出来ない・お金をかけないから出来ないみたいな事は経営陣には通じない。経営者目線を社員に要求する。社員の知恵や長時間労働とかで何とかさせようとする。
社員に求める基準が高い。

・社員への人的な投資よりも、少しでも良い商品を仕入れら方にお金を使う。

・会長(父)と社長(息子)が意見の相違で対立する。社員はたまったもんじゃ無い。経営者の家族に気を遣う。

・会長が別事業で雇ったヤバい奴の行き場がなくなり、何故か管理部門に押しつけられる。止めてほしい。

・トイレ掃除は社員がやる。清掃業者を雇う余裕など無い。

…一杯出て来るんだけど。今は退職しているからネタに出来るけれど、在籍当時は笑えなかった。長居しないに限る。
良く言えば、刺激的な日々が過ごせる。ただ、健康で文化的な最低限度の生活は保証は出来ない。