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どうか、わたしの手を離さないでいて。

今日は久し振りにカノジョと会うことができた。
緊急事態宣言やお互いの体調、仕事などで
中々会う時間を作ることができず、やっと。

今日のデートはカノジョの地元へわたしが出向き
ふたりでお酒を飲みながらご飯を食べ
観光地を巡り、プリクラを撮り、カラオケに行く
という、まあ何ともありきたりなもの。
でも、とても楽しくてとにかく幸せだった。

久々に会ったカノジョは以前会ったときよりも
ずっと魅力的な女性になっていて
そんなカノジョのちょっとした発言や仕草など
カノジョを彩るものたちひとつひとつが
わたしの心をもどかしくなる程くすぐった。

ちなみに今日、やっと手を繋げた。
だがわたしたちは身長差が15cmあるため
なかなか上手く手を繋いで歩くことができず
慣れるまでは少し苦労したのだが
その苦労も何もかもがとても愛おしかった。

そして初めてのキスも、今日。
なんだかんだで数え切れない位にはしてた、はず。
(完全なる余談だがちゃんとそこでしっかりと
理性を働かせられた自分をほめてあげたい。笑)

そしてたまたまその場で好みのデザインの
アクセサリーを作ってくれるお店があったため
ペアリングを作って貰おうとわたしから提案して
ふたりでデザインを選び、刻印の文を考え
あんまり値が張るものではないけれど
世界にたったひとつだけのペアリングを作った。

(あ、勿論プレゼントしましたとも。笑)

だが本当にたまたまではあったのだが
ペアリングを作れたのはわたしのなかでは
とても大きいことだったりした。
何故って、カノジョの右手の薬指には
いつも前の恋人から貰った指輪が光っていたから。

勿論物に罪はない。捨ててほしいとも思わない。
だけど、カノジョの細くて華奢な綺麗な指に
いつもはまっているその指輪に
そしてその指輪をプレゼントした前の恋人に
わたしはずっと嫉妬していた。
だから、早く指輪を渡したかったのだ。
そして今の恋人であるわたしとの思い出を
常にカノジョに身に付けていてほしかったのだ。

この記事を書いている今もわたしの左手の薬指には
今日作ったペアリングが光っている。
それを見るたびにわたしはカノジョのことを
そして今日のことを思い出し、幸せの余韻に浸る。
カノジョもわたしと同じだったらいいなあ、なんて
我が儘なわたしはふと思ってみたりする。

カノジョよ、わたしはあなたが大好きだ。
わたしには「あなたとだから歩める道」が見える。
だから、どうか。こんなわたしと。

「Be with me」





















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