大野 弘紀

詩人https://goldenslumber02.wixsite.com/mysit…

マガジン

  • 詩の作成日記

  • 作詩の風景

    作った詩をダウンロードして手軽に読めるようにまとめていきます。

  • それは手紙。そしてうた。その、詩。(返答詩集)

    これは 誰かに届けようと思った 手紙のような どこか 遠い人にいる 会ったこともない でも どこかにいるかもしれない そんな 人へ

  • 音楽の軌跡

    出会ったサウンドトラックにレビューを。 お気に入りのジュークボックスに言葉を。 日常に寄り添う音楽たちは生活の伴奏者。 出会った順に、少しずつ、言葉にしていきます。 別名、言葉の自己研鑽。

  • 書籍の記録

    出会った書籍にレビューを。 お気に入りの言葉に感情を。 人生に寄り添う言葉たちは生活の画家。 ここから少しずつ、読み終わった順に、言葉にしていきます。 別名、言葉の自己研鑽。

最近の記事

3 6 詩集 返答詩集 日記詩集 おまけトーク(少しでも健やかでいるための無駄な労働)

詩集 「大切にするということ」 手に触れたものをゆっくりと探して 何度もすれ違って 手を繋いだり 放したりして 別れる度に出会い直して 少しずつ込められた思いが 確かなものになっていく 空っぽの手が 温もりに包まれているなら 灯した火が消えないように 大切にするということを 知っていく 返答詩集 「希望を蒔いて 3」 大人たちが口にする 「あなたのため」という言葉を 信じてはいけない 身勝手なだけで 自分たちの都合ばかり 失望をしても 虚しいだけ 希望を持てるほ

    • 3 4 詩集 返答詩集 日記詩集 おまけトーク(後悔という人間らしさ)

      https://youtu.be/VH1rQ9Dbcy4 詩集 「生きていた世界」 世界に放り出された時 何も分からなかった 何を信じればいいのかさえも 痛くて 怖くて 冷たくて 寂しくて 泣くしかなくて 触れたくて 手を伸ばさずにはいられなくて たとえば草原の柔らかさ 花の葉一枚一枚のきらきらした薫り 風に舞う砂粒 どこまでも広がる世界の全てが 輝いて見えた 地面はこんなにも近くて 空はこんなにも広くて 呼吸はこんなにも精一杯で 上手く動かない手足はもどかしく

      • 3 3 詩集 返答詩集 日記詩集 おまけトーク(誕生日プレゼント?)

        詩集 「感覚の海を泳ぐ」 自分が自分としてあるという 不思議 自分が自分としている前のこと 何をしていて どうだったのか 全く分からない 寒い 哀しい 嬉しい 眩しい 見えるものと 触れるものが 圧倒的に身体を満たして 心に洪水のように流れ込んできて 海のようだった 溺れないように 精一杯に生きていこうと 藻掻いていた気がする 返答詩集 「砂漠に花を咲かせて」 立ち尽くしている 広大な天空の果てに 広漠の大地の中に 雲はなく 滴すら零れず 石のみがある 自分そ

        • 3 2 詩集 返答詩集 日記詩集 おまけトーク(今日という日をよりよくするために)

          詩集 「誕生日」 生まれた時のことは覚えていない 生まれてきた理由も 気づいたらこの世界に生きていた 足はあまりに頼りなくて 世界はどこまでも広かった どこに行くにも全てが冒険だった 何をするにも全てが挑戦だった 知らないことばかりだったから 世界は驚きに満ちて 奇跡に溢れていた この世界のことが少しずつ分かってきたのに 自分が何であるのかまでは分からなかったけど この心臓が生きようとしていることだけは 確かだった 返答詩集 「希望を蒔いて 1」 冷たい世界

        3 6 詩集 返答詩集 日記詩集 おまけトーク(少しでも健やかでいるための無駄な労働)

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        記事

          詩集2 31 おまけトーク(価値観が違うからこそ、分かること)

          詩集 「プロローグ~物語の始まり~」 歩き疲れて 意味を見失ってしまった どこへ行こうとしているのだろう 分からなくなってしまった 思い出せるだろうか もう一度 振り返って 果てまで 見つめて 生きてきた 歌詞を 過去を紡いで歩んだ 軌跡を 彼方にきっと煌めく心に 過去へと宛てた手紙のよう 風に 太陽に 大地に 花に 草木に 昨日の星に 手が空っぽでも 好きも嫌いも 全てをポケットに詰め込んで 胸に抱いて来た 見えない宝物を 少しだけ 取り出して 空へと 翳し

          詩集2 31 おまけトーク(価値観が違うからこそ、分かること)

          詩集2 31 おまけトーク(共有する時間が好き)

          「未来の創り方」 善いことも悪いことも全部 胸の中にそのまま入れてある 心の中に 未来がある 自分の人生だから いつか自分の力で歩めるようになるまで 転んだら起きるまで待って 倒れたら手を伸べて 隣で歩き続けよう 時間はかかるもの 進むだけではないもの 戻ることもある ゆっくりでいい 君だけの 君らしい歩みで

          詩集2 31 おまけトーク(共有する時間が好き)

          詩集2 31 おまけトーク価値観が違うからこそ、分かること

          「心の欠片」 一つ一つ手にとって 静かな声を聴いて 話しかけて 心に瞬いた花火みたいに 散ってしまったもの ゆらゆらと揺れて 手ですくい取っても どうしていいかわからない 確かめながら形にして 確かなものなんて 何もない心に 色を塗るように彩りを添えて 言葉を灯して 世界を描く いくらでもある 言葉にできないこと 何て言っていいのか分からないこと 少しずつ 拾っていく 小さい手だから 零しても 何度でも拾う 心の中で 手触りを感じながら 一つ一つの出来事が ど

          詩集2 31 おまけトーク価値観が違うからこそ、分かること

          詩集2 30 おまけトーク(人の好き嫌いの思考と錯誤)

          「向こう側にいる自分自身」 時々 向き合うことが恐くなる 伝える言葉に不安になって 自分でも信じられないことを 言ってしまうことがある 痛みや悲しみ 怒りや葛藤 その時々の傷や温かみを 思い出さずにはいられない 恐怖と勇気の間で揺らぎながら 過去の彼方に追いやって 思いこんでいたもの 見ないように閉じこめて 信じこんでいたもの 見ると辛くなる 向き合わないと踏み出せない 人と人の間で揺らぎながら 自分自身と向き合っている

          詩集2 30 おまけトーク(人の好き嫌いの思考と錯誤)

          詩集2 29 おまけトーク(焼肉はお話しに行くところ)

          「言葉の向こう」 言葉をたくさん知っているわけではなくて 人との間で生きようとするから すれ違って当たり前 言いたいことが伝わらなくて当然 言葉が言葉通りとは限らない 言葉の奥の 心の方を 聴いて 眼で 耳で その手で 心を使って この手を 握り返して

          詩集2 29 おまけトーク(焼肉はお話しに行くところ)

          詩集2 28 おまけトーク(人と話す、という趣味)

          「悲しみを終わらせるために」 毎日色々なことがあって いいこともあったりして 嫌なことだって沢山あって 覚えていると胸の内をチクリと刺すから 思い出して 怒りたくなったり 悲しくなったりする 終わっても 言いたいことまだ言ってない 心の中ではまだ終わってない 心の中で塊になってずっと残っている 言いたくても 聞いてもらえなかったり 上手く言えなかったりして 心が置き去りになってしまうことがある 話すということ 心にため込んでも前に進めないから 自分の気持ちに向き合う

          詩集2 28 おまけトーク(人と話す、という趣味)

          詩集2 27 上がり下がりを繰り返しながら

          「育むということ」 大事なことは できるかどうかではなくて できない自分を受け入れて できない誰かを認めて 一緒に生きていけるということ

          詩集2 27 上がり下がりを繰り返しながら

          詩集2 26 自分の体への感謝が止まらない

          「言葉の世界」 触れて知った 心の中で暴れ回るもの チクチクして 寂しくて 針が刺しているみたいな 心全部が明るくなったみたい 楽しくて仕方なくて 暖かくて 優しくなれる気がする 全然知らなかった 心に名前があること 何があるからどう思うのか 理由は全然分からないけど 一つ一つ 少しずつ確かめていく 手探りで

          詩集2 26 自分の体への感謝が止まらない

          詩集2 25 おまけトーク(奇跡は足元にあったのかもしれない)

          昼頃まで寝ていて、体調的には綱渡りみたいな一日。 いつも綱渡りだけど、なんだかんだ言って、一日の終わりにはどうにかなってよかった、と思うから不思議。無理なんてもう九年くらいはずっとしている。いつか体壊れるよ、みたいな忠告ももらったこともあるけれど、今が一番楽であることが救いのような。現実的には少しずつよくなっていて、それでも体は壊れていなくて、つまり私は奇跡的に生存している、とも言えるのかも。私がこうしてひとまず元気で生きて居られている、というのが、もはや奇跡。良いことがある

          詩集2 25 おまけトーク(奇跡は足元にあったのかもしれない)

          詩集2 24 返答詩集2 24 おまけトーク(体調が悪くて寝ているからこそ、できること)

          詩集 「一緒に歩くこと」 揺らいでしまう旗のような この心 痛い 悲しい 嬉しい 瞬く間に移ろう朝と夜 巡る星 自由気ままな風のように 自分で自分に突き動かされて 自分で自分が分からなくなる 自分自身に流されて溺れてしまうかのようで この手をとってくれる流れない木がほしい 自分の世界を高いところから見下ろせる標がほしい 世界の未来を示してくれる導きがほしい 自分が移ろいでしまうからこそ 灯台のように照らしてほしい 言葉の一つ一つを拾い上げて 戻してほしい この

          詩集2 24 返答詩集2 24 おまけトーク(体調が悪くて寝ているからこそ、できること)

          詩集2 23 返答詩集2 23 日記詩集2 23 おまけトーク(一人じゃない)

          詩集 「自分だけの場所」 一緒にいるけど ずっとじゃない いなくなることは当たり前 互いにすれ違いながら呼吸している 触れたら痛い場所 誰にだってある影 隣にいる人にこそ 触れてほしくない自分 自分だけの居場所がある みんな違う 当たり前 でも見えなくなる時がある 痛い時 悲しい想いを隠して 笑っていても 楽しんでいるとは限らない 伝えたいことがあるのに 上手く伝えられないから 苦しい 返答詩集 「終わりゆく夢を見た今日という日」 最期にこの世界を見た時

          詩集2 23 返答詩集2 23 日記詩集2 23 おまけトーク(一人じゃない)

          詩集2 22 返答詩集2 22 日記詩集2 22 おまけトーク(研修の日の自分へ)

          詩集 「おはなし」 言い方が分からないから 違う言い方になってしまって 伝わらないことばかり 言えなくて もどかしくて 掴んで 叩いて 壊してしまう よくないことだって知っている だから話を聴いて どうしてそうしたのかを聴いて 心を聴いて 近づいて そうしないと分からないから 自分に 触れられないから 返答詩集 「勇気」 暗闇に包まれた未来に竦(すく)みながら 見えない先に手を伸ばして 息苦しい歩みに疲れて 寝転んだ 見上げた夜空 流れ星が煌めいて 消えて

          詩集2 22 返答詩集2 22 日記詩集2 22 おまけトーク(研修の日の自分へ)