うそという鳥

あなたはうそばかりいう その白い花よりもうつくしいものはなにもないのに

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最近の記事

はらぺこライオンの話

私が中学生か高校生のころ書いたはらぺこライオンの話とそっくりの話が、Xでバズっていました。 私が書いた時はライオンだったけど、主人公ははらぺこオオカミで、「ソコヌケ」というタイトルで 素敵な絵だから鍵垢でフォローしている方でした もしもあれがわたしの物語を見た方が 無意識に引用していたならかなしい、と思ったけど、偶然だと思いたい 下のような話で、00年代にポプラ社の投稿市場か「僕が山羊を殺しに行く」という個人サイトで公開していました。 あと、ほんとうに一瞬ですが2020〜

    • メモ

      気圧が低いとぐるぐる考えて人類みな死んでくれという気持ちになる。 そして色々考えて結局人はらくして自分らしく生きているのが最も効率よく良い場所にたどり着くことだと感じる。 無理してる奴はつかの間の栄光は手に入れても、永続的な幸福は味わえない。 だとしたら、自分らしくとは?となる。 自分を幼少期に否定されまくったためその方法論が欠落している私は、あれこれとやってみることで足掻くのだが、そもそも自分を大切にとか愛するとかいう概念がひとつも身についてないのにあれこれしたところで無

      • デミロマンティック、デミセクシャルを「普通のこと」というヤバさ

        あなたは、恋人に性欲を抱けず泣かれたことはありますか? 人を好きになれないんじゃんと、好きな人に言われたことはありますか。 デミロマンティック、デミセクシャルは、長年の信頼関係がある人へまれに恋愛感情を抱く嗜好を示す言葉だ。 これを聞いたとき、多くの人が「ふつうじゃん」という。わたしも、普通のことのように思う。 だけど、その言葉があるということは、それを説明する必要がある人がいるということだというのもわかってほしい。 デミロマ/デミセクを普通じゃん、というひとは、二、三

        • 郷愁

          郷愁というのは心を傷つけるものである。 この歳になってくたびれた地元に戻り、父の運転する車の窓に流れてくる風景を見るにつけ このまちの景色に対して抱く感情にまともに向き合うと切なさで心が壊れてしまうと思った。 子供の頃は絵を描いて詩を書いていた。今の生業もクリエイティブ系といえばそうだ。とにかくものを作ってきた。だけどいまは感じることに飽きた。創作とは傷をつくると書く。 わたしの創作意欲はある時期からはつねに傷ついた郷愁によるものだった。これが都内や都市出身であればどうだ

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        • こころ
          1本

        記事

          努力に(ほぼ)意味はない

          努力には意味がない。 「人生は運ゲーである」という考えとおなじように、 歳をとるごとに確信をつよめていることのひとつである。 努力って、だいたいある目標に向けてやることだと思う。 一般的に、 目標達成=努力×才能×環境etc と思われてるけど、 目標達成=目標達成する のほうが正解にちかいと思う。 努力には「がんばった感」がある。 そのがんばった感が「自分はイケる」と思わせてくれる。 じつはこの「イケる」と思うかどうかの部分がでかい。 わたしはすこしまえに、お金持ちの

          努力に(ほぼ)意味はない

          親離れメモ

          前は家族にはたくさん感情が動いていたけど、諦める気持ちや、彼らの不幸の責任を負う必要はないのだと感じてから、少しずつ手放せている わたしがほしかったものはどこにもなかったのだ 家族が仲良く思いやり合い、それぞれが自分を大切にして明るく楽しく生きるような家は それと同時にこの人たちは他人に近い存在だという感覚が強くなって驚いている 静かな確信に近い ようやく親離れしたのかも 「家族だから」という執着があったけど、内容で見たら家族でもなんでもない ともに生活した、育ててく

          Blenderつくりたいものメモ

          動物をいっぱいつくってるひとを発見したのでメモしておく ペガサス オウム 馬 ローポリアニマル

          Blenderつくりたいものメモ

          blender勉強メモ

          わたしがblenderをはじめたのはbackroomsに感動したからである。今日はずっとやってみたかったbackroomsのプールルームをつくってみた。 しかしタイルテクスチャをはりつけているときに、「ちゃんとでこぼこさせたい…てなった… これが参考になりそう。 あと、UVの編集もイミフだったので練習したい すごいひとの作品を見るというのもやってみたい。。

          blender勉強メモ

          blender今後つくってみたいチュートリアルメモ

          毛についてしりたい この人翻訳ついとるやん たのしそう べつのひとの https://www.youtube.com/watch?v=HSgn5R-7SPY むずかしそうだけど 動物もだけどおいしそうなものをたくさんつくりたい。 おかしはつくっている間たのしいから!!

          blender今後つくってみたいチュートリアルメモ

          blenderつくったものメモ

          masshiroさんのチュートリアルのもの Blender Guruさんのチュートリアルのもの 3D Bibiさんのチュートリアルのもの うめちゃんさんのチュートリアルのもの しー@blender学習中さんのチュートリアルのもの 自分でちょっとつくってみたもの

          blenderつくったものメモ

          blender学習 自分用メモ

          blenderをはじめた。無謀にも。 チュートリアルを適当に見て結構慣れてはきた。 でもまだなんもよくわからない。 パーティクルヘアーも難しくてこまってるけどすこしずつわかっていきたい。。ノリで。 さいしょのうちはたのしいというきもちをなくしたくないのでゆるゆるやる。 【最初に学びたい】最新Blender3.3LTS 3DCGモデリング集中講座Part1 これと、 これ。王道のふたつだけどたのしかった。ドーナツは丸い飾りとアニメはしなかった。これはもういちどしっかり作り

          blender学習 自分用メモ

          にき

          小林紀晴の写真集「孵化する夜の鳴き声」を買った。青山ブックセンターで立ち読みして、なんとなく惹かれた。 いまは個人的に「日本」に興味があって、白川静とか、柳田國男、宮本常一、中上健次などを読んでいる。その流れとして、日本の祭を写しているこの写真集を買ってみた。 小林紀晴について調べたら、古屋誠一という写真家に執着があったらしく、その人についての本を書いていると知った。 古谷誠一はメモワールというシリーズで知られた写真家だ。オーストリアに23で渡り、向こうの女性と結婚した。その

          不可能であること

          生きていてわけもなくつらい気分になるときがある たぶんそこにはたいした理由なんてない もともとわたしが考え込みやすいタイプだということ 家族関係で人並みに傷ついて来たこと 頑張りやすい・罪悪感を抱きやすい体質であることなど あげることはできる でもそこに答えなどない わたしにわからないのだから答えなどないのです 今日もすこしかなしいきもちだった 田舎に帰ったあと 東京に戻って来て 木々や土の匂い、風の感触が恋しくてつらかった そして眠りすぎたから体が痛くて  過去のわた

          不可能であること

          わたしは呼び鈴を手にとり、ならした。 かなしみは、白くない だから、神さまは白かった 陶器製の、≪泉≫のようなもの が、 水にみたされていく。 そしてそこのなかで響く声は 雪花石膏の回廊で ふりむいた男の 記憶の一部だった。 美しさには、 届く範疇と それから 鳥のように 遠くなることがあるから あの人が こもれびの、ひなたの、そのかげから とどまらずに足をふみだすのは 仕方のないこと。