たまには悪口も
先日、職場のゼミのメーリングリストに、気になるメールがあった。
発信者は男子学生で、言い訳のようなお詫びのようなメールだ。
そこで私は、はは~んと気づいた。
メールチェックをしていた同僚のT子に「I君のメールって、きっとH教授にゼミで叱られたんだよね」と話しかけた。
そして、H教授とI君、どっちもどっちだと思うな~と、二人で推測した。
その会話の中の名前にピンときたのか、インド人女性のSさんが、もしかしてあれのこと?と言うように、ニヤリと笑った。
インド人Sさんとの間に言葉の壁はある。
でも、学生のI君は日本語と英語両方でメールを発信していたので、Sさんに説明しなくても状況は伝わっている。
そこからはおばちゃん3人、部屋に誰もいないのをいいことに、クスクス笑いながら話が盛り上がった。
なにしろ共通の上司にあたる教授のことだから。
日ごろ何かと良くしてくださっているH教授だが、こんなこともあった、あんなこと言ってたという、小さな不満はある。
その思いを共有したいから、英語日本語ごちゃまぜで、時にはスマホのGoogle翻訳の画面を覗き込んで大笑いしながら盛り上がった。
考えてみれば、I君が指導教官であるH教授に叱られたのかどうか、私たちは何も知らない。
にもかかわらず、きっとこうだよね、H教授ならこう言ったんじゃない?などと、事実無根?の妄想だった。
教授にはちょっぴり申し訳ないけれど、上司の話で盛り上がるのは世の常。
T子と私の英語力がアップしたと思えば、有益なことだ。
・・・と都合よく解釈している。
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