吐露

あなたは、何者になりたいのだろうか

小さい頃、私たちは
ヒーローになりたいとか
宇宙飛行士になりたいとか
ポケモンマスターになりたいとか
勇者になりたいとか

きっと、あなたがなりたかった何者かが
たくさんいたと思います

ちなみに僕は
親父が見せてくれた
頭文字Dの影響で
レーシングドライバーになりたい
と思っていましたが
まぁ全くそんな風にはなってないですね笑

歳を重ねるにつれ、
現実を見始めます
中学生、高校生と
学歴を重ねるうちに
将来を決めろと言われます

将来なりたいものなんて
言うだけ言ってみるものですが
僕は音楽を学びたいと思っていました
宮崎には音楽が強い高校が
まぁ1.2校程度しかありませんが、
うちは私立高校には行けるほどの余裕がなく
まずそこで将来を諦めさせられます

中学生まではスポーツもやっていたのですが
勉強もスポーツも
完全に熱が冷えた自分は
音楽のことが諦められず
工業高校系の学校で
先生にはなりたいものを目指せと言われ
その時はなんとなく救われた気がしましたが
そこでもまた現実を見せられます

お前には無理
諦めろ
ここに来たのが間違い
みたいなことを言われた自分は
この高校に何しに来たのか分からず
俺は何になりたいかも
どうでも良くなってしまった

勉強にも身が入らず
大学に行く気も失せ、金もないので
どこでもいいので
就職先は
適当に決めてくださいと
言ってしまったせいで
俺は
自分で何かを決断する度胸が
完全になくなってしまった

その癖に
変なプライドで完璧を求める自分は
こんなにぬるい会社が居心地悪く
家庭はとても裕福じゃないので
そう簡単に辞めることが出来ず
今も適当に働きながら音楽をしている

いつの間にか
何者かになりたかったはずなのに
何者かすら
分からなくなってしまった自分は
このままでいいのかと焦る
みんな当たり前のように働いて
当たり前のように時間を浪費して
それでいて普通で
僕にはそれが異常に見えて
ここにいるみんなは
何者かになれたのだろうか

とうとう自分がおかしいのかと思い始める
何者かに僕は
きっと生きる意味を見出していたのだろうな
そもそも俺は何者なんだろうな
それは今の音楽活動にも影響してきて
ココ最近では
脳内の自問自答が煩わしい

いっその事全て投げ出して
1~2ヶ月くらい
ただ時間を浪費していたい
oqoqという音楽家と
そうでない自分が乖離し始めて
人生を投げ出す1歩手前で
今日も生きている

みんなこんなことを考えながら生きていると考えると
人生100年と言われたって
100年も生きられる気がしない
すごいねみんな
今日も生きててえらい