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いまを生きる為のお金。未来に持っていく為のお金。その組立てこそがアセットアロケーション。

いまを生きる為のお金か、未来に持っていく為のお金か、どちらを優先すれば良いのか分からない。もしかしたら、それはアセットアロケーションという考え方で答えが得られるかもしれません。


NISAをこれから始めるといった方や、とりあえす投資したいという方など初心者達に必ず読んでもらいと思うサイトがあります。

こちらのサイトに書かれているアセットアロケーションや、投資タイミングを計ることの虚しさ、ドルコスト平均法、売却のタイミングなどの考え方は非常に参考になります。騙されたと思って一読をお勧めします。はっきり言ってアセットアロケーションの考え方は、このサイトで十分事足ります。

以下に彼是書いていますが、上記サイトの内容に比べれば、ぶっちゃけ駄文です。


私にとって、いまを生きる為のお金=「現金」であり、未来に持っていく為のお金=「リスク資産」です。当然、リスク資産にはリスクがあるので目減りすることもあります。実際、この記事を書いてる時点で1月頭に積み立てたNISAは含み損です。

現金とリスク資産のバランス、即ちアセットアロケーションはリスク許容度によって決まります。リスク許容度は簡潔にまとめるのであれば2点に絞られると思います。
①どのくらい現金を持てば、どのくらいの期間生活できるか。
②損失している状態に、自分の感情がどれだけ耐えられるか。

①点目は、簡単に測れます。自身の生活水準を参考にして月にいくら消費するか算出し、とりあえず半年分でいいなと思う方は半年分の現金、いやいや3年分は手元に置いておきたいと思う人はその分の現金を持っておけばいいだけです。難しいのは②点目です。


私の過去の記事である「脳は良い想い出より嫌な想い出を優先して残すらしいですよ。」にも書いたことなのですが、私達人間は、自身の損失(不幸)に平然と耐えられるようにはできていません。

いま自分が嫌な思いをしているという状態は、過去の幾年にも重なった経験に基づき「死」を連想してしまうからです。そして、死への連想は生存本能を猛烈に働かせて、どんなことをしてでも、今の嫌な思いを回避しようと行動を急かしてきます。

人間は含み損に耐えられません。そういう生き物です。ですが、そのように行動を急かされてしまうということを知っていれば、急激な感情の変化に対してある程度は耐えられるかもしれません。一方で、生存本能による素早いロスカットが自分の命を助けることも多々あります。あの時、ロスカットしていなければ損失が何十倍にも膨らんで退場していたなんてことは、よくある話です。


リスク許容度が決まれば、あとはアセットアロケーションの組立てを決めるだけです。私の場合は50:50を目指しています。要は、いまを生きる為のお金と、未来に持っていく為のお金を半分ずつにしています。

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