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「ワクワク」を取り戻せ

しばらく投稿していませんでした。
その間に考えていたこと。

うまい人は山ほどいる

趣味のお絵描きを始めてから、今までよりも「ちゃんと」絵を見るようになった。
世の中にあふれている絵。
新聞の折り込みチラシ、コンビニの旗、バスの車内チラシ、ふりかけのパッケージ、専門書の説明ページetc…。

絵本作家、イラストレーターなど、描くことを本業としてやっている方々の作品は本当にすごい。自分にもできるかも…なんて一瞬でも思った過去の自分を殴りたい。

一方でこんな風にも思う。そもそも「うまい」ってなんだ?

評価するとつまらなくなる

たくさんの絵を見るうちに、自分の絵の見方が変わってきていることに気がついた。

「この色はどんな道具で、どうやって塗っているのかな」
「目の中にこの色を入れると輝きが出るんだな」
「この線の太さはきっと考え抜かれたものなんだろう」などという技術的なことから、
「このデザインはどういう経路で依頼されて、どのくらいの報酬が発生しているのかしら…」なんてお金のことまで。

単純そうに見えていたイラストが、ものすごく考え抜かれてできたものだということもわかってくるし、絵で稼ぐということがどれだけ大変なことかもリアルに想像できるようになった。

そこに新しい学びがあったのは確かだけれど、同時に私は絵を分析的に見るようになっていた。

他の人の絵を「評価する」ということは、必然的に自分の絵をも評価することになる。
「アピールポイントがあるかどうか」「多くの人が受け入れやすいタッチかどうか」「個性的かどうか」。できあがった自分の絵をそういう観点で見ると、どうしたって自己嫌悪になる。

なんだ、これ。全然ワクワクしない。
あの楽しい気持ちはいったいどこへ行ってしまったんだろう。

描くことの楽しさを思い出したい

色をきれいだなと思う気持ち、何を描こうかなとワクワクする気持ち。ただただ夢中で描いてる時間は特別なものだった。あの気持ちをまた取り戻したい。

どうしたら人と比べずにただ楽しむことができるのだろうか。

他の作品を見ること、研究することは成長する為に必要なことなのだけれど、バランスが難しい。

それに、楽しくないことはまず続かない。落ち込んでも嫌になっても続けられるのは「好き」だから、「楽しい」からだ。

楽しみながら続けたい。
しばらくそれだけやってみる。

あじさいの、紫とピンクが混ざった感じが大好きなので、描いてみた。
こういうのが楽しい。

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