#20 「どんなときにアイディア思いつく?」

今回は、「どんなときにアイディア思いつく?」というテーマで「アイディアのつくりかた」についてお話しました。


どんな時にアイデア思いつく?

はち :今日は王道のテーマを久々に行こうと思うんですけど、アイデアの話です。テーマで言うと「どんな時にアイディア思いつきますか?」っていうお話なんですけど、ジョンさんはどんな時にアイディアを思いつきますか?

ジョン:大きく二つかな。一個はお風呂とか布団とか本当に何もしてない時ぼーっとしてる時ですね。で、もう一個はあのま仕事中とかでGoogleドキュメントとかNotionとかツールをひたすらただただ文字を入力している時ですね。

はち :それは関連することを書いてる時ですか?

ジョン:関連することを書いてる時。

はち :ああ、面白いですね。今の二つって結構対極ですよね。オンとオフというか。それにめっちゃ集中してる時、なんならリソースの百パーセントをそこに注いでる時に思いつくっていう後者と、もうリソースのゼロパーセントを注いでる時に要は降ってくるってやつですよね。よくシンガーソングライターが歌詞が降ってくるみたいなのと同じ感覚で「あ、これ来たわ」みたいなで。降ってきた時はこれは俺は天才なんじゃないかなと思ったんですけど、とある本を手に取ったらみんなそうだったっていう事実に突きつけられて衝撃を受けたお話なんですけど、「アイデアの作り方」っていう本を知ってます?

ジョン:いや、知らない。

はち :名著なんですよ。これがお前は天才じゃないと突きつけてくれた本なんですけど、黄色い本で50ページぐらいしかないんですよ。ただ、もう、企画色とかPMとか、いわゆるコピーライターとかのバイブルみたいに言われていて、50ページぐらいの中に書いてあった、アイデアはこうやって生まれるっていう方法がですね、まさにさっきのお風呂とかでアイデアが降ってくる話だったんですよ。

アイデアが作られる5つのステップ

はち :アイデアが作られるには、5つのステップがありますと。ステップ1、資料集め。解決したい課題に関する資料とか、一般知識をもうひたすらインプットする、もう無造作にひたすらインプットするっていう状態ですね。で、これでベースができますと。ステップ2、心の中で自分のエッセンスを加えるというか、これらの資料に手を加えるって、その本には書いてあるんですけど、いわゆる解釈、自分でそれを解釈して咀嚼する理解するっていうことですね。で、ここまでで世の中にあるものが自分の中に取り込まれて理解ができましたと。でステップ3、何言ってるのかよく分かんないことがここで登場するんですけど、意識の外で今まで考えていたものが勝手に組み合わされるのを待つ。

ジョン:うん、これが降ってくる瞬間?

はち :いや、これはまだ降ってくる前。降ってくるための卵状態って感じですね。何かっていうと、インプットされて理解していたら、勝手に過去の別の事象と照らし合わせたりとか比べたりとか、共通性と違いみたいなのを勝手に意図しなくても考えてるんですって。それが意図しなくてもっていうところが意識の外っていう話で、意識の外で勝手に色々組み合わされるっていう作業が行われていると。ちょっと逸れるんですけど、この考え方に則って、ある人は読書は全然違う分野を同時に三冊進めようみたいなことを言ったりしてて。で、30分Aを読んで30分Bを読んで、30分Cを読んで同時にインプットすると。そうすると、この意識の外でその三つを勝手に結びつけたりたりするんで、降ってくるっていう話らしくて。で、これがまずこの第三段階がありますと。で、第4段階がいわゆるアイディアの誕生っていうやつです。降ってくるっていうやつです。

ジョン:ここで降ってくるんですね。

はち :そう。逆に言うと、降ってくるためにはその3ステップが必要っていうことですね。で、降ってきたら第5段階が降ってきたものが突拍子もないものだったりした場合に、実用化するための具体化するっていう。っていう5つのステップがアイディアの全てであるっていう感じらしいっすね。なので、降ってくるっていうのは、今言った第3段階を経た第4段階なんですよ。で、第4段階がどこで行われているかっていうとお風呂だったり、ま歩いてる時だったり、人によってはトイレの中だったりね。寝る直前だったりということらしい。

ジョン:第3段階は意識の外だからそう勝手に動いてるとそうで、その第3段階でずっと動いてるところでどっかのタイミングで第4段階意識の外でこう移行すると。

はち :そう。つまり、第3段階がいつ終わるかは読めないっていう。

インプットして、理解して、待つ

ジョン:つまりあれですね。ある意味その5段階の話で言うと第1段階インプットして第2段階それを自分の中で咀嚼しますとあとは待て。

はち :そう。第3段階は寝て待て。

ジョン:で降ってきたってなったら第5段階でじゃあそれを現実に落とし込みましょうと。

はち :待て待て待てって話じゃないですか?これ。いや、一生降ってこなかったらどうすんねんっていう。

ジョン:この5ステップ聞くだけだとあの自分で頑張るのはインプットと咀嚼は頑張ろう。

はち :あとは自分の才能を信じろみたいな。ただ、あの僕はここからその絶望を通り、絶望を僕も味わって、その後にこれこういうことかって読み書いたことがあって。つまり第一段階第二段階を必ずやれってことなんだろうなっていう。だから何事においてもちゃんと第一段階、第二段階を徹底してやることによって、第三段階の質が上がるんだなっていう。なので、第一段階、第二段階が第三段階に必要な部分ぐらいの養分になってなかったら、第三段階が花開かないわけですよね。ってことは、第一段階、第二段階のインプットから理解するところしか自分でコントロールできないんだったらコントロールできるとの質をひたすら上げて、第三段階、第四段階が来るのを早めるための第一段階第二段階を行うっていうことなんだろうなと思った。

ジョン:逆に言うと、だからずっと降ってこなくて困っててももう待つしかないと割り切って、第一段階第二段階に自分のあの気持ちリソースはもう第一段階、第二段階の方に集中してみましょう。できるとある意味楽ですよね。割り切りができて。

はち :そうそうそうかつ第三段階で待っても待っても来なかったら、第一段階第二段階に戻ればいいんですよ。

ジョン:ひたすらインプットし続けとけばいつか来るんだろうっつって。

はち :そうそう。で、あとポイントが第四段階突然降ってくるってことはま第一段階第二段階、第三段階含めてこれ常に考えてるってことですよね。意識の外か何か置いといて。だからそこめっちゃ大事だなっていう。だから、いわゆるインプットは仕事の中に入りますか?とか、あのなんだろうな。本を読んでる時間は仕事の時間ですか?みたいな話とかあると思うんですけど、ま、それはいいとただ、実際にアイディアが降ってきている人はそういうこと、そもそも考えてないよっていう現実はあるよっていう。その上で、あなたはどっちを選びますかっていう話なんだろうなと思うと、PMって大体常に物事考えてるから、あの図らずも、この第一段階から第五段階を日頃やってんだろうなと思ったっていう。

ジョン:うん。確かにそうですね。ま、インプットは結構必然的に多くなりますよね

はち :うん。なので、逆に言うと、こうアイディアが降ってこない。どうしよう、アイディアが思いつかない。どうしようってなったら、あの、ぜひ第一段階第二段階をもっと頑張るっていう。それが別に本でも耳からでも何でもいいんですけど、いろんな種類、とにかくインプットしまくる。でかつインプットしただけじゃダメで、ちゃんと理解する、理解するところまでインプットするっていうことが必要なんだろうなと思いましたっていう話でした。

ジョン:うんうん。確かにどんな時にアイデアを思いつくかっていうと、ある種神頼みというか、自分の才能頼みのところはあるけど、その前段にまずインプットしていきましょうと。インプットしていけばしていけばいつかは思いつくんだよっていう感じなのかな。

はち :果報は寝て待てっていう結論。

ジョン:でもね、聞くと聞いた上で、経験をちょっと自分の経験とか振り返るとまでも確かにそうだよなっていう納得感はね、すごいありましたね。

はち :そうなんですよね。じゃあ何も考えてないのにいきなり降ってくるかっていうと、そんなことないわけですよね。何のヒントもなくいきなり降ってくるかっていうのはそんなことないわけで、なるほどなって思いますね。

ジョン:これね。うん。いや、面白かった。

はち :はい。ぜひ気になった方はアイデアの作り方の本を是非手に取ってみてください。

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

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    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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