Localでrootの変更を行いたい
こんにちは、フロントエンドエンジニアのカネコです。
Local by Flywheel(現在は「Local」として知られている)は、WordPressのローカル開発を簡素化するツールです。
Localを使用して、デフォルトのWordPressインストールディレクトリ(通常は/app/public/)からカスタムディレクトリに変更する方法を詳しく解説します。この変更は、プロジェクトの要件に合わせたカスタマイズに役立ちます。
Localにおけるデフォルトディレクトリ構造
Localを初めてセットアップすると、WordPressサイトはLocal site pathに自身で設定したディレクトリ配下に /app/public/にインストールされます。
この構造は、開発プロセスを開始するにあたって迅速かつ容易に作業を進められるように設計されています。
しかし、プロジェクトの複雑性が増すにつれて、より具体的なディレクトリ構造が必要になる場合があります。
Localにおけるデフォルトディレクトリ構造
project_root/ # Local site Pathで指定できるのはこのディレクトリまで
├── app/
│ ├── public/ # WordPressファイルが含まれる
│ └── sql/ # データベースファイル
├── conf/
│ ├── mysql/ # MySQL設定ファイル
│ ├── nginx/ # Nginx設定ファイル
│ └── php/ # PHP設定ファイル
└── logs/
├── nginx/ # Nginxログファイル
└── php/ # PHPログファイル
ルートディレクトリの変更手順
デフォルトの/app/public/ディレクトリから変更するには、以下の手順に従います。
nginxの設定ファイルを編集
conf/nginx/site.conf.hbsを開き、serverブロック内のrootディレクティブを目的のディレクトリパスに変更します。
例えば、以下のように設定します。
server {
listen {{port}};
root "{{root}}"; # 変更前
index index.php index.html index.htm;
# 変更後
root "/path/to/new/directory";
}
変更前には必ず設定ファイルのバックアップを取っておくこと、そしてLocalやWordPressのバージョンによって手順が若干異なる可能性があることに注意してください。
デフォルトのインストールディレクトリからカスタムディレクトリへの変更は、プロジェクトに合わせた細かい調整を可能にし、開発プロセスの柔軟性を大幅に向上させます。
この手順を利用して、より効率的で、セキュリティに配慮したWordPress開発環境を構築して頂く手助けになれば幸いです。
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