ゲームでわかる!仕事効率化の攻略法
この春から新社会人、成果を出せるようにバリバリ頑張るぞ!という方も多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが『プログラミング的思考』です。
プログラミングと言っても、コードを書くという意味ではありません。「問題解決のために行う効率的な行動」を模索していくことで、順序立てて効率的な思考をする力を身につけようというものなのです。プログラミング的思考を用いることで、仕事の成果をより効率化して得ることができます。
料理の手順をあらかじめ確認する、早く帰るために近道をするなど、私たちはプログラミング的思考を何気なく行なっています。意識して行動することで、さらに高いパフォーマンスを得られるでしょう。
今回はこのプログラミング的思考を、RPG(ロールプレイングゲーム)に置き換えて考えます。
プログラミング的思考は以下5つの要素に分けることができます。
①分解
②組合せ
③抽象化
④一般化
⑤評価・改善(シミュレーション)
目的を「ボスを倒すこと」とし、それぞれ考えていきましょう。
①分解
まずはボスを倒すために必要なものを考えます。
ボスはとても強いため、自分も同じかそれ以上に強くなる=ステータスを上げる必要があります。
そのステータスを上げるために必要なのは、レベル、装備・・・と、このようにどんどんと深掘りして行くのが分解です。
目的達成のために何が必要かを明確にするため、要素を分解することはとても大切です。
②抽象化
抽象化とは、大事なポイントを把握して問題をシンプルにしようということです。
ボスを倒すためにはステータスを上げることが必要だとわかりました。その方法の一つであるレベルアップを行うためには、モンスターを倒して得られる経験値が必要です。
ここでモンスターA、B、C…を倒すことは「モンスターを倒す」と抽象化することができます。
問題をシンプルにすることで、重要度を見極め、大事なポイントを的確に把握することができるようになります。
③一般化
一般化では、共通する要素や関係性を見つけて別のことでも利用できるようにします。
クエストで出現したモンスターAを倒した際に、剣で攻撃するよりも魔法で攻撃した方が大きなダメージが出たことで、Aの弱点が魔法であると判明しました。
その後レベルアップのためにAと戦う時には、簡単に倒すために弱点である魔法で攻撃すれば良いとわかります。
一般化することで、このように他の事柄でも同じ手法を使うことができたり、例え話をうまく使って説明することができるようになります。
④組合せ
問題を解決するための手順や行動回数はなるべく少ない方が良いですよね。もしくは同じ行動回数でもより多くの利益を得たいです。
そこで目的に対して一番良い手順を考えることが組合せです。
モンスターを倒して経験値とお金を200ずつを集めることが目的とします。
片方だけ100が手に入るモンスターをそれぞれ倒すことにした場合、目標の数まで貯めるには2回ずつ、合計4回戦闘することになります。対して、両方同時に80を手に入れるモンスターを倒すことにした場合は3回のみの戦闘で達成できます。
もちろん、得られる数が多くても倒すのに時間がかかるモンスターのときは、得られる数が少なくても短時間で倒せるモンスターを倒し数をこなした方が良い場合もあります。
このように様々な条件を考慮して組合せを意識していく中で、課題点や新しいアイデアを見つけることができるかもしれません。
⑤評価・改善(シミュレーション)
①〜④まで、課題把握や一連の行動を考えるプロセスを辿ってきました。
最後に、目的を達成するための行動として相応しい内容であるか、さらに改善できる点がなかったかを検証して、より効率的な方法がないかを考えます。
経験値を上げるためにモンスターAを倒すのであれば、Aを倒すクエストと同時進行することでAを倒すという行動を余分に行わずに済む、といった改善方法が考えられます。
効率化を求めるプログラミング的思考では、シミュレーションを行い、必要に応じて改善を行っていくということがとても重要です。
まとめ
この考えを意識しながら業務を行ったところ、いきなり全部をやるのが難しい場合でも、分解を行うだけで効果がありました。焦らずに少しずつ慣れながらボスを倒して(仕事をこなして)いきましょう。
近年では義務教育でプログラミングの授業が必修となり、プログラミング的思考力を育てていこうという方針になっています。
新社会人はもちろん、すでに働いている方にもおすすめできるので、ぜひお試しください!
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