千紘 (chihiro)

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はじめまして

千紘といいます 弾き語り 作詞作曲 ボカロPなどをしています 静岡県内を中心にライブ活動をしています 歌詞をまとめる場所がほしくて始めました わたしは作詞がだいすきで ひとつひとつこだわっているので みなさんにじっくり歌詞を読んでほしいです よろしくお願いいたします

    • 放課後Melody

      校則遵守 スカート丈 無駄に怒られたくはないからさ 教室 無駄話 部活の声 紺色身にまとった普通の生活 何もしなくても 続いてゆく毎日に 色をつけたのは 音楽だった 放課後に紡いだメロディ 僕らの今はそこにある 戻ることはないけれど 消えはしないから 踏み出す一歩に 花束を いつまでもずっと 追いかけた憧れを なくさずにそっと 持っていてね 放課後に語った夢 選んだ未来は繋がっている 戻ることはないけれど いつでも会えるよね 踏み出す一歩に 花束を 3年前の春 出会

      • 東京

        画面の中 輝いて見えて 何もかもが本物で 6畳半 ワンルームに 希望を込めた ギター抱えて歌い出した あの頃と変わらない 憧れだけが原動力 一歩踏み出したからには 覚悟を決めなくちゃ 新しい私が生まれる街 東京 この狭い部屋で紡いだ言葉たちを ステージの先のあなたへ 歌うから 忙しない日々で向き合えなかった不安も まるごと包み込むように 歌うから 一歩踏み出したからには 覚悟を決めなくちゃ 新しい私が生まれる街 東京 この広い世界 出会えたあなたには まっすぐな気持

        • ユキドケ

          期待しているよ あなたならできる いつかは救われた言葉に 今 傷つけられていく 代わり映えのない平凡な日常 それでも僕なりに頑張ってきたはず キャパオーバー 自分が一番わかっているし 挑戦するより 諦める方が何倍も楽だから いつからだろう こんなに臆病になったのは 現状維持で精一杯 流されて 自転車15分 いつまでだろう 皆に甘えていられるのは 降り積もる自己嫌悪に 冬の風が吹いた 叱られも褒められもしない 無関心 それが一番つらいってわかった モチベーション あっ

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        はじめまして

          無題

          歌うことはかなしいね 隠している ひらいた傷だから 無理やり 見つけてもいいけど それを切り裂く はさみが欲しくなる 歌うことはこわいよ はらわたを煮詰めた灰汁だから 無理やり 掬ってもいいけど わたしではない なにかが生まれるだけ 痛いリアリティに 1さじのファンタジックを ねむれない3時半 後悔ばかりがよぎる 黒色の全てを吐き出したら さいごに 最小の恥で済むように整える こだわりは美的感覚だけに捧げる

          ネリネ

          憧れていた 長いまつ毛 大きな瞳 まっすぐ生きている 真面目なところ まだ見ぬ海の広さを知りたくて 幻のように移りゆく 渚を歩いていく 輝ける場所を離れて 更なる光求め 旅立つ 別れはきっとなにより辛いけれど 夢を追いかける 貴方は綺麗 明日も笑っていられますようにと この歌口ずさみながら 貴方の幸せだけを願っている また会える日を楽しみに ネリネ まだ見ぬ空の高さを知りたくて 完全なようでまだ青い 翼を広げていく 抱えていくしかない不安を 少し誰かにこぼせていたら

          minamo

          二人 青春の缶ジュースを 甘さに惑わされて 刺さる炭酸の槍を恐れ 嫌な予感がした 一人 無意味な街灯が 照らす田舎道 自転車をこぐ 足の重さを おぼえておきたいな 打ち明けてくれた 傷跡 癒せないけど 全部分かち合おう 雫が枯れるまで 水面を見ていた 心の青さを見透かす眩しさ 誰かじゃなくて あなたの心を救える音楽がしたいな わたしはずっと奏でていくつもり 痛くても あなたの音楽は特別 光っている 夜に 会話を反省しながら 落ちる 眠りのなか 朝は 綺麗すぎるから 苦

          unlock seventeen

          やっと見えてきた場所 でも今 逃げたくなった 不安に縛られるし どうしたらいいのかわからない 叶えたかった夢は鍵がかかったまま 閉ざしておけば 楽になれる? ほんとうに? アンロック セブンティーン このままじゃだめだってこと わかってる アンロック セブンティーン 大人でも子どもでもないからこそ 自由に 周りを気にして立ち止まるよりも信じて進め なんて言えたらなあ 叶えたかった夢は鍵がかかったまま ぶつからなければ それでいいの? ほんとうに? アンロック セブンテ

          unlock seventeen

          夜が明けたら

          たったひとつの差で なにも変わらないって思っていた 距離が離れていても 心はすぐそばって思っていたのに 真っ暗な部屋 四角い光 イヤホンから聞こえる 君から教わったバンド 夜が明けたらさよならを言おう 君がいつも買ってたコーヒーを飲んで 夜が明けたらさよならを言おう 君が見たいって言ってた映画をひとりで見よう 半年くらい経って もう忘れたって思っていた 何気ない瞬間に 君との日々を見つけてしまう 散らかった部屋 片付けられない 君の好きなものでできた 私を笑って 夜

          夜が明けたら

          シルエット

          気が合うなって思ってたんだ 初めて話したあのときから 運命だって思ってたんだ ひとつも根拠がないくせに 傾けてくれた傘は君のやさしさだった 作られた君の笑顔に気づけなかった 僕を傷つけて 裏切ってよ 無理して綺麗な色を塗ったこの日々を 何も知らずに幸せだと感じてしまうから そんな僕のために 自分勝手に ふたつ並んだシルエット 切り裂いて 初めてつかれた嘘は君のやさしさだった 隠された君の涙に気づけなかった 僕を傷つけて 裏切ってよ 無理して綺麗な色に見せたこの歪みを

          シルエット

          燭涙

          あなたが灯した道を歩いてみたけど 溶けた蝋が垂れていく どうしてかしら 幸せになってね わたしの知らない場所で 忘れてしまってね なんて嘘だとしても言わないでよね すこしだけ曇った空 ぬるい風吹く夏 ふとした瞬間 浮かんでくるの ゆらゆら揺れている ひかりを見つめながら 遠くへ行ったあなたへ思い馳せる もう二度とない日々が愛おしかった できることなら もう一度 あなたが灯した道を歩いてみたけど 頬を伝う雨粒 どうしてかしら 幸せになってね わたしの知らない場所で 忘れ

          どうでもいい

          名前も知らないバンドの【大切なお知らせ】 どうでもいいのに 最後まで読んでしまった 鍵をかけた掃き溜めにすら出せない下書き どうでもいいのに こんなに溜めてしまった 暗闇の中に四角い液晶だけが光る やさしさは傷口に塩を塗るだけだ 大丈夫?には大丈夫。としか返せない 頬が濡れて はじめて弱さを知る 心が枯れて はじめて脆さを知る 思い描いていた生活はできないらしい こんなはずじゃなかった そう嘆いても時間に流されていく 誰も知らないわたしのこんな一面 どうでもいいから は

          どうでもいい

          lilac

          カメラロールに眠る日々は もう二度と戻らないみたい 黒板に意識を戻すけど 数学はわからない 時間を区切る音は遠い 想像は狭い教室を抜け出して lilac 忘れないでいてほしいんだ あなたの声まだここに残っている lilac 忘れないでいてほしいんだ 普通に過ごした日常が特別だったなんて 今になって気づいたよ もう遅いよな カメラロールを遡るけど あの頃の僕たちはいない 隣の棟の屋根を見たら 鳥が等間隔に並んでた 赤いギターを持つ 音は丸く 遥か先 広い世界へと駆け出し

          真昼の夢

          小さい頃 思い描いた 空想の中のお話 手も届かない 儚いものを信じ続けている きっかけは特になかった 息を吸うくらい自然に 社会を知るたび 薄れていく光を知る 安定を不安定に 憧れを憧れのままに 綺麗な映画に留めておけたなら 思い出して涙を流すことなんてないでしょう あの日見た真昼の夢忘れられないの 呆れるでしょう スクリーンに閉じこめられた 視界は荒くなる 砂嵐 ピリオドを打つ 終わりが来る 大人になるってこういうことなのかな 安定を不安定に 憧れを憧れのままに

          涙に染まる

          水たまりに反射した空は 僕をどこかへ連れていく 靴紐がほどけて 歪なアスファルト 前髪なんて気にせずに 夢中になって走った 秒針が止まって ふと浮かぶのは 君だけだったのに 青に溶けて消えてしまいそうな 君はそんな人だった とても頭では理解ができなくて 興味のない 関係ないふりをしていたけれど 本当はそれでもよかった この涙に染まって 水たまりを照らす光は 僕のなにかを奪っていく 青色が隠れて 灰に映った世界 後先なんて気にせずに 必死になって願った 秒針が止まって

          涙に染まる

          箱のなかで

          新しいワンピースを着て はじめての場所へ イヤホンから流れる声だけじゃ物足りないの 乗ったことない地下鉄 大きなビルに囲まれて なんだかいつもと時間の流れが違う気がする 数十分の一にしかなれなくても あなたはわたしにとってただひとつの存在で どんなときもあなたの音楽と言葉が そばで見守ってきてくれた 画面越しじゃわからない 薄暗く漂う空気と高揚感 スピーカーを通る振動 スポットライトより輝いてる ギターのチューニング 生音が聞こえたの 本当にそこにいるんだ 本当に会えた

          箱のなかで