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家守

雨の日曜日
以前の記事の回顧
家で母を介護していた時の事です


母のトイレの最中窓
そこから見える裏手の家から視線を感じる

空き家になって何十年も経つ
その庭に咲くピンク色のバラ

大きな花だと思ったら
3つの花が1つの茎に咲いている

ひとつは家の中を
ひとつは庭の勝手口を
もうひとつは
しかめっ面をした私を見ているかのよう

日当たりも良くないそこに
手入れもされていない
そんな場所に対照的な花

主人が離れても尚そこに咲き続ける花は
その美しさと強さで私に

「もっと優しく…」

なんて伝えようとしているのかも…


生き続け
咲いて守りし
この庭に
語る野ばらの
花言葉とは






2020年5月

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