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左脳を止める方法 #読書

今日、ご紹介したい本は、『左脳さん、右脳さん:あなたにも体験できる意識変容の5ステップ』です。

右脳を鍛えるとか、直感に従うと上手くいくという言葉はよく耳にしますが、左脳(思考)を止める方法って聞いたことがなかったので、読んでみようと思いました。

もちろん、左脳は悪者ではありませんし、左脳も必要だからあります。
本来の左脳の役割に戻すために、左脳の自動思考を止めるということです。

著者は、初めて左脳が止まった(ミュートになった)ときのことをこのように表現しています。

帰ってきた、というのが第一印象でした。
わたしが、世界に、帰ってきた。
いままで、いるようでいなかったんだ。
帰ってきた、ここに、身体の中に。
これはふるえるほどの強い感動がありました。

41ページ

これは何が起こったのかというと、

脳の、思考の神経回路から、直観の神経回路へ、大きな大きな切り替えが起こったんです。

41ページ

と説明されています。

左脳優位の思考は「個」であると書かれています。

執着を手放すとは、よく耳にする言葉かと思いますが、
一番、何に執着しているかと言えば、それは「個」である自分にです。

では、「わたしがわたしを手放す」とはどういうことなのか?

いろんな説明の仕方があるかと思いますが、著者の体験は、とても分かりやすいです。

大いなる何かとの一体感、ワンネス体験とか一瞥(いちべつ)体験などと言われるふしぎな体験は、著者の言うように人それぞれ違うので、これからの方は、それを楽しみにされるとよいかとわたしも思います。

わたしの場合は、大きいものだと2回、ありました。
このときはまだ、ワンネスという言葉さえ知りませんでしたが。

1回目は、今から7年くらい前だったかな。
いつものようにキッチンにいたときに、突然、何とも言えない大いなる光や愛に包まれて、胸が熱くなり、言葉にすると「わたしがわたしに帰ってきた!」ことだけが分かり、ただただ有難く、もう二度と離れたりしない!離さない!と誓って、嗚咽するほど泣きました。

その後から、いつもの家の前を歩いていても、全てが輝いて見えて泣いてしまったり(これは著者も同じようなことを書かれています)、車の中からボーっと外を見ていて、目に入った見ず知らずの人に「あの人は、わたしかもしれない」とふと感じる小さな体験を何度もするようになりました。

大きな2回目は、2020年7月の妹の手術中のこと。
妹の潜在意識らしき何かにつながったのをきっかけに、ほんの一瞬でしたが、「わたしがいなくなる」という体験をしました。

ワンネスという言葉も知らなかったので、「わたしという個人の存在がいなくなって、何ものでもない、愛?そのものになったような」と、状況を目撃してくれていた人には説明していました。

その時に思ったのは、これは特別なことではなくて、わたしに起きたのだから、みんなにも起きるんだろうということ。
そういう時期に来たのだろうと感じていました。

「わたしがわたしを手放した」先での、夢を叶える引き寄せの方法として、

だから、きみが望め。

114ページ

この一文を読んだとき、ウルウルしてしましました。

あれ?どうして涙が出るんだろうと思ったら、思い出しました。

これ、妹の手術の数日後、自宅の神棚に手を合わせているときに、似たようなことを言われたのです。

「その同じ熱量でお前の願いを祈ってみろ。そうすれば何でも叶うのに(苦笑)」、言葉にするとこんな感じ。

先日、わたしが書いた記事『祈り方』について、友だちとのLINEのやり取りで、「祈り(いのり)とは意宣り(いのり)」なのだと教えてもらったことを思い出します。

言葉は違いますが、著者が言う望み、友だちが教えてくれた言葉、そしてわたしが聞いた神様からの声も、同じことなのだと。

ずっと自分のことだけで何かを祈ったり、望んだりすることに罪悪感を覚えていたのだと思います。

頭では分かっているつもりなんですけど、心で受け入れられなくて。

これを読んだということは、今がそのタイミングってことなのかな。

「きみが望め」から思い出すのは、聖書に書いてるという「求めよさらば与えられん」という言葉。

求めも望みもしないものは、やってこない。
つまりは、こちらに準備ができていないものはやってきてはくれないし、新しい扉は開かないのでしょう。

神様や宇宙、大いなる何か(わたしは大いなる流れという表現が好き)、呼び方は色々あるかと思いますが、それは、注文していない商品を送り付けてきたりはしないってことです(笑)

わたしは、自分で自分のご機嫌を取れるようになるにつれ、あれも「ない」これも「ない」という視点から、あれも「あった」これも「あった」ことに気づいた先で、ワンネス体験をしましたが、今も左脳は相変わらずおしゃべりなので(笑)、この本を読んだのは8月3日で、その日から本に書かれたワークをちょこちょこやっています。

そして先日19日に、ふと気がついたら、初めて、左脳がミュートになっていて。

翌日には元に戻ってしまったのですが、初めて自動思考が止まった感覚を味わえ、意識してその感覚を思い出せば、ちょこちょこ脳内を静かにすることが出来るようになってきました。

半日だけでも、意識せずに出来るようになったわたしなりのコツがあるとすれば、結果を気にしないことです。

結果は気にしないけれど、まずは素直にやってみる。
淡々と、ただやってみる、それだけ。

出来なかったからと言って、どうということはありませんしね(笑)

わたしに必要なら、自動会話がないのが当たり前になる日も、そのうち来るでしょうから、気長にワークを続けていこうと思います。

絵や図で説明されていて、専門用語など分からなくてもとても読みやすいので、気になった方はぜひ。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

追伸;著者のネドじゅんさん、noteをされているのを今日8/22、知りました!
ネドじゅんさんにご興味のある方は、こちらをどうぞ。


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