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わたしがいない世界

詩や物語でも読むように
あなたの視点、わたしの視点、第三者の視点、
お好きな視点でお読みいただけたら幸いです。

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わたしの存在が感じらないと
あなたは言いましたね。

それはただ、
あなたにとって
「都合の良かった以前のわたし」が
もういないというだけのこと。

あなたは自分の都合で、
わたしのことを消したり、
すぐに復活させたり、
また終わらせたりするのですね。

なんてまぁ、自分勝手なこと。

とっくに気づいていましたよ。

あなたの世界に、
わたしがいないことに。

けれどわたしは、
傷つきたくなくて、
何も言わずに、
そっと姿を消しました。

それでもやっぱり、
そんな自分勝手なあなたと
一緒にいたかったから。

だからわたしは、
わたしが必要とされなくても、
あなたを必要としてみたのです。

どんなあなたでも、
あなたは、あなたでありさえすれば、
わたしはよいのだから。

あなたの中に、
わたしがいないとしても。

わたしもまた、
わたしは、わたしであるだけ
なのですから。

そうです。
あなたと同じくらいに
わたしもまた、自分勝手なのです。

そんな自分勝手なわたしのことを、
わたしは許すことができなくて、
何をしても、しなくても、
後悔ばかりの人生でした。

だからずっと、
わたしが必要とされなくても、
存在できる世界を求めてきたのです。

私我いない世界を。

そして今、
あなたが必要としても、しなくても、
わたしはいます。

どんな時も、いつでも、
ここにいます。

誰かのためにではなく、
ただ、ここにいます。

わたしはわたし。
どこまで行っても、わたしはわたし。

そして、
そんなわたしは、
何者でもないのですから。

オオキバナカタバミの花言葉は、
「決してあなたを捨てません」「輝く心」。

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わたしは、恐れではなく愛(祈り)を
あなたに贈りたいから。

当たり前と書いて奇跡と読みます。
当たり前の今日に、
あなたの存在と全ての出来事に
感謝を込めて。



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