見出し画像

夢かうつつか(夢だよ)

週末に半端ない発熱をした。これ、久しぶり。
『Ohzaちゃん!絶対休んで!』と、人から奪った体温計を振りかざすKちゃん。39.6度だった。ついに感染か?

と思ったが結果は陰性。

そして一日で36℃台に下がった。

それが金曜日から始まった出来事で、たまたま月曜日も公休だったため相当寝た。

熱はすぐに下がったものの、翌日以降も異常に怠いので文句ばかり言いつつ寝ていたところ『あたりまえ!』と怒られる。

リカバリ中の脳というのは、色んな夢を見せる。起きてすぐにメモりたいくらいだったのだけど、そんなことのために起き上がると怒られるだろうと思って止めておいた。

夢って無意識の宝庫で面白いんだけど、メモでもしておかないと90パくらいは忘れちゃうんだよなあ。
と思っていたが、案の定、あんなに面白い!と思った夢のほとんどを忘れてしまった。

一個だけ覚えている夢と言えば、何やら施設らしき場所で野良猫にご飯をあげていたら、警戒を解いたのか、物陰から一匹二匹、また一匹と新しい子たちが現れて嬉しそうにご飯を食べているという夢。簡単に夢と書くしかないのだが、異常にリアルな光景なんだよね。一匹一匹顔や模様が違うし、今でもハッキリと覚えている。

隣にKちゃんも屈みこんでいて、『あれ?この子、変わった猫だね?あ、あの子も!』と言う。

よく見てみると、猫たちの群れの中にイタチやモグラやアライグマも交じっていた。

え?同じご飯で良いの?

ダメでしょ。

そう言って私は台所に立って料理を始める。いったい何の動物にふるまうメニューを作っていたのだろうか?

『でも、皆お腹いっぱいになっているから良かったよねえ。』と二人で笑い合っている下らない夢だったのだが、非常に楽しく幸せな夢だった。

・・・のだよ。と言いつつ、現実世界で台所に立つと寝てろと怒られていたのだが。

身体が弱ると、人は不安になる。それは本当に治るのかな?という不安だったり、また動けるようになるのかな?という不安だったり。

休んだのはたった一日だったにせよ、派遣会社と施設にお詫びの連絡をしたのだが、なかなかの頻度でラインが鳴りっぱなしだった。
心配して下さるラインがほとんどだけど仕事に関する質問ラインもあり、『早く治さなきゃ。』と焦る。

そしてまた起きていられなくて寝るの繰り返し。発熱していたのはたった一日なのに永遠かのように思える時の長さだった。

それで先ほどの夢の続きを観る。イタチや猫やアライグマやモグラや、とうとう狼犬!

とうとう犬や狼まで混ざって来てご飯を食べているので、腕を振るって料理している私。Kちゃん!一つ上がったよ!どんどん運んで!

よくよく聞いていると彼ら彼女らが色々喋りながら料理を食べていて、まるで宴会のようだった。

何を喋っているのかな?と耳を澄ませば『扁桃腺だって、扁桃腺。』とか『またか。』とか『あいつは子供の頃から喉が弱い。だから溜め込んではダメなんだよ。』等、口々に言われている。私のことか。

『頭痛持ちだしな。』
『喉と頭は繋がっているんだ。ブルーのチャクラ同士だからな。』

何と、動物たちがチャクラやオーラの話をしているではないか。(まあ、夢ですから。)

目が覚めると、いつ手にしたのか覚えていないのだが、手の中にターコイズをしっかりと握っていた。

ああ、起きちゃったよ。結構楽しかったのにな。
でも、いつのまにかターコイズを手に取りクリスタルヒーリングをしていたわけだ。

人は最後の瞬間に走馬灯というものを観るらしい。(ちょ、ちょっと私、本物の走馬灯という物体すら観たことないので想像つかないのだけど。)

それは生存のチャンスを求めて、過去の記憶を猛スピードで脳が振り返っている状態だとも言われている。

そこまでではないのかも知れないが、単なる『寝込む』という現象に対するリカバリ中にも頭と体が無意識に色んな活動をしている。その作業量に比べれば、覚醒している時に一生懸命考える思考など何万分の一にも及ばないのかも知れない。

エネルギー的に表現すると言いたいことを言わないでいると喉が腫れる。逆に同じ喉チャクラでも開き過ぎると、ただの喋りっぱなしのおバカさんになる。

それはともかく、ひんやりとしたターコイズのタンブルをテーブルに置いて体温計を取る。

KT 35.4℃

下がり過ぎた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?