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タイムトラベルを描く名作・傑作SF映画 ①[16選]

こんばんは ぷらねったです
未来と過去 どちらか一つだけに行けるとしたら あなたはどちらを選びますか?
今回は このテーマの第一弾として「時を超える タイムトラベルSF映画」をテーマに 素晴らしいSF映画を紹介していきます


タイムトラベル特集の第二弾はこちら↓


1.バタフライ・エフェクト (2004年)

監督は エリック・ブレス, J・マッキー・グラバー
過去へ戻ることができる超能力をテーマに描かれる 傑作SF映画です

時おり 短期間の記憶を失うことがあった少年エヴァンは 心理療法士の勧めで 治療の一環として日記を書き始めることになりました
記憶喪失の症状は その後7年間発現することなく 大学生になったエヴァンは喜びます
しかしある日 日記を読み返すと その日記に書かれている過去の時点へ戻ることができるという 特殊な能力に気づきます
そして 幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまったことに気づいたエヴァンは 過去に戻り 運命を変えようと決意する...というストーリーです


過去へ戻ることができる超能力について描かれた 悲しいSF映画です
何度も過去の修正を試みる中で起こる 数多くの悲劇が展開されていきます
記憶をたどりながら 過去に起こった出来事を確認していく さまざまな並行世界の描写が とにかく秀逸です
イギリスのロックバンド Oasisによる主題歌も この映画に なんともいえない余韻を与えています


個人的には この映画のDVDの価格が高騰していることは残念で SFファン以外でも楽しめるような もっと広く流通されるべき内容だと思っています
このDVD版には 別バージョンのエンディングがいくつか収録されているものもありますが ちょっとした内容ですので もし機会があれば観てみてほしいです


また 続編として「バタフライ・エフェクト2」, 「バタフライ・エフェクト3/最後の選択」があります
本作品は ダークでユニークなストーリーが光る 2000年代の傑作SF映画ですので 機会があればぜひご覧になってください


2.スローターハウス5 (1972年)

監督は ジョージ・ロイ・ヒル
名作SF小説を基に描かれた タイムトラベルSF映画です

実業家として成功したビリー・ピルグリムが 自分の回想録を書こうとするところから 物語は始まります
そして 第二次世界大戦中の捕虜収容所や 飛行機事故, 暗殺など 過去をめぐる 時空を超越した体験が 幻想的に描かれる...というストーリーです


著者のカート・ヴォネガット自身による戦争体験から構想され "ドレスデン爆撃"の愚かさや悲惨さを描いた 原作小説を基に製作された映画です
本作品のタイトルは シリーズの5作目という訳ではなく 日本語にすると"第5食肉処理場"というような意味になります
回想する形で物語は描かれ 戦時中, 戦後, 惑星トラルファマドールでの生活など 時系列も場所もバラバラの場面を行き来し それぞれの話が徐々に進行していきます


特撮は少ないのですが それがゆえに斬新さを生みだしており 瞬きする間にタイムトラベルしてしまうのがおもしろいです
本作品における時間の解釈は「TENET」,「インターステラー」,「メッセージ」などでも用いられており SF的には重要な部分です
これは 過去→現在→未来という順で時が流れているのではなく 過去=現在=未来という時間軸で成り立っているという いわば運命論的なものなので SF的考え方として ぜひ覚えていただきたいです


戦争をテーマにしながらも 人情味があり 脱力した雰囲気がユニークなこの映画
ある種の"諦め"の精神を説いている とても魅力的な作品です
映画版を気に入った方は ぜひ カート・ヴォネガットによる原作小説も読んでみてください


3.12モンキーズ (1995年)

監督は テリー・ギリアム
未来と過去を何度も行き来する 混沌としたSF映画です

舞台は2035年
全人類の99%が 1996年に発生した未知のウイルスによって死滅し 地下に住むことを余儀なくされた世界
地下刑務所の囚人である ジェームズ・コールは 幼いころに空港で見た "誰かを追いかける1人の男が刑事に撃たれ そこに女性が駆け寄る"という光景が 夢でフラッシュバックすることに 毎晩悩まされていました
そんな中 ジェームズは 汎用ワクチンを作るため タイムマシンで1996年へ向かい 感染初期のウイルスを回収する任務を命じられる...というストーリーです 


1962年に公開されたフランスのSF映画「ラ・ジュテ」が 原案としてクレジットされている映画です
薬漬けによる幻覚や 精神病による妄想 そして さまざまな時代を何度もまたぐ タイムトラベルという3つの要素が 奇跡的なバランスで混ざり合い 強すぎる魅力を放ちます
訳が分からないように思える 変なセリフや演出が 伏線として散りばめられている脚本は 素晴らしいの一言です
もちろんブルース・ウィリスも素敵ですが ブラッド・ピットのこの映画における演技は秀逸で 個人的には 彼の演技の中では「ファイトクラブ」と同じぐらい一番好きです


特に精神病院のシーンが好きで 登場人物の混沌としたセリフに テリー・ギリアムのセンスを強く感じる部分です
テリー・ギリアムの奇怪なセンス そして タイムトラベルや妄想というテーマが嚙み合った結果生まれてしまった シュールで素晴らしい世界
90年代映画としてだけでなく SF史に残るような 名作SF映画のひとつとなっています


4.ある日どこかで (1980年)

監督は ヤノット・シュワルツ
8年前に起きた謎の出来事に迫っていく ロマンスSF映画です

舞台は1972年
ミルフィールド大学で 劇作家志望のリチャードによる初の作品が上演されました
上演後のパーティー会場で 上品な老女はリチャードに歩み寄り「帰ってきて」という言葉と共に懐中時計を手渡し 去っていきます
そこから8年後 リチャードは 宿泊したホテルの資料館に展示されている 若く美しい女性の写真に魅入られる...というストーリーです


リチャード・マシスンの原作小説を基に 制作された映画です
ロマンチックな内容の恋愛モノですが 伏線の張り方や 終始謎を秘めた物語の展開に ワクワクしながら観ていられます
ファンタジー的な演出による ユニークな時間旅行の方法や 舞台のシーンもみどころです
そして ロマンスSFらしからぬ ラストの結末に驚愕するストーリー
タイムトラベル要素を含んだ 80年代の傑作ロマンスSF映画となっています


5.タイムコップ (1994年)

監督は ピーター・ハイアムズ
時空をまたぐ捜査官を描いた SF映画です

舞台は2004年 近未来のワシントンD.C.
過去に戻れるタイムマシンが開発されたことによる 時空を超えた犯罪が発生する社会
政府は マッコム上院議員率いる極秘組織として 時空管理委員会を結成し 下部組織として 時空犯罪捜査官を擁する"タイムコップ"を設立
世界を支配しようとする者たちと タイムコップの戦いがはじまる...というストーリーです


マイク・リチャードソンによる 原作小説を基に制作された映画です
"タイムトラベルを悪用して世界を支配する"と聞くと どこかで聞いたテーマだと感じますが この映画はひと味違います
「死霊のはらわた」や「スパイダーマン」で知られる サム・ライミが製作にクレジットされていることもあって 娯楽要素が満載です
敵味方が入り乱れ 飽きのこない展開で進行していく物語は 終盤まで緊張感があります


美術面では「ブレードランナー」などで知られるシド・ミードが関わっており マシンの造形なども見どころです
過去改変OKという脚本に不満が残るかもしれませんが 娯楽作ということで個人的には許しています
リメイクの話もありましたが 今後 実現することはあるのでしょうか
90年代の 佳作タイムトラベルSF映画を ぜひご覧ください


6.フランケンシュタイン 禁断の時空 (1990年)

監督は ロジャー・コーマン
フランケンシュタイン×タイムトラベルがテーマのSF映画です

舞台は2031年の ニューロサンゼルス
次世代兵器の開発をおこなうブキャナンがおこなった実験により 時空に歪みが生まれ AI搭載のスーパーカーと共に 19世紀のスイスへ飛ばされてしまいます
そこで かの有名なフランケンシュタイン博士と フランケンシュタインらに出会うことに...というストーリーです


ロジャー・コーマンが20年ぶりに監督した映画であり 近未来, AI, タイムトラベル, モンスター, グロ要素など SF的演出が詰めこまれています
作中には 「フランケンシュタイン」の作者である メアリー・シェリー役も登場するという 虚実をごちゃ混ぜにした物語がユニークです
近未来の科学者と 300年前の人間との関わりは どんな結末を迎えるのか
終盤の展開は少しやりすぎ感もありますが 見ごたえのあるSF映画となっています

7.アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜 (2013年)

監督は リチャード・カーティス
タイムトラベルをテーマにした ロマンスSF映画です

自分に自信が持てないイギリスの青年ティムは 長い間 恋人がいませんでした
そんな中 21歳の誕生日に父親から "一家の男には タイムトラベル能力がある"ということを知らされます
タイムトラベルをしていく中で メアリーという女性にめぐり合いますが ある理由で出会い自体がなかったことに...というストーリーです


この映画では "過去に自分がいた場所に戻れる"という 制限付きのタイムトラベル能力が描かれます
そんなこの映画の素晴らしいところは "重要なのは タイムトラベルをすることではない"ということを教えてくれるところです
毎日の見え方が変わるような 人生哲学を教えてくれるかもしれない ロマンスSFのジャンルを超えた 素敵な映画となっています


8.エターナル・サンシャイン (2004年)

監督は ミシェル・ゴンドリー
記憶をテーマにした ロマンスSF映画です

バレンタインデーが近づく季節 平凡な男性であるジョエルは 恋人のクレメンタインと喧嘩してしまいます
その後 彼女の勤務先である本屋に行きますが クレメンタインはジョエルに対して見知らぬ人のように接します
その理由は 彼女が記憶を消す手術を受けたことだった...というストーリーです


ラクーナ社が開発した 記憶除去を可能にしてしまう手術
そんな技術を使って 元恋人との辛い思い出を忘れられたらどうなるのか そんな内容がユニークな演出とともに描かれています
映画だけでなく CM, ミュージックビデオなどで 数多くの斬新な映像を手掛けてきた ミシェル・ゴンドリー監督
本作品はロマンスSFの物語ながらも 強烈な映像描写が炸裂しています


ジム・キャリーの好演も見どころですが 「マルコヴィッチの穴」や「アダプテーション」など 数々の斬新な物語を生みだしてきた鬼才 チャーリー・カウフマンが脚本を担当した 秀逸なストーリーにも注目です
映像, 演技, 脚本など すべてが素晴らしい内容で描かれる ロマンスSF映画の枠を超えた 2000年代の名作SF映画となっています


9.スリーパー (1973年)

監督は ウディ・アレン
サイレント映画のような雰囲気が漂う コミカルなSFコメディ映画です

自身の病気を理由に 1973年に冷凍睡眠させられた男 マイルズ・モンロー
200年後に目覚めると 世界はエリートによって管理され 全体主義が蔓延っていました
突然よくわからない世界に放り込まれた上に 警察に追われることになったマイルスは 召使ロボットに扮して危機を回避する...というストーリーです


監督のウディ・アレン自身が主演をつとめる 独特な世界観の意欲作です
SF的要素を含んだ作品はいくつか思い浮かびますが ここまでSFに傾倒した作品は ウディ・アレンの監督作品の中で唯一だと思います
乗り物などのレトロフューチャー的な造形や ブラックユーモアと皮肉が満載の シュールな内容が 今観てもおもしろいです


チャップリンのようなテンポ感で進む とにかくお茶目な物語
独特な気の抜けた世界観が魅力的な タイムトラベルSF映画になっています


10.サマータイムマシンブルース (2005年)

監督は 本広克行
突然あらわれたタイムマシンをテーマにした 日本の青春SFコメディ映画です

舞台は カッパ伝説が語り継がれてきた とある四国の大学
SF研究会に所属しながら SFにまったく興味がない男子5名と
カメラクラブの女子2名は部室を共有しており 夏休みにもかかわらず 彼らは毎日 部室へ通っていました
そんな中 部員の甲本が部室へ戻った直後
新見がもっていたコーラが 大事なクーラーのリモコンに掛かり 故障してしまう...というストーリーです


元々は ヨーロッパ企画の戯曲として 上田誠によって描かれた作品が 映画化されたのが 本作品です
あそび心のある映像演出と スピード感のあるストーリー
ループする内容が描かれますが 決してただのコピー&ペーストではない 巧みな構成や ユーモアセンスが光ります
また さりげなくSF感を演出する音楽や タイムマシンの造形 さらにタイムトラベルの映像描写も この映画の魅力を増大させています


俳優陣にも注目です
瑛太, 上野樹里, 真木よう子, 佐々木蔵之介に加え
映画デビュー作となったムロツヨシや お笑い芸人, ヨーロッパ企画所属の俳優などが 素晴らしい空気感を醸しだしています


個人的には さまざまな要素が噛み合って いわゆる日本SF映画では感じられないような SF感を感じることができました
タイムパラドックスをおちょくったような物語が魅力をはなつ 日本の傑作コメディSF映画となっています


11.プライマー (2004年)

監督は シェーン・カルース
低予算ながらも アイデアが光る傑作SF映画です

舞台はアメリカ郊外の街
エンジニアのアーロンは 自宅のガレージで 友人のエイブたちとオリジナル製品の開発をおこなっていました
売り上げは行き詰まり ビジネスとは言えない状況の中 起死回生のアイデアとして 重力を軽減する装置を考案します
反対する仲間もいる中 アーロンとエイブは研究を進め 箱型の装置を作りだします
そして実験の過程で この装置の仕組みを使って タイムトラベルができるということが判明する...というストーリーです


この映画が初監督となったシェーン・カルースは 制作・脚本・編集・主演・撮影・音楽もつとめ 超低予算で製作されたSF映画です
まず タイムパラドックスをテーマにしたストーリーに対して 意図的に難解な演出がされているため 考察していくような映画が苦手な人にはおすすめできません


しかし この映画に漂う雰囲気や 造形物のデザインなどはとても素晴らしく 低予算による悪影響も感じません
観終わった後に残った謎について考えたり 考察サイトを観ながらも楽しめる 素晴らしいタイムトラベル系SF映画となっています


12.インターステラー (2014年)

監督は クリストファー・ノーラン
ノーラン兄弟による 名作宇宙SF映画です

舞台は近未来
地球規模の食糧難と環境変化によって 人類は滅亡の危機を迎えていました
そんな状況で あるミッションの遂行者として 元テストパイロットのジョセフ・クーパーが抜擢されます
宇宙の未開地へ旅立つミッションによって 人類の滅亡を回避するため
家族を地球に残して クーパーは宇宙船へと乗り込む...というストーリーです


本作品の脚本は クリストファー・ノーラン監督と 弟のジョナサン・ノーランが共同執筆しています
理論物理学者のキップ・ソーンが 科学コンサルタントを務めているのも重要な点であり 相対性理論, ニュートン力学, スイングバイ航法, 重力波など 科学考証をベースにしながら 人間や家族愛にまつわる壮大なテーマが描かれます
その他にも 音楽はハンス・ジマーがつとめるなど 各分野のエキスパートを結集して結実した作品です


あくまで近未来に訪れるかもしれない地球を軸にした 宇宙の旅
現代SF映画の代表的な監督ともいえる クリストファー・ノーランが描く 名作宇宙SF映画です


13.メッセージ (2016年)

監督は ドゥニ・ヴィルヌーヴ
言語をテーマにしたSF映画です

世界各地に突如あらわれた 謎の宇宙船
宇宙船は攻撃してくるわけでもなく ただそこに佇んでいましたが 世界中は不安に包まれます
そんな中 言語学者のルイーズは彼らと意思疎通をはかる役目を担い 謎を探っていく内に 宇宙船が地球へ来訪した理由が判明する...というストーリーです


テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基に製作された映画です
宇宙船の描写以外は ほとんど現実社会に沿った内容であり スッと感情移入できるのが特徴です
また 音響面へのこだわりも強く感じる内容で 映画館で観た時は その迫力に圧倒されました
音楽を担当したヨハン・ヨハンソンは 圧倒的な才能を持ちながらも 残念ながら2018年に若くして亡くなってしまいました


本作品で描かれるのは 未知の存在に対する人類の反応です
"よくわからないもの"が目の前にあらわれた時 わたしたち人類は どんな反応をすべきなのか
現代を生きるわたしたちへのメッセージが込められた 素晴らしいSF映画となっています


14.ターミネーター2 (1991年)

監督は ジェームズ・キャメロン
新たなヒーロー像を描く シリーズ第二作目です

前作で描かれた サラ・コナーと 未来から来たカイル・リースとの間に出来た息子 ジョン・コナー
彼こそが 未来の世界における機械との戦争で 人類を導く指導者でした
機械たちはジョン・コナーの暗殺を目論み 再び1994年のロサンゼルスに ターミネーターを送り込んできます
いっぽう 未来の戦争を知る 唯一の人間であるサラ・コナーは 狂人扱いされて 精神病院へ入れられていた...というストーリーです


製作費は1億ドルを超え 興行収入は5億ドル以上という 桁違いな規模の映画です
撮影は約半年掛けておこなわれ 編集作業は 映画公開まで1か月を切ったところで ようやく完成しています


前作では悪役だったはずの アーノルド・シュワルツェネッガー演じる T-800が 本作品からヒーロー的キャラクターに変貌しているのが 大きなポイントです
これは 未来のジョン・コナーが T-800のプログラムを書き換えたという設定によって 違和感なく実現されています
この 大幅なキャラクターの変更が功を奏して 現在のターミネーターのイメージが定着しています


本作品はもちろん 前作「ターミネーター」も タイムトラベル映画の名作です
悪役のターミネーターとも ぜひ見比べてみてください


15.猿の惑星 (1968年)

監督は フランクリン・J・シャフナー
現在もシリーズがつづく 名作SF映画です

ケネディ宇宙センターから宇宙へ旅立った宇宙船は 4人のクルーを乗せて 6か月後に地球へ帰還することを目指していました
睡眠薬を注射して 冬眠にはいった4人でしたが 何らかのトラブルにより とある惑星の湖へ不時着
クルーの1名は 空気漏れによりすでに死亡しており その場所の惑星環境は地球に似ていた...というストーリーです


本作品は ピエール・ブールによる原作小説を基に 内容を改変して制作されました
猿によって虐げられる人間たちの様子は 階級社会や 人種差別と重ねて考えさせられるテーマです
人間が 別の種族に管理されるという点では「ファンタスティック・プラネット」との共通性も感じます


本作品の公開以後 数ある続編や関連作品が製作されていますが その中でも 個人的には「猿の惑星・征服」が気に入っています
また 2011年からはじまったリブート映画シリーズも秀逸な出来となっており 2024年には「猿の惑星/キングダム」も予定されています
新作が公開されていくことを これからも楽しみにしていきたいと思っています


16.バック・トゥ・ザ・フューチャー (1985年)

監督は ロバート・ゼメキス
タイムトラベルといえば この映画を紹介しない訳にはいきません

舞台は1985年のカリフォルニア州にある 架空の都市ヒルバレー
高校生のマーティ・マクフライは それなりの人生を過ごしていました
ある日 年が離れた親友であり 科学者のエメット・ブラウン(通称ドク)から タイムマシンが完成したことを聞き 実験を手伝うことになります
ドクは スポーツカーのデロリアンを改造し 実験をおこなう...というストーリーです


ボブ・ゲイルとロバート・ゼメキスの脚本による タイムトラベルSF映画の代表的な作品です
主演のマイケル・J・フォックスは 当時 テレビドラマ「ファミリータイズ」のレギュラーを持っていたため 彼へのオファーは当初 断念されました
代わりにマーティ役として起用されたエリック・ストルツでしたが ドクとの掛け合いでの違和感などを理由に 撮影開始から6か月後に 降板することになります
そしてその後 ドラマを優先することを条件にして マイケル・J・フォックスにオファーが届くことになりました
また マイケル・J・フォックスよりも身長が高かったことにより メロラ・ハーディンが降板し クローディア・ウェルズが ジェニファー役に起用されることになりました
こうしてマーティ役と ジェニファー役の俳優が決定したのです


なお エリック・ストルツがマーティ役を演じたバージョンは 2010年に発売されたブルーレイ版に 映像特典として一部が収録されています
続編としては 言うまでもなく「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」, 「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」が存在し それぞれが秀逸な完成度でおもしろい 稀有なSF映画シリーズです
未来まで語り継がれていくであろう 名作SF映画となっています


あとがき

今回は「時を超える タイムトラベルSF映画」についてのお話でした
タイムトラベルがテーマのSF映画には傑作が多すぎて 候補を挙げたところ 40作品以上ありました
先日のディストピア特集と同様ですが さすがに紹介しきれなかったため 第二弾以降の動画も作るので ご期待いただければ幸いです
最後までご視聴いただき ありがとうございました

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