PTSD持ちの男が新卒時代にうつ病にかかりOD、自殺未遂、ギャンブル依存、摂食障害を経験し、借金1200万を作り、債務整理して5年かけて完済し、貧しくも子供と妻と幸せに生活を送らせてもらっているおはなし③

お久しぶりです。
最近欲しいものが多すぎます。
子供とペアルックだったり子供とやれるゲームだったり。あと新しい服。
身の丈にあった生活するしかないですね。

今回は金銭感覚、特にギャンブルの部分を話したいと思います。

きましたねギャンブル。
ほんとつらい。仕事でなら進んでやるのでスロライター大会とかに呼んでください。
目は悪いけど目押しはレベルまだ高いと思います。

生活線と並行で話を走らせるスキルがないので一つずつでごめんなさい。
この話、ガッと衝動的に書かないと手を休めてしまいそうなので勢いで書きます。

金銭感覚がどうおかしくなったか？前回の食欲もありますが、浪費癖とギャンブルです。時計が大好きで週一で買ってました。時計ってかっこいいよね...
アップルウォッチ欲しかったけど出た時にはもう時計買う余裕などない、でした。

家具とかを買って模様替えしまくったりしていました。ちょっと外出かけられる気分の時はビックカメラとかに行って絶対何か買ってました。時計。
あと毎日3000円近くコンビニでつまみ買って食べてたりしていました。服もハイブランド買ったり。100キロ超えて着られないから。全部カードで。
VIEWカードのポイントの貯まりエグかったと思う。この時はまだリボにしていなかった気がする。
ボーナス払い。どっちにしろあかん。

ちなみに今はほとんどGUとかしまむらです。
でも最近ZOZOタウンのタイムセールにもハマってます。あんまり変えないけど。
先日の服の話なんだったんだ。

そしてギャンブル。パチスロ。これがまあやばい。元々は、普通に食えていました。逆に大学時代のひと時、月30からいい時60万位は安定して稼げていたのでそれが良くなかったんでしょうね。数少ない自分の自信でした。貯金はできなかった。豪遊。ずっと続くと思ってた。
今のように支える家庭、固定費などもそんなになかったので本当に好きに使っていたと思います。意識が低すぎる。

時代がかわるにつれパチスロは規制も強くなり明らかに立ち回りもキツくなりこれだけでは食べて行けない時代がきます。
そんな時代と鬱が被ってしまったことが地獄の始まりでした。

鬱時代はもう稼ぐというよりはただただ打ちたいものを打つ、自分しかわからない刺激を求めに行きました。パチプロをバカにしているわけではないですが、正直な話、大半が同じクズだからここにいても大丈夫、と思ってました。遠征して田舎にしかないものを打ちに行ったりもしました。もちろん昔のような攻略情報も効かず、ただ打ちたいだけ。負け確。

この頃にはリアルもネットもほぼ関係を壊していたので、「誰からも否定されない空間で誰も干渉せず生きている空間、パチ屋」
そんな感じに思うようになって、ちょっと不安になるとパチ屋に逃げ込むようになりました。ぶっちゃけ最高の空間でした。

何かあれば逃げるようにパチスロ。薬で安定して人に会えても帰りにはパチスロ。今日は勝つぞ！みたいな感覚はなかったです。でも使ってはいけないお金を使ってました。

調べれば出てくると思うのですが、1日で20万負けたこともあります。
大学卒業後パチスロは5号機という新しい規制の元、勝ちにくくなり、大負けにくくなりました。そんな時代に1日20万負ける方が才能です。マジで。
ちょっと時代は飛びますが、鬱も症状としては治って関係値の修復に勤しむ頃、20万を取り返してみようという企画を以前やらせてもらったことがあります。
これ。わからない人は何も面白くないですし、そもそも取り返せませんでした。みんなやめた方がいいよ。遊び感覚で、ゲーセンでいい。

時代を戻します。
1日20万負けたくらいの頃から、金銭感覚が確実に狂ってしまっていたというより何も思わなくなっていたきがする。
自分が人に迷惑をかけないための対価とか考えていたと思います。かけてますね、親にも知人にも、金融にも。

ここでパチスロの説明をさせてください。
厳密に言えば誤差はあるのですが。

お客さんがお店で遊ぶために1000円で50枚メダルを借ります。1枚20円。
1ゲーム遊ぶのに3枚必要で60円かかります。
当たったらメダルは増えるし、当たらなければ減ります。
そのメダルは、換金もできますし、お店によってはカードに溜めて次回使うこともできます。
換金は等価交換もありますが、ギャップがある場合があります。
例えば300枚を換金したらそのまま6000円：(50枚1000円)になったり、
違う店では5000円(60枚1000円)になったり。
これが換金ギャップです。
1万円使って取り返すには500枚必要なはずが、ギャップの起こる店では600枚出さなければいけません。

そういう店では、複数台を打つ場合このギャップを避けるためにお店のカードにメダルをためて、それを使うことで現金投資を抑えるというのがセオリーになります。
そもそも大前提で、出る確率の高い台を狙い撃ちできるならその台を打ち続ければいいです。
もっと言うと、1台目出た、換金→飽きたから違う台→負けた、次の台→微妙に勝った、換金→次の台
みたいなことしてるとどんどん換金ギャップにやられて行きます。

さて、

僕のやばかった時です。

使える金を全部持っていく。
換金ギャップのある店にいく。
5000円使う。
300枚出ました。出ない時もある。
換金せずにカードに貯める。
次の台に移動する。
貯めたメダルを使わず現金投資する。
出たメダルはカードに貯める。
現金がなくなるまで繰り返し。

バカでしょ？勝てても負けても関係ない、常に換金ギャップを自分から払い続けてるんです。
本当にドブに捨ててる。アホすぎる。しばき倒してやりたい。
ただ本当にこの頃、感情とか、そういう感覚が死んでいたとしかもう振り返れないんです。睡眠薬とかも飲んでいたので、朝の約束に行けない→その約束で使うはずのお金が余ってるな→安らぎ(パチスロ)に行くか...みたいな感じです。
弱さを言い訳にしてた。

当たり前ですけど、勝ち続けられるわけないんで、負ける+換金ギャップ分で負債が大きくなるのループです。んで現金がなくなったらキャッシング。おわってる。

ギャンブル依存症だと思います。勝ったら生活できる！とか良いもの食べられる、とかじゃなかった。
鬱って何かに依存しやすい状態でもあるのかなと思います。100%無駄な期間とまでは言いませんが、なぜ他にのめりこめるものがなかったのだろう、と思います。

時効なので話します(というかカードもう作れないので)が、キャッシング枠がいっぱいになったらショッピング枠を現金化するなどもしました。

最低なのがまだ休職前、ライブ前にベースが壊れたり、台風で財布がぶっ飛んで行ったりで普通に生活に困っていてお金を個人で借りていました。
その借金を返すことなく打っていました。買い物していました。
その方にも酷い言葉を何度も言ったと思います。

あかん自己嫌悪

と、ここまで書いて1ヶ月くらい放置していました。ごめんなさい。
今思い出しても目を背けたい後悔。
書き出してみても、これでなにができただろう、どこにいけただろう、なにを生み出せただろう、誰を救えただろうと考えて文字を打つのをやめて、を繰り返していました。

当時は目を背ける先がギャンブルでした。
何か前向きなことになれることがあっても、負債や、自分のダメさに目が行ってしまい結局パチ屋に消えていく。本当に消えたかった気がします。今は前進。けんじのすいしんりょくが 5 あがった！

この生活、当たり前のように詰んでしかもこの時期に休職から退職になります。
次回以降話しますがこの時には一人暮らしに切り替わっていたので、退職金や企業年金を当てて固定費は払っていました。

薬代がない。次の仕事を探して働くしかないと考えるようになりました。
とりあえず薬のストックはまだある、なんとか探そう。

・働くでもなんでも外にでる
・薬をやめる

自分、当時ゼロヒャクおじさんと呼ばれてました。判断が極端だからです。
この時もそうでした。
両方やろう、と。本当に不器用ですね。

ここで飛び込んだのがソーシャルゲーム業界。僕が腐っている間に経験を積んだ年下の方たちが第一線で活躍している業界。
こんなとこなんで飛び込んだんだろう、まあつらくなったら死のうみたいなのを考えてました。
表向きは薬もあってポーカーフェイスできていた気がします。誰も知らないところだったから。

ただ、意外とすっぽりハマり前職の経験が生きてなんとなくうまく仕事が回せました。
終電逃して泊まっても、家帰って仕事しても全く苦ではありませんでした。
一回ここでギャンブル、浪費がなくなります。

最初の給料で絶句するのですが、それは一人暮らしに踏み込んだ流れの中で話そうと思います。

ちなみにしばらくしてギャンブル、浪費が再発します。反動で再発し、いよいよシャレにならないくらい後に戻れなくなりました。
ここら辺でリボ払いに全部切り替え出したんだよな確か...

僕としては支払いをしなければならない、
働かないといけない、とうまく社会復帰ができたのは何故なんだろう？と今でも思います。
人に言われて作業が増えるのは嫌だけど自発的に助けてあげるのが好きだから頼りにされながらも自分で仕事を拾っていくスタンスなのがうまくハマったのかもしれません。でも、まあ働かなくていいならそれが一番最高です。
お金ください！

次回は鬱からの一人暮らし→退職→転職の流れを書いていけたらいいな。気づきがあればいいなと思います。

はじめに僕はPTSD持ちだとお話ししました。今のパチスロは音量調整が出来ます。
いつもは最小の音にしていたのですが、特に何も気にせず座った台が最大音量だったりすると、まあ当たり前なんですけどビックリして、僕の場合はうずくまったりしていました。
特にそれがまずいスイッチに入るとそのままの音量で台を打ち続けたりしてました。それでも打つんだもんな。まじでなんなんだろう。
安らぎを求めに来ているのに機械のこいつでさえも自分のことを否定するのか、まあダメだから仕方ないねって。

結果ですね、聴力が落ちてます。これが原因で徐々にやられ、難聴認定をされています。
難聴認定は去年されました。その話もまた別で話します。蓄積もありますがパチスロの音がきっかけです。
昔よくUstreamで配信していた時にリクエスト聞いて超速で耳コピしてました。見てくれていた人も記憶にあると思います。今無理。

ほぼ自責とは言え、足もやって、耳もやって。んで大きい音が突然出るとテンション下がって。
こんなんでよく音楽やれていると思う。でも好きです音楽が。どんな形であれ僕を育ててくれた。くさいことを言うと絶対周りに音楽があった。毎回、次のライブでもう耳ダメかな、おわりかなとか少し不安があったりします。でもやめられない。楽しいから。これしか出来ないから。そこに自己表現があるから。
妻や子供を含め、僕をミュージシャンとしてみてくれている方全員のおかげで続けられています。廃棄物になるまでやります。もちろんお仕事もします。協力してくれる方々のおかげで両立できています。本当にありがとうございます。
妻にも大変な思いさせてしまっていると思う。もう少しで立て直せる。頑張ります。

と、ちょっと脱線しましたが、ギャンブルもそこそこ僕の人生において大きいものを奪っていきました。

すみません、勢いで。
ありがとうございました。

あ、いらすとや！！