Windows 7を最新状態(2020年)にする
とっくの昔にサポートが切れたWindows 7。Windows XPに次ぐ人気OSということで個人のみならず法人PCにも多く導入されました。いきなりWindows 8以降に買い換えられるわけもなく、異例の延命サポートがされたOSでもあります。
通常サポート:2015年1月13日
延長サポート:2020年1月14日
Extended Security Update:2023年1月(Professional / Enterprise版のボリュームライセンスのみ)
メインストリームサポートは機能追加や製品そのものの仕様も含めたサポート、延長サポートはセキュリティ対策とバグフィックスに特化した期間です。どちらも無料でベネフィットを受けられます。ESUは有料で法人にのみ延長サポートを延期できる権利がありました。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/win7faq/1180730.html
よく言われるのはService Packを当てれば過去累積のKBも一緒に適用されるということ。Windows 7はSP1が後日配布されました。SP1は2011年2月23日リリースなので7登場から2年近くの更新を一気に適用することができます。ですがそれ以降も2020年1月までは更新プログラムが配布されたのです。
2016年5月にはSP1以降のKBをまとめたRollup KBが配布され、SP2に近い更新プログラム集を適用することができるようになりました。Service Packは動作検証も含めた同一ナンバリング内OSのメジャーアップグレード版に対し、Rollupは単なるKBの集合体という意味でより素早く簡単に更新をするためのプログラムといった位置づけだろうか。
・Microsoftのセキュリティ変更により署名がSHA-2形式に対応しないとプログラムが入らなくなりました。事前にKBを主導で入れて下準備をします。またSSUのKBも入れておく
KB4474419
KB4490628
KB4565354
↓
その後Rollupをインストール
・Microsoft Catalog (KB3125574)
https://catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=kb3125574
↓
Windows 7最後のロールアップKBを入れる(KB4539601)
実際にはまだ少数の単体KBが残っていますが、今更最新状態にしても脆弱性には懸念があるわけで、このくらいで「ほぼほぼ」最新の状態になったOSということにしています。
【番外】
Microsoft Security Essential
https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=5201
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