思い出させないで、笑っちゃうから
ある日の夕食がそろそろ終わろうという時間、私はちょっとした危機に瀕していた。
思い出し笑いに襲われたのだ。
少し前に読んで笑ったエッセイの内容を思い出してしまい、笑いがこみ上げてきて吹き出しそうになった。どうにかギリギリのところでこらえ、ニヤけた顔を家族に見られないようにしながら「ンンッ」と咳払いでごまかした。
ちょうど食事が終わって皿を下げにキッチンに向かうところだったから良かったものの、もし娘たちの目の前で急にニヤニヤしたりしたら「パパのキモいところ」リストにまた1つ