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町田組杯観戦記事

はじめに

町田西友TSUTAYAで町田組杯が開催されました。平日昼間開催にも関わらず、25名もの海賊が集結!名の知れた強豪も見受けられ、いったい誰が町田の海を制覇するのか。
筆者は緑青サンジが一定数いると見て、サンジキラーの紫カイドウを持ち込むことにしました。メタを派手に読み違え、撃沈しました。
では、筆者が見誤るほど混沌とした町田の海の実情をお伝えしましょう。表にまとめたのでご覧ください。

多種多様な海

町田の海では、ありとあらゆるリーダーが蔓延っていました。白ひげが2割と最大勢力を誇りますが、エースも同数。前環境の有力者錦えもん、新リーダーのナミやルッチなど、まさに群雄割拠の様相を催していたのです。

決勝進出リーダーに目を向けても、白ひげが2名いたものの、他のリーダーにもチャンスがありました。非常に健全な環境と言っていいでしょう。

さらに詳細な各マッチアップごとのデータは有料ゾーンでお伝えします。

準決勝 あつ(ゾロ)対snow(ナミ)

猛者たちが集った町田組杯で準決勝に駒を進めた2つの卓のうち、片方を取り上げよう。ちなみに、本記事で取り上げない方の準決勝では、LEX対ときえん。町田組のyoutube動画に出演している二人の身内対決が行われていた。
あつは今年に入ってブレイクしているプレイヤーの一人だ。各地の個人主催の大会で、上位卓が定位置になりつつある。今日も使い慣れたゾロを握りしめ、白ひげを斬り倒して無敗で準決勝卓に座っている。
snowは初戦負けの憂き目にあいながらも、ナミと共にそこから勝ち続けた。準々決勝では、強豪プレイヤーの白ひげの猛攻をしのいで勝利をもぎとった。
じゃんけんをすることなく、あつが後手を選ぶ。町田組杯の決勝ラウンドでは、「予選ラウンド上位の者が先手後手を自由に選ぶ」という特別ルールが採用されている。これは、「予選の全勝者とギリギリの通過者が、決勝ラウンドで全く同等に扱われるのはおかしいのではないか」との考えによるものである。
では、速攻デッキのゾロがなぜ後手を選んだのだろうか。実は、あつの初戦の相手がsnowだったからである。予選ラウンドでは、あつが後手で勝っていたのだ。
1ターン目からナミとサニーくんを展開しロケットスタートを切る。これに対してナミ側はブードルを出すのみ。リーダーナミは殴らず。ライフを削るゲームではないため、余計な手札を相手に与えたくないからだ。出てきたブードルは、リーダーゾロの攻撃を受け止め、早々に山札を1枚削る。
あつが2ターン目に追加したニコ・ロビンは、ゼフで手札に戻される。それでも、次のターンにはリーダーゾロと速攻ゾロの攻撃後に、再度ニコ・ロビンが繰り出される。ニコ・ロビンには、カヤやブードルなど使い回されると面倒なキャラ達をKOする仕事があるからだ。
順調に展開するあつに対し、snowはビッグアクションを仕掛ける。リーダーナミでキャラゾロを攻撃し、1000カウンターを使わせた後、ゼフを9000にして自身の山札を7枚削った。
このゼフにもう一回攻撃を通されてはいけまいと、あつはお玉でゼフを4000に下げる。サニーくんとナミが4000で挑むも、ウソップ輪ゴームで山札を削りながら守り続けられる。ロビンの6000アタックに対して、大槌を打ってさらに山札を削りに行く。そして、ゼフがKOされる。

リーダーしか強化されない

さらに速攻ゾロを追加してリーダーを狙うも、トリガーからオーバーヒートがめくれて、ニコ・ロビンが手札に戻る。猛攻によって、snowのライフは2まで削られていた。
カヤで山札を掘り進め、リーダーナミの攻撃でサニーくんをKOする。手札はわずか2枚。十分なドンを残してターンを返す。
速攻ゾロの7000攻撃が通り、ライフは残り1。ここでめくれたトリガーで2ドロー。もう一回速攻ゾロの7000攻撃はウソップ輪ゴームと1000カウンターで防ぐ。リーダーの7000攻撃には、デスウィンクで手札を補充しながら耐えしのぐ。しかし、次のマキノからナミの7000攻撃は防げず、ライフは0へ。あつは速攻ゾロを追加し、リーサルを狙って再び7000で攻撃。これはメロメロメロウで首の皮一枚つながる。
snowは6ターン目をライフ0、4枚の手札で迎えた。残る山札は10枚。果たして、削り切る算段はあるのだろうか。ひとまずカヤで2枚掘り進め、ナミやカヤの攻撃で相手のキャラナミやマキノをKO。3枚の手札と大量のドンで待ち構える。
あつは10ドンをリーダーに乗せ、とどめを刺しに行った。メロメロ、メロメロ、大槌。都合プラス12000で15000攻撃を耐えしのいだ。
しかし、残っていた速攻ゾロたちをsnowが止める術は残っていなかった。
あつ、決勝戦に駒を進める。

敗れはしたものの、斬新なナミで沸かせたsnowのデッキレシピはこちらのツイートから!(宣伝)

決勝戦 あつ(ゾロ)対ときえん(カタクリ)

町田組対決を制して、決勝戦の席に座ったのはときえんだ。保有するシリアルルフィは2枚。世界選手権に今週末出場するLEXのエースをねじ伏せた。
先述したじゃんけん免除特権であつが先手を選び、ナミ→ニコ・ロビンと幸先良いスタートを決める。ときえんの初動は2ターン目にシャーロット・スムージー。のんびりした初動には、ジェットピストルが返され、サニーくんまで追加される。
再びスムージーを呼び出し、8枚の手札と2ドンを構える。
ロビン、サニーくん、リーダー、速攻ゾロと4回もの攻撃がときえんを襲う。最初のロビンこそ通すものの、それ以降は2000カウンター、威国などでしのぎ、ライフの損失を1点にとどめた。
返しにはスムージーがサニーくんをKOする。そして、8コスカタクリで自身のスムージーをライフに戻した。

自分のキャラを戻してライフ回復!

相手が毎ターン1体ずつしかキャラが出せないのを尻目に、あつはこのターンも猛攻を仕掛ける。ロビン、ナミ、ナミ、速攻ゾロ、リーダーと4回。手札を吐き出し続けるがさすがに耐えきれず、ライフが1まで削られる。が、最後にめくれたトリガーが威国であったため、ライフは2で踏みとどまった。
ときえんはあつのキャラを処理し、10コスリンリンを叩きつける。これでライフはお互いに3。
押せ押せムードだったあつは、相手の手札が残り1枚なのを見逃さなかった。リーダーゾロを8000にして、キャラカタクリめがけて突っ込ませた。これは防がれたが、手札がなくなったことで、次の攻撃でキャラカタクリを仕留めた。さらに、生き残っていたニコロビンたちの攻撃でときえんのライフを1まで削った。
ときえんは一方的に攻められ続け、またしても盤面処理に追われることになった。手札はわずか2枚、ライフも1。
リソースもライフも枯れた相手に慎重に攻撃を繰り返し、最後はリーダーの攻撃で介錯することとなった。
優勝、あつ!

準優勝のときえん型カタクリのレシピはこちらから!

エキシビジョン

今回のエキシビジョンには、2つの内容があります。
1つ目は、町田組杯予選60試合すべてを集計してまとめた対戦結果。
「白ひげ対エースの結果は〇勝〇敗。圧倒的に○○が有利」
「勝率わずか2割。超負け組デッキは○○」
「もしや〇〇はチーム戦向きのデッキ?!」

なんとなく感覚でやりがちなプレイヤーがもう一歩上のステップに行くのに必要なのは、冷静なデータワンピ。25名ものプレイヤーの対戦結果を集めれば、より精度の高いデータが得られます。
特に、今週末公式3on3を控えている方々は必見のデータです。もしチーム内に勝率2割のリーダーがいたら、勝ち星をドブに捨てていることになるからです。置物を1人抱えて、残り2人が全勝縛り。これほどプレッシャーのかかることはありません。
筆者もかつてチーム戦で1勝4敗というとんでもない成績で決勝ラウンドに進出したことがあります。チームメイトの二人にはとてつもない重圧と負担をかけた日のことは絶対忘れられません。運よく勝ち進めれば「幸運の置物」と笑い話になります。しかし、勝てなかったら「重たい漬物石」扱いにされる日々が始まってしまいます。

2つ目は町田式偽装ナミのレシピです。今回は簡単な紹介とコンセプトをひとまずお伝えし、徐々に加筆していく方式にしようと考えています。

町田組動画で使っているレシピをアップデートしたものです。山札を削ると見せかけて、顔面をぶん殴って倒すモードも搭載されているため、「偽装ナミ」と命名されました。

青いデッキの立ち位置がいいという話や、キーカードとなるサンジのピラフや三千世界について勉強しておくと、より理解が深まります。

町田組杯詳細データ

では早速詳細を見ましょう!

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