台湾旅行激動の最終日

ぴろ

2024年5月5日 12:31

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3/31 午後3時

台湾を5日間味わい尽くした我々は、桃園空港に向かいます。

今回利用したのはMRT桃園空港線、日本で言う地下鉄のようなものです。
この路線は2017年に完成したばかりの新しい路線で、
普通列車と、主要駅しか停まらない快速列車が
15分ごとに1本ずつ運行されています。

都心、郊外、田舎と車窓は豊か。
いよいよ台湾の景色とお別れし、列車は地下に入ります。

お土産を購入し、スーツケースを預け、いざ搭乗。

今回乗るのは右下の琉球（沖縄）行。
帰りは直行便よりも沖縄乗継の方が安かったので、
沖縄で少し遊んで1泊し、翌日帰る予定でした。

「予定でした」

まだ到着予定の飛行機が見えない…

どうやら滑走路が1本封鎖されているとのことで
離陸も着陸も思うようにできていないようです。
関空ー台北便も南部の高雄に向かわされています。

ただ我々は待つことしかできないので、
手持ちのパソコンで大学のサークルの準備をして過ごしていました。

仮に22:15に飛べたとして、那覇空港に着くのは深夜の2時過ぎ。
ゆいレールはもう走っていないのでタクシーで行くのかなぁ
時々放送があるのですが、話の内容はいつも一緒。
いや、それとも、これはもう動かないのでは？

久しぶりに放送が流れたと思ったら聞こえたのは
"Attention, please. Flight MM928 to Naha Airport has been cancelled."

この放送が流れたのは23:05。元々の発車予定時刻は18:05なので
5時間待って欠航が決まったことになります。
これからどうしよう。

ひとまず友人と協力して、那覇へ向かう代替の飛行機を抑えました。
基本的に格安航空会社は、キャンセルされた便の払い戻しはありますが、
それ以外のあらゆる補償がありません。
これが全日空なら、代わりの飛行機の手配はもちろん、
宿代、タクシー代の手配がなされると思うのですが。

予約できた飛行機は翌日の那覇空港行、13:20発。
台北市内に戻ったところで何もできないので
空港で野宿することにしました。

5日前に来た到着ロビーに戻される。
もう一回税関を通って、入国されられます。
皆様顔が疲れ切っている…
ロビーは時々怒号も飛び交います。

空港のWi-Fiで動画を見まくって、横になる。
荷物を盗まれるのが心配なので、
超硬いガードを敷いて、盗まれてもすぐ気づけるようにしていました。
だんだんと空港から人が減っていき、気づけば眠りに…

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おはようございます。
よくこんなとこで寝たな笑

現在の時刻12:33
出発45分前にファイナルコールをする
マレーシアの化け物航空会社。

海外旅行経験が豊富な友人もよく知らないそうです。
乗客乗員に日本人は我々だけ。
とても不安ですが、どうか無事に飛んでくれますように…

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帰ってきた。

5日ぶりに聞いた「こんにちは」
帰ってきたんだなと思って、泣いちゃいそうになりました。

機内でも怖くて寝られず、この2日間で取れた睡眠は
台北空港の硬いベンチの上で寝た3時間くらい。
とてつもなく長い時間でした。
海外旅行は楽しいですが、私みたいな慣れていない人からすれば
かかるストレスは尋常でない…
この旅行は友人のおかげもあって
ほとんどトラブルがありませんでしたが
最後の最後でとてつもない試練が待ち受けていたようでした。