【情報コラム】もっと知りたい障がい者福祉 ~第8回 知っていますか?「補助犬犬」~
みなさまの中には、日頃障がい者福祉と関わる機会 はないけれど、状況や
課題を理解したい、どんな支援が自分にできるのか考えたいと思われる方がいらっしゃると思います。 こちらのコラムはそのような方に向けて、障がい者福祉を取り巻く状況を知っていただけるような情報をお届けします。
毎年4月最終水曜日は「国際盲導犬デー」です。
今回は盲導犬を含め障がいのある人をサポートする「補助犬」をご紹介するとともに、職場や社会での受け入れの現状についてお伝えします。
補助犬とは
盲導犬…目に障害がある人の活動・生活を支えます。障害物などを避けたり、車の接近を知らせて安全に外出できるよ うサポートします。
胴体に白または黄色のハーネスを付けています。
介助犬…体に障がいのある人の手足となって落とし物を拾ったり、ドアの
開閉、利用者の元へ物を運ぶなど、日常生活を支えます。
「介助犬」と書かれた服を身に着けています。
聴導犬…聴覚に障がいのある人に、日常生活に必要な音を知らせます。
電話や赤ちゃんの泣き声、ドアの呼び出し音などを覚え、利用者を音源まで誘導します。警報が鳴った場合にも知らせるなど、命を守る役割もあります。「聴導犬」 と書かれた服を身に着けています。
補助犬をめぐる課題
平成14年に「身体障害者補助犬法」が施行されました。
バス・電車などの公共交通機関や公共施設、商業施設や飲食店など多くの
人が利用する民間施設で補助犬同伴の受け入れが義務付けされています。
また平成20年の改訂で、国や地方 自治体、一定規模の民間企業でも補助犬受け入れが義務付けされました。 ただ社会の認知はまだまだ十分ではなく、
医療機関や飲食店での補助犬拒否や職場で理解してもらえない、といった声 も多いのが現状です。
社会全体で補助犬の理解が広がることが、利用する人が暮らしやすい社会につながります。
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