出版の夢を叶えるまでの道のり
2024年4月27日(土)、自身初の著書『人生デザインのロードマップ 〜一生ブレない自分軸の作り方〜』を出版いたしました!
みなさまの温かい応援のもと、ついに子どもの頃からの夢を叶えることができました。もう、感無量……
2日間で、なんと115名もの方から予約注文をいただきました。こんなに大勢の方々にご購入いただけるなんて、夢にも思わなかった。
結果、カテゴリー3部門すべてで「売れ筋ランキング1位」を獲得。Kindle総合ランキングでは、320位まで順位が上がりました。
さらには、念願だったベストセラー1位も獲得。みなさんのおかげです。
「とことん人に恵まれた人生だなぁ」と、感謝の気持ちを噛みしめています。
ちなみに、現在はKindle Unlimitedの「読み放題」が解放されており、会員の方は無料でお読みいただけます。
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昨年9月にKindle出版を決意し、その実現に向けて全力で駆け抜けてきた7か月間。ただただ青春でした。
本記事では、自身の記録も兼ねて、Xのポストと共に出版までの道のりをたどってみます。
具体的なプロセスについても可能な範囲で触れてみたので、Kindle出版を検討されている方にとって、なにか少しでも参考になるものがあれば幸いです。
2018年2月: 出版の構想を始める
自分なりに培ってきた人生デザインのメソッドを、「1冊の本にしたい」というアイデアが浮かんだのは、2018年のことでした。
出版は子供の頃からの夢。
しかし当時は、「何者でもない自分の生き方なんて、だれが興味を抱くだろう。おこがましいよね……」という思いが拭えなくて。
構想段階で止まったまま、数年の時が流れました。
2020年12月: 電子書籍の出版を目標に据える
出版の構想を始めてから5年。2020年冬ごろ、初めてKindle出版を意識するようになります。
商業出版はハードルが高いけど、電子書籍の出版なら私にもできるかもしれない。
「3年以内にチャレンジしてみたい」という思いが、このとき芽生えました。
2022年9月: 著書のベースとなる記事をnoteで公開
2022年夏、タイで仲良くなった友人Uさんとランチしていたとき、彼女がこんな言葉をくれました。
「みくさんがこれまで続けてきた習慣、すごいと思う。ぜひ記事にしてほしい」
その言葉に後押しされ、今回の著書のベースとなる記事をnoteに執筆。その反響は想像以上で、出版の決意に繋がるトリガーになりました。
彼女の一言がなければ、今回の出版はなかったかもしれない。感謝してもしきれません。
2023年9月: 妊娠発覚。「出産までの出版」を決意
不妊治療(顕微授精)の末、2023年9月下旬、妊娠に至りました。出産予定日は、「2024年5月末」とのこと。
「出産までに絶対やりたいことはなに?」と自問自答したとき、真っ先に思い浮かんだのが、Kindle出版でした。
ちょうどその頃、稀人ハンター・川内イオさん主催の「稀人ハンタースクール」のオンライン雑談会にて、仲間たちが私の生き方について尋ねてくれたんです。
独自のメソッドについて話すと、「すごい。みくさんの目標達成意欲に偏愛を感じる」と言ってもらい、ハッとしました。
大した趣味もない私だけど、そういえば過去13年、息を吸うように続けてきた行動や習慣があった。もしかしたらこれが、誰かのお役に立てるかもしれない。そう思えたんですよね。
「みくさんの生き方についての本、ぜひ読んでみたい!」という仲間たちの言葉に、強く勇気づけられました。
「Kindle出版をするなら、出産前の今だ」
そう確信し、動き出すことを決めました。
2023年10月: 本格的に出版準備を開始
「出版する」と決めてから、2018年に作成した企画書を見直したり、インスタグラムでアンケートを取ったりと、本格的に書籍の構想を練り始めました。
ところが、その2週間後につわりが襲来。
私の場合は吐くまではいかないものの、食べづわり、光づわり、音づわり、匂いづわり、喉づわりなど、複合的な症状に悩まされました。
ライター業も思うように進まず、朝から晩までカーテンを閉め切り、真っ暗な部屋のベッドで寝込む日々。「果たして来春に間に合うのか?」という焦りが生じていました。
「出版に集中しよう」と決め、新しい仕事の案件はお断りさせていただくことに。つわりと格闘しながら、カメさんペースで原稿執筆を進めました。
2024年2月: ことりさんに「出版サポート」を依頼
つわりが少し落ち着き、出版準備の遅れを取り戻すべく、執筆に力を注いだ2023年の暮れ。
出版に関して素人の限界を感じ、有料コンサルの依頼を真剣に検討し始めました。
「ココナラ」というプラットフォームで、Kindle出版サポートのリサーチを開始。数あるサービスのなかで「すてきだな」と感じたのが、Kindle作家のことりさんでした。
1月5日、早速ことりさんにメッセージをお送りすると、すぐにお返事をいただきました。出版サポートについて詳しく伺うなかで、その誠実で優しいお人柄に触れ、「この方に依頼したい!」と即決。
およそ2か月間の出版サポートを見据え、「原稿が仕上がったら、改めてご連絡させてください」とお伝えしました。
4月中の出版を目指していたので、遅くとも2月中には、ことりさんに出版サポートの発注がしたい。
体調のアップダウンに翻弄されながら、必死で執筆を進めました。
2月23日、原稿がなんとかおおまかに仕上がったタイミングで、ことりさんに正式に出版サポートを依頼。
2月下旬~4月下旬の約2か月間、彼女の丁寧できめ細やかなサポートのもと、本格的な書籍制作が始まりました。
早速ことりさんから、原稿に関する様々なフィードバックをいただきました。
それをもとに、内容構成やタイトルについて改めて熟考。
想定読者の解像度を上げるために、「どんな悩みや課題を解決するための本にしたいのか」という問いについて真剣に考えました。
2024年3月: 原稿修正・推敲、表紙の発注など
3月は、次のようなプロセスを進めました。
ひとりでも多くの方の目に触れてもらうために、タイトルやサブタイトルのSEOは侮れません。
サブタイトル「一生ブレない自分軸の作り方」については、「生涯」か「一生」か、「つくる」か「作る」かなど、どの言葉を使うのか悩みながら決めました。
電子書籍のファイルフォーマットのひとつ、EPUB(イーパブ)。
EPUB化には、EPUB変換ツール「ロマンサー」が使いやすいとご教示いただき、私もロマンサーを活用することにしました。
表紙デザインについては、当初から外注する予定でした。しかし、どのデザイナーさんに依頼させてもらえばよいのか、迷っていました。
ことりさんにご相談したところ、デザイナーさんを数名ご紹介いただけることに。そのなかで、みるくさんというデザイナーさんの表紙デザインに惹かれました。
3月22日、みるくさんに表紙デザインを依頼させてもらいました。
素人の拙い言葉でしか要望を伝えられなかったのに、ラフ案が想像の何倍も超える素晴らしさで、思わず息を呑みました。
表紙デザインがあまりにも素敵すぎて、当初は予定していなかった「A+コンテンツ」も、追加で依頼させてもらうことに。
3月30日、原稿の推敲・校正・校閲がいったん完了。35000字にて着地しました。その原稿を、ことりさんにも校正・校閲いただきました。
長年にわたって書籍制作に携わり、ご自身もKindle作家として豊富な経験に裏打ちされた、揺るぎない知見と実績をお持ちのことりさん。
私の意思を尊重しつつ、いつも適確で分かりやすいアドバイスをくださり、心穏やかに準備を進めることができました。
出版日についてもことりさんに相談し、GW初日の4月27日(土)に決めました。
2024年4月: A+コンテンツ制作、99円キャンペーン準備、価格設定、SNS告知など
4月に入ると、書籍制作もいよいよ大詰め。次のようなプロセスを、随時進めていきました。
Kindle出版でおなじみのキャンペーンについては、2日間限定で「99円にて予約注文の受け付け」を実施することに。
価格設定はかなり悩みました。
無名のライターの書籍だし、500円前後が妥当なのかもしれない。一方で、「これまでの経験やノウハウを安売りしたくない」という気持ちも強く、最終的に880円に決めました。
出版を1週間後に控えた4月22日。告知祭りを開始!
みるくさんに制作いただいた表紙や、A+コンテンツのお披露目。
noteでも、「出版日」と「注文受付」のお知らせに関する記事を公開しました。
出版直前は、アドレナリンが大放出。ずっとソワソワしていました(笑)。
2024年4月27日: 出版!
ついに迎えた4月27日。
26日から27日に日付が切り替わった瞬間、「配信の通知がきたよ!」と、友人から連絡をもらいました。
震えながら、私もコンテンツをダウンロード。
電子書籍リーダーとスマホの両方で内容を確認すると、大きな問題はなさそうで、心底ホッとしました。
その夜はソワソワして眠れず。
朝になり、次々と予約注文の数が増えていくのを見て、もう胸がいっぱいでした。
「あわよくば獲得できたらラッキー」と思っていたベストセラーの帯までついて、大興奮。アドレナリンが放出し続けていましたね(笑)。
突如、「記念写真を撮らなきゃ!」と思いつき、わざわざメイクをして自宅で自撮りしました(笑)。
夢を叶える瞬間って、何度経験しても心が震えます。
フワフワとした幸福感に包まれ、生涯忘れられない1日となりました。
出版までの道のりを改めて振り返ると、数々の素晴らしいご縁に支えられ、ここまでこれたんだと実感します。
この場をお借りしてお伝えしたい。
みなさん。本当に本当にありがとうございました!!!
おかげで、私にとってかげがえのない愛しい宝物を、世の中に届けることができました。本書を通じ、ひとりでも誰かのお役に立てることを願っています。
読者のみなさまへ
もしよければ、読了後にAmazonの★評価やレビューをいただけると、たいへん励みになります。
レビューに向き合うのは、正直怖い気持ちもあります。でも、今の自分の実力を精一杯出し切って書いたと自負しています。
どんなお言葉も真摯に受け止め、今後の糧にさせてもらいたいです。
また、書籍に関するご質問やご感想などございましたら、下記問い合わせフォームやメールアドレス、XのDMにお気軽にご連絡ください。
最後に「ありがとう」を伝えたい人
最後に、これから生まれてくる我が子に、感謝の気持ちを伝えたい。
あなたの存在なしに、今このタイミングで出版の決意はできなかった。
私に夢を叶えさせてくれてありがとう。
あなたが無事に生まれて、成長した暁には、ぜひこの本を読んでほしいな。
あと1か月後に会えるのが楽しみだよ。
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