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さて、私は誰でしょう(君に逢いたい)

「カヤネズミ」です。

昨年はカヤネズミにまつわる記事をたくさん書きました。
ひょっとしたら昨年から僕の記事を読んでくださっている方の中には覚えてくださっているかたもいらっしゃるかもしれません。

そして、
「今年はカヤネズミのこと全然とりあげないねえ、、」
「いなくなった?」
「興味の対象が他に移った?」
「熱がさめた?」
と、思っておられるかたもいらっしゃるかもしれません。

今年、5月頃だったでしょうか
カヤが刈り取られていました。
ここは耕作放棄地でありまして ここで作業をしておられた方はもう亡くなられております。
遠くにおられる遠い親戚のかたが 周りの田に迷惑がかかってはいかん、
と善意で年に2、3回程不定期に草刈りにこられるのです。
誰にとってもありがたい行為です。

ただ、
「あー、、  カヤネズミどうなるんだろう、、、」

これから巣作りの季節
地上から浮いた状態の カヤに紛らせる、手毬のような あの巣が作れないのであれば
どうなるんだろう、、、、
悪い想像ばかりが浮かび 
僕だけが もやもやとしたものを引きずったのでした。

梅雨を迎え、夏に向けて またカヤが茂りだし
あきらめきれない僕は ことあるごとにそのカヤ原をのぞき見ていました。

「あ〜、おらんのお、、  やっぱ今頃伸びてきてもだめか」
そうは思いつつも 毎日毎日 気にしていました。
気になってしかたありませんでした。

そんなそんなある日、ついにあの可愛らしい ポチャッとしたわらび餅のような輝きを、カヤ原の中に発見しました。
遠く離れていて なおかつカヤに隠れて一部しか見えないけれど
「まちがいない」
それが タイトル写真に使っているものです。
ぼけぼけピンぼけですが、肉眼でははっきりと捉えました。

「いる、生きてる!」 

よかった、、、、、
ほっとしました。
興奮もしました。
うれしかったです。

その後も気にしては 毎日眺めておりました。
ときには

こんなこともあったりして、
いや
でもそのおかげなのか ついに
ついにまた、

ジャーン♫

このときは ゆーらゆらと🎶
やさしい風、
カヤといっしょに たゆたっていました。


あれ、きづかれちゃいましたかね、
ごめんなさい。
元気そうでよかったです。
また会いましょう


会ってくださいね。

また会えるなんて保証はどこにもないけれど
なんていうんでしょう、、
むかしのドラマとかであるような 窓から見える枯れ葉が いちまい、
また一枚と、木の枝から離れていくのを自分と重ね合わせて見るような感覚というのでしょうか
とにかく生きていてほしいですね、
ずっと。

とても長い記事になりましたが ここまでお読みくださりありがとうございます。


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